花粉のつらい時期に大活躍してくれる空気清浄機。おうちで過ごすことの多い方にとっては欠かせないアイテムですよね。
そんな空気清浄機も使っているうちにフィルターが詰まってきたり、水垢で汚れ来たりします。
今回はそんな空気清浄機のフィルターの洗い方やお手入れ方法について詳しくご紹介します。
もくじ
空気清浄機はどんな汚れがたまる?
空気清浄機は、空気中のホコリやウイルス、花粉、カビの胞子などを吸い込みお部屋の空気をキレイにしてくれるすぐれもの。ですが、吸った汚れは消えてなくなるわけではなく内部にたまり続けています。
くわえて加湿機能付きの空気清浄機であれば、水を入れるタンクやフィルターに水垢と呼ばれる石のような固い汚れがつくことも。
自動掃除の機能があるわけではないので、きれいな空気を維持するにはフィルターなどの掃除が欠かせません。
フィルターが目詰まりすると、機能低下や悪臭を引き起こしたり、吸引力が弱まって余計に電気代がかかったり、デメリットしかないんですよ。
空気清浄機の掃除|必要な道具は?
- 必須
- 掃除機
- 清潔なクロス
- 歯ブラシ
- あると便利
- 『パストリーゼ』などのアルコール除菌スプレー
- クエン酸
掃除機と清潔なクロスがあれば、基本の掃除道具は十分できます。ただ、はじめて掃除するときや汚れがたまりすぎている場合には、歯ブラシを用意しておくといいですよ。
また『パストリーゼ』などのアルコール除菌スプレーがあると、よりさっぱりと汚れを落とせます。アルコールはすぐに蒸発してなにも残しませんが、空気清浄機は精密機械なので使い方には注意してくださいね。
加湿機能付きの空気清浄機の場合は「クエン酸」を準備しておくと便利。石のように固まる水垢の汚れを取り除く働きがあります。
空気清浄機の掃除|正しい手順は?
空気清浄機は、汚れが気になったときにちょこっと掃除するのが基本です。そして、それ以外の部分は月1回くらいのペースで手入れをするのが推奨されています。
メーカーによって多少の違いはあるので、取扱説明書を事前に確認しておくと安心です。
① 裏側の吸気口パネルのホコリを取る
裏側の吸気口パネルにはホコリがたまっているので、最初に掃除機で吸い取ります。
フィルターの目に入り込み、掃除機だけでは取り切れない汚れは歯ブラシでかき出しましょう。大まかに目立つ汚れが取れればOKです。
② 空気清浄機の外側を水拭きする
次は空気清浄機全体を固く絞ったクロスを使って水拭きします。『パストリーゼ』などのアルコール除菌スプレーを使って湿らせたクロスを使うのもいいですよ。
①でホコリを取った背面の吸気口パネルは外して、裏・表を水拭きしておきます。
③ 脱臭・集じんフィルターを外して洗う
吸気口パネルは取り外し、なかのジャバラ状の脱臭・集じんフィルターを外して掃除していきます。基本的には掃除機で軽くホコリを吸い取るくらいで大丈夫。
中には脱臭・集じんフィルターは水洗いしないなど、メーカーによって注意事項が多いので必ず取扱説明書で確認しましょう。
洗えるものであれば軽く水洗いして汚れを流し、風通しのいい場所で半日以上しっかり乾かします。
④ 乾燥させて元に戻す
干していたフィルターが完全に乾いたら、元に戻せば完了。
フィルターの目詰まりを取ってあげれば、空気清浄機の性能も新品のころのようにアップしますよ。
空気清浄機の掃除|落ちにくい水垢にはクエン酸
加湿機能付き空気清浄機であれば、加湿フィルターやトレイ、タンクは常に水にさらされているので、白く固い水垢ができやすくなります。
基本は水洗いですすぎ、タンクやトレイの汚れは歯ブラシでこすり落とすだけ。それでも落ちないようなら「クエン酸」を使って掃除しましょう。水垢はアルカリ性の性質をもつ汚れで、酸性で溶かし落とすことができます。
フィルターやタンクが浸かる大きさの容器に、水1Lあたり大さじ3分の1杯のクエン酸を入れて、加湿フィルターやトレイを2時間ほど浸け、最後に流水ですすぐと白い汚れが落ちます。
空気清浄機の掃除|臭い対策にはウーロン茶
空気清浄機を稼働させたときに臭いが気になるなら、脱臭フィルターからの危険信号。
脱臭フィルターには水洗いできるものとできないものがありますが、水洗いできるタイプならウーロン茶を使って消臭できます。
ウーロン茶に含まれるカテキンには消臭効果があるので、10分ほどつけ置きして乾かしてから元に戻せば臭いが消えるかもしれません。
ただ、いくら掃除しても臭いが取れない、そもそも水洗いできないというときは新しいものに買い換えることをおすすめします。
空気清浄機は月に1度水洗いで掃除しよう
空気清浄機は中まで見る機会がないので、つい掃除をサボってしまいますね。しかし、1ヶ月以上放置していると、内部のフィルターが汚れて本来の機能を発揮できなくなる可能性があります。
汚れが溜まってしまうと、いくら掃除しても完全に取り除くことはできなくなってしまうので、定期的な掃除を忘れないでください。毎日掃除する必要はないので、最低でも週に1回は吸気口のホコリを取り、月に1回は中まで掃除できるといいですね。
スイッチオンでいつでもキレイな空気がつくれるように、空気清浄機もきちんと手入れしてあげてください。