フローリングに布団を敷く｜直置きはNG？湿気対策や注意点は？

最近のおうちの床はフローリング材が使われていることが多いですよね。掃除がしやすくて便利な反面、布団で寝ている人には悩ましい問題も…。

畳と違って湿気がたまりやすく、フローリングに直接布団を敷くと湿気がたまってカビの原因になってしまいます。

そこで今回は、フローリングに布団を敷くときの注意点などをまとめてご紹介します。

フローリングに布団は敷いてもいい？

和室の畳に敷くよりは少々かたく感じるかもしれませんが、フローリングに直接布団を敷くこと自体にははまったく問題ありません。

ただ、フローリングに布団を敷くと、その下に湿気がたまりやすくなるのが難点。人は寝ている間にたくさんの汗をかくため、布団が湿気を吸い込んでどんどんたまってしまうのです。

とくに子供や旦那さんと一緒に寝ている場合は、より多くの汗を吸い込んで布団が重く、冷たくなります。そのままにしていると寝心地が悪いだけでなく、カビやハウスダストが発生する原因にもなるのでこまめなケアが必要なんですよ。

フローリングに布団を敷く｜直置きはNG？

フローリングに布団を敷いて眠るときは、「湿気を逃げやすくする」を念頭に次の2つのポイントを押さえれば大丈夫。

「ケア」というとむずかしく感じるかもしれませんが、朝起きたときのひと手間でカビなどのトラブル対策になりますよ。

晴れた日は干す

一番効果が高いのが、晴れて日差しのある日に布団を干しておくこと。温かい日であれば1〜2時間で大まかな湿気はとれます。裏面までしっかり干したら、すっかり湿気が飛んで軽く感じますよ。

万年床にしない

フローリングは湿気が苦手で、長時間湿った状態が続くと傷みやカビの原因になります。敷きっぱなしにせず、朝起きたらたたんで部屋の隅に置くだけで予防になりますよ。

フローリングに布団を敷く｜ホコリ対策を万全にしよう

布団の湿気対策ができたらカビなどのトラブルが起こることはほとんどありません。ただ、さらに心地よい眠りのためにはホコリ対策までしておくと完璧です。

フローリング近くはホコリが降り積もってきます。壁や棚、床に積もったホコリを順にとりのぞき、こまめに換気してホコリっぽい空気を逃しましょう。

ホコリまでしっかりとれていれば家族みんなの眠りがもっと快適になりますよ。

フローリングに布団を敷く｜湿気対策におすすめグッズ4選

布団の手入れをこまめにするのは大変そう、というときは湿気対策のアイテムを活用するのも便利です。

どれも敷布団の下に敷くタイプでクッション性もあるので、身体が痛くなってしまう人にもおすすめです。

『調湿シート からっと寝』（西川リビング）

『調湿シート からっと寝』は敷布団の下に敷くと湿気を吸い取ってくれるのが特徴。敷布団が含む湿気もぐんぐん引き寄せて吸い取ってくれるのでいつもカラッとした状態を保ってくれます。

マットだけ天日干しにして湿気を飛ばせば再利用できます。湿気がたまりきったらタグがピンクに変わるのでわかりやすいのもうれしいところ。

『すのこ ダブルインパクト』（テイジン）

すのこ型で風通しのいい除湿マットです。伸縮自在でどんな布団にも合わせられ、軽量で干すのも簡単なのが特徴。湿気がたまってきたら天日干しにして湿気を取れば何度も使えますよ。

『調湿敷マット 』（眠り製作所）

吸湿性にすぐれ、ダニやカビの繁殖を防ぎ、消臭効果もついている高機能なマットです。やさしいカラーなので寝室のインテリアにもあいますよ。

『コルクマット』（タンスのゲン）

フローリングと布団の間にジョイント式のマットを敷いて湿気対策にする方法もあります。コルクのマットなら湿気を吸い取る力もあり、クッション性も抜群。分解できるので干すのも簡単と、いいことづくめです。

フローリングにカビが生えたときの対処法は？

湿気の多くなる季節では、どうしてもカビ対策が不十分に。布団やフローリングにカビが発生してしまうこともあります。

特にフローリングにできたカビは厄介です。そのままにしていると傷みが進んでしまうので布団をよけて消毒し、乾燥させましょう。

カビ自体はアルコール消毒でキレイに退治できますが、シミができてしまうと取り除くのはかなりむずかしくなります。気になる場合はコインランドリーなどで洗い、染み抜きはクリーニングに出すのが安心です。

フローリングに布団を直敷きするなら湿気対策を忘れずに

「カビが生えることがある」と聞くとびっくりしてしまいますが、湿気がきちんと逃げるように意識できればほとんど気にすることはありません。

フローリングに置きっぱなしにせず「晴れた日は布団を干す」だけでも、湿気対策にはかなり効果的。

日に当てて乾かした布団ならフカフカで夜眠るのも楽しみになりますよ。