電子レンジにモヤモヤとした汚れや斑点状の汚れがついていて「これってカビかも?」と困っていませんか?食品を扱う家電だからこそ、しっかりと取り除いて二度と生えないように除菌したいですよね。
そこで今回は、電子レンジにカビがついた場合の対処法についてご説明します。
もくじ
電子レンジのカビはどうしてできるの?
電子レンジに突然カビができているとビックリしますよね。この原因は、「食材から出た水蒸気」にあります。
面倒だからとラップをせずにチンしたり、温めたときについた水蒸気をそのままにしたりすると、庫内が湿ってしまいます。それに食材の吹きこぼれなどの汚れがあわさって、カビのかっこうの住処となるわけです。
電子レンジは汚れを取り除くだけではなく、湿気もこもらないように気をつける必要があります。
電子レンジのカビ退治はアルコール消毒!
- 必須
- 『パストリーゼ』などのアルコール除菌スプレー
- キッチンペーパー
- 布巾
- あると便利
- 重曹
- 耐熱容器
カビがついたからといって、『カビキラー』などの強力なカビ取り剤を使うのはNG。食べ物を扱う家電なだけに、使う道具選びは慎重に。
カビなどの雑菌由来の汚れには、「アルコール除菌」が有効です。カビの胞子はアルコールにとても弱く、スプレーを吹きつけただけで死滅します。
アルコール自体はすぐに蒸発するのでレンジ内で使っても何も残りません。食材を扱う庫内でも安心して掃除できますよ。
電子レンジのカビをアルコール消毒する方法は?
掃除の方法はとても簡単。「キッチンペーパーにアルコールを含ませ、気になる部分を拭き掃除する」だけでOKです。
ターンテーブルを取り出す
ターンテーブルなど外せるものは先に取り外し、シンクで丸洗いする。
カビをアルコールで拭く
キッチンペーパーにアルコールを吹きかけてカビを拭き取る。先にカビ部分だけをキレイに。
庫内全体を除菌する
新しいキッチンペーパーにアルコールを吹きかけて庫内をまんべんなく拭く。カビ菌が残らないように隅っこや扉裏も忘れずに。
キッチンペーパーで拭き取る
残った水分を拭き取るイメージで全体をサッと拭き掃除し、完了。
カビを拭き取ったキッチンペーパーはその都度捨てましょう。除菌されているとはいえ、カビ菌が残っている可能性もあり、広げてしまう恐れがあるからです。
電子レンジのカビを予防するには?
電子レンジのなかを掃除していると、思っているよりも汚れがいっぱい落ちていることに気づきますね。カビを予防するには、これらのエサとなる汚れを定期的に取り除くのが効果的です。
道具を用意し、次の手順でマメに掃除しましょう。茶色っぽく残った油汚れまで落とせますよ。
用意するもの- 重曹
- 耐熱容器
重曹水をつくる
耐熱容器に水200mlと重曹大さじ1杯を混ぜて重曹水をつくる。
5分温めて放置
フタはせず、5分ほど温める。蒸気が広がって汚れをふやかしてくれる。
拭き掃除
触れるくらいに冷めたら、キッチンペーパーで拭き取って完了。しっかり乾燥させること。
頑固な汚れができているなら、重曹水をつぎ足してもう1度温めましょう。
これでレンジ内がピカピカになりますよ。
電子レンジの電波でカビを除菌できない理由は?
電子レンジの電波で除菌ってできないものなのかなあ?と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
電子レンジに使われているマイクロ波は殺菌作用などをもっていません。なので、湿気がたまるとレンジのなかでもカビ汚れができてしまいます。
ただ、電波で温め続けることで温度が高まり、熱湯消毒したのと同じような効果は得られます。レンジを除菌に使いたいときは、沸騰するくらいの温度で長時間おいておくとカビの予防につながりますよ。
電子レンジのカビにおすすめの除菌スプレーは?
ここでは除菌スプレーにどんな商品があるのかご紹介します。ほかにもたくさん販売されているので、近くのドラッグストアなどで探してみてくださいね。
『パストリーゼ77』(ドーバー酒造)
『パストリーゼ』はおうちのカビ退治に大活躍するアルコール除菌スプレー。食品へ直接かけてもいいほど安全なのがウリです。なので、電子レンジ内にも問題なく使えます。
『カビキラー 除菌剤 スプレータイプ』(ジョンソン)
カビ取り剤で有名な『カビキラー』のシリーズにも除菌用スプレーがあります。食品にも使われているような原料なので、キッチンまわりのカビ退治に便利ですよ。
電子レンジのカビはこまめにアルコール消毒しよう
電子レンジがカビで汚れていると、料理を温めるのをためらってしまいますね。軽いカビ汚れであれば「アルコール除菌スプレー」が1本あれば簡単に退治できます。
大切なのは、ふだんの生活から「庫内に湿気を溜めない」こと。汁物を温めたあと、庫内がムワッとしているようなら、しばらく扉を開けて換気しましょう。
掃除も予防もどちらとも難しいことは何もないので、ぜひ日々の生活で意識してみてください。キレイなレンジなら調理も安心ですよ。