年末が近づくといよいよ大掃除のシーズン。気持ちよく新年を迎えるために換気扇をキレイにしておきたいですね。1年を通してたまった油汚れはつけおきして、一気にキレイにしちゃいましょう。
今回は大掃除で換気扇をキレイにする方法をご紹介します。手順を把握しておけば、ほかの掃除とのスケジュールも組みやすいですよ。
換気扇の大掃除｜効率的にキレイにするポイントは？
年末年始は掃除する場所がたくさんあり、換気扇の掃除をどう効率的に掃除するか悩みますね。
ここでは換気扇の掃除で手間取られないように、キレイに仕上げながら時間をムダにしないためのポイントをご紹介します。
「熱」と「時間」を使う
換気扇にはガンコな油汚れがたくさんついているので、「つけおき」で掃除するのがおすすめです。
油は高い温度につけると溶ける性質があります。また洗剤が浸透するまでには時間がかかります。お湯に少し長い時間つけおきすることでキレイに汚れを落とせます。
つけおきの時間を有効活用する
キッチンの掃除のなかでも、換気扇は焦げや油汚れがたまっていて、ほかの場所より掃除が手間です。
「大掃除は汚れがひどい場所から」始めることが鉄則。
キッチンの大掃除のなかでも真っ先に換気扇の掃除を始め、つけおきの時間で壁やレンジフード、冷蔵庫の整理などを進めると効率的にキレイにできます。
換気扇の大掃除に使うグッズは？
- 必須
- 『キッチンマジックリン』などのアルカリ性洗剤
- スポンジ
- ダンボール
- ゴミ袋
- お湯
- 雑巾
- ゴム手袋
時間を短く終わらせたいなら、洗剤は「重曹」よりも「セスキ炭酸ソーダ」や専用のものなど洗浄力の強いものを使うといいですよ。
お湯は40〜50℃のお風呂くらいの温度がおすすめです。
大掃除のとき換気扇はどうやって外す？
換気扇には大きく2つの種類があり、「プロペラ式」と「シロッコファン式」といいます。プロペラ式はよく目にする扇風機のような見た目の換気扇、シロッコファンはレンジフードなどの奥に入っている筒状の換気扇です。
基本的な外し方はどちらも同じなので、次の流れで進めましょう。
電源を抜く
突然動き出さないように、プラグを抜くか電源を切る。
カバーやフィルターを取る
換気扇をおおうカバーやフィルターを取り外す。
ファンを外す
ファンが固定されているので、ネジを取ったりして外す。
外す前に写真を撮ったり、外した順番に並べておくと元に戻すときにわかりやすいですよ。
換気扇の大掃除！つけおきの手順は？
部品を外したら、いよいよつけおき。ファンやフィルターは大きく厚みもあるので、洗面器などには入り切りません。ダンボールにゴミ袋をかぶせ、そこにお湯と洗剤を入れてつけおきします。
ダンボールにゴミ袋をかぶせる
ダンボールにゴミ袋をかぶせる。袋が破けないように2枚重ねにする。
お湯と洗剤を入れる
お湯と洗剤を入れてよく混ぜる。分量は洗剤に記載の量。
換気扇の部品を入れる
取り外した換気扇の部品を入れてつけおきする。
汚れをこする
時間がたったらスポンジや雑巾などで汚れをこすり落とす。
洗剤の種類にもよりますが、1〜2時間を目安につけおきするとキレイに落とせます。
換気扇の大掃除ついでに周りもキレイにしよう
つけおきを待つあいだにレンジフードやコンロ周りの掃除を進めると効率的です。
換気扇の周りの壁やコンロは油汚れがたくさんついています。
キッチンペーパーに洗剤を染み込ませ、油が気になるところに貼り付けます。
5〜10分置いて、布巾で拭けばキレイに取り除けますよ。
換気扇の大掃除で注意することは？
大掃除ともなるとさまざまな洗剤を使うことになると思います。まず気をつけることは塩素系漂白剤を近くに置かないことです。塩素系漂白剤は混ぜる組み合わせによって有害なガスが出ることも。
キッチンの汚れはほとんどがアルカリ性の洗剤で落とせるので「漂白剤は使わない」とあらかじめ決めて作業を開始すると、洗剤が混ざる心配がありませんよ。
また、そのアルカリ性と換気扇の相性にも注意。アルカリ性はアルミ素材を変色させる可能性があります。あらかじめ換気扇の素材が何か取扱説明書で確認しておくと安心です。
換気扇の大掃除に使える便利なアイテムはある？
換気扇の掃除にはさまざまな洗剤や汚れ落としのグッズが販売されています。時短ですませられるように探してみてくださいね。
『換気扇掃除につけおきくん アルミ専用』（アズマ工業）
アルミ製の換気扇にも使えるつけおき洗剤です。特にシロッコファンはアルカリ洗剤の使用を禁止しているものもあるので、これを使えば安心ですね。
『ワイドマジックリン 台所用洗剤 粉末』（花王）
つけおき用の粉末のマジックリンです。グリルの焦げ落としなどにも使えるので、大掃除のときは1つあると便利。
『親方棒』（技・職人魂）
ファンの隙間に入るように先端が尖った形をした棒です。こびりついた油やホコリを削ぎ落とせます。
換気扇の大掃除では時間を有効活用しよう
年末の大掃除では1年で溜まった汚れをキレイにするためにも丁寧に換気扇を洗ってあげたいですね。
ただ、大掃除ともなると掃除する場所が多いだけに、できるだけ「時間」を有効活用したいところ。つけおきしている時間にコンロ、レンジフード、電子レンジや冷蔵庫の整理などを進めれば、時間をムダにしないでキッチンをキレイにできますよ。
