食器を洗ったりお部屋を掃除したり、普段何気なく使うことが多い「中性洗剤」。しかし、中性洗剤にどんな特徴があるのか、よくわかってないという人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、中性洗剤が油汚れを落とす仕組みや殺菌効果があるのかなど、その特徴を説明します。

中性洗剤ってどんなもの?

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中性洗剤とは「中性の性質を持った洗剤」のことで、「使い勝手がよく、肌や素材にやさしい」のが特徴です。

なぜ使い勝手がよく、肌や素材にやさしいのかというと、その「中性」という性質に秘密があります。

液性

そもそも洗剤は「酸性」「アルカリ性」「中性」という大きく3つの性質に分類でき、酸性とアルカリ性を両極にして、その中間に「中性」があります。

アルカリ性の洗剤は油汚れや焦げといった酸性の汚れを中和して落とし、酸性の洗剤は水垢や尿石といったアルカリ性の汚れを中和して落とします。ただ、アルカリ性も酸性も性質が強くなるほど汚れを落としやすくなりますが、反対に皮膚や素材など触れたものまで傷めるようになります。

そこで登場するのが中性洗剤。

中性洗剤には汚れを中和する性質がないので洗浄力はそれほど強くありませんが、肌や素材に悪影響を与えることがありません。そのおかげで安全に使えることができるんです。

中性洗剤で油汚れが落ちるのはなぜ?殺菌効果は?

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中性洗剤で落とせる汚れは、油汚れがメインです。食器につく油汚れのほか、家具や家電につく手垢やフローリングの皮脂汚れも油汚れの一種なので、中性洗剤で落とせます。

では、酸性洗剤やアルカリ性洗剤のような性質がないのに、どうして中性洗剤で油汚れなどを落とせるのでしょうか。

これは中性洗剤に含まれている「界面活性剤」という成分のおかげ。界面活性剤は、本来は混じり合うことのない水と油を混ぜ合わせる働きがあり、これのおかげで油を浮かせてきれいに落とすことができるんです。

ただ、汚れを分離する力があるだけで殺菌効果はありません。汚れが落ちたとしても菌が残っているケースはあるので注意してくださいね。

中性洗剤は安心して使える洗剤!

家のどこ はてな ?

中性洗剤は、肌や素材にやさしいこと以外にも、安心して使えるというメリットがあります。

たとえば酸性洗剤は『カビキラー』などの塩素系漂白剤と混ざると、有毒なガスを発生させる危険があります。お風呂やトイレの掃除では塩素系漂白剤を使うこともあり、酸性洗剤を常用するのは不安ですよね。

そんななかで、『バスマジックリン』や『トイレマジックリン』などの洗剤は中性洗剤で、有毒ガスを発生させてしまうなどの危険がなく、安心して使えます

ちなみに、場所専用の中性洗剤にはいろいろな種類がありますが、なかの成分はそれほど大きな違いがありません。それぞれ2度拭きがいらなかったり、抗菌作用があったりと、その場所の汚れに合わせた成分がプラスされているくらい。

『キュキュット』などの台所用中性洗剤を使って、お風呂やトイレ、リビングの掃除をすることもできるんですよ。

おすすめの中性洗剤は?

ここではおすすめの中性洗剤をご紹介します。

リビング用やお風呂用など、用途に応じてさまざまな洗剤が販売され、身の回りで一番使われている洗剤です。

パッケージの裏側に「液性」と書かれて中性かどうかがわかるので選ぶときの参考にしてくださいね

『チャーミーマジカ』(ライオン)

食器洗い用の中性洗剤。油分を多く含んだ食事のあとでも、すぐに分解してスルッと落としてくれます。除菌効果もあるのでキッチン周りで活躍します。

『ウタマロクリーナー』(東邦)

『ウタマロクリーナー』は手肌にやさしい中性であることにこだわって作られた住宅用洗剤。素材に優しいのでおうちのどこにでも使えるのが特徴です。

スプレーを吹き付けて乾拭きするだけで汚れがスッキリ。2度拭きが不要なので掃除が手早く終わりますよ。

『エマール』(花王)

おしゃれ着洗い用の中性洗剤で有名なのが、『エマール』です。お気に入りの服でもこれさえあれば、傷みを防ぎながら優しく洗えます。クリーニングに出すことなくおうちでキレイにできますよ。

中性洗剤を特徴を知って活用しよう

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中性洗剤はとても使い勝手がいい洗剤なので、掃除のときには「まずは中性洗剤を使う」と考えておくと楽ちんです。

中性洗剤でどうしても落としきれない汚れができてたら、酸性やアルカリ性などの洗浄力の強い洗剤を使いましょう。

汚れにあわせて洗剤を選べるようになると、グッと効率的に掃除ができますよ。