お風呂の浴槽は掃除できていても、なかなかドアまで掃除しないものですよね。でも、汚れていないように見えて、実は石鹸カスやホコリが付着して不衛生になっているんですよ。
今回は見落としがちなお風呂のドアを掃除する方法をご紹介します。
もくじ
お風呂のドアはどんな汚れが溜まってる?
お風呂のドアは、身体を洗っているうちに飛び散った洗剤や皮脂汚れ、水垢が原因で、知らず知らずのうちに汚れています。
入浴時の湿気で元気になった雑菌が、これらの汚れをエサに繁殖し、放っておくとカビができ上がってしまうんです。
「ドアのパッキンが少し黒ずんでる…」と思ったらそれは黒カビ。
定期的に掃除するとキレイをキープできるので、このタイミングで掃除の仕方も見直してみましょう。
お風呂のドアの掃除に使う道具は?
- 必須
- 『バスマジックリン』などの中性洗剤
- ブラシ(スポンジでも可)
- 歯ブラシ
- あると便利
- クレンザー
まずは基本の掃除方法から紹介します。用意するものはふだん使っている洗剤でOK。細かい部分は歯ブラシがあると便利です。
お風呂のドアの掃除|浴室側の掃除方法は?
お風呂のドアは次の手順で掃除します。
① シャワーでざっと濡らす
まずはドア全体をシャワーで軽く濡らす。こうすることで洗剤が全体にいきわたり、効率的に掃除できる。
② 洗剤をつける
洗剤を数回吹きつける。
③ ブラシでこする
ドアのすりガラスは表面がデコボコしているので、ブラシを使うと汚れを効率的にかき出せる。
ドアの取って部分や蝶番など、こまかい部分は歯ブラシなどでこする。下部のスリット部分ははねた洗剤による石鹸カスがあるので、クレンザーを使ってもOK。
仕上げにシャワーですすいで完了。
週1〜月1回くらいのペースで掃除するのが理想です。「念入り掃除の日」をもうけて、壁や床といっしょにキレイにしてあげましょう。
お風呂のドアの掃除|洗面所側の掃除方法は?
つい浴室側の面にばかり目がいってしまいますが、しばらく掃除をしていないと外側(洗面所側)の面も汚れています。
次の2ヶ所をチェックして、汚れていれば掃除しましょう。
ドアの開閉部
長時間換気をしていると、蝶番の部分などドアのあいだにホコリがたまってきます。
濡れタオルで十分なので、サッと上から下になで拭いてみましょう。うっすら黒ずむくらいホコリがつきますよ。
お風呂の外側の通気口部
ドアの下部についている通気口にはホコリやカビ菌が潜んでいます。手が入らないので、シャワーの水圧で押し流すといいですよ。
洗面所側から浴室側に向け、できるだけシャワーを近づけてザッと一気に流しましょう。
水洗いできない場合は、『かんたんマイペット』などのリビング用洗剤で拭き掃除。
ガンコな汚れには、洗剤を吹きかけた後にキッチンペーパーでパックしてから拭くとキレイになります。
お風呂のドアの掃除|黒カビの取り除き方は?
サっと掃除しても落ちないガンコな汚れもあると思います。
とくに黒カビには要注意。根を張って奥の奥まで入り込むので、漂白剤による除菌漂白に切り替えましょう。
黒ずみ部分に漂白剤をかける
すりガラスの部分やゴムパッキンなど、汚れがひどい部分に漂白剤を吹きかける。
キッチンペーパーをかぶせて放置する
キッチンペーパーをかぶせて20分ほど放置。すりガラス部分ならブラシでゴシゴシこすり、パッキン部分ならそのままシャワーですすいで完了。
高い場所にスプレーするときは降りかかってくる危険性があります。必要があればマスクや保護メガネもあると安心です。
お風呂のドアの掃除|くもりガラスの「くすみ」の取り方は?
- 必須
- クエン酸
- 洗面器
- キッチンペーパー
ドアのくもりガラスの部分が白っぽくくすんでいるのは「水垢」が原因。
水垢にはクエン酸が効きます。100均などでも簡単に手に入るので用意しましょう。
おおまかに汚れを落とす
まずは水垢以外の汚れをいつも通りスポンジなどでこすり落とす。
クエン酸水をつくる
洗面器などにクエン酸小さじ1と水200mlの比率を目安に入れ、よく混ぜる。
キッチンペーパーにふくませ汚れに貼る
キッチンペーパーにクエン酸水を含ませ、水垢が気になる部分に貼り付ける。
放置する
1〜2時間ほど放置して、水垢にクエン酸をなじませる。
こする
貼り付けたキッチンペーパーを剥がし、スポンジなどで汚れをこすり落とす。
洗い流す
シャワーで洗い流して完了。水垢がキレイに落ちたか確認。
シャワーなどの水に含まれるミネラル分が固まってこびりついた汚れなので、不衛生なものではありませんが、見栄えが悪いのでできるだけ掃除でキレイにしましょう。
クエン酸は『カビキラー』などの塩素系漂白剤と混ざると、有害なガスを発生させます。なので、カビと水垢の掃除は必ず別々におこうなうよう注意しましょう。
お風呂のドアの汚れ予防!水気をとってカビの繁殖を防ぐ
お風呂のドアにできる汚れは、皮脂やシャンプーなどの洗剤の残りカスが原因。こまめに汚れを取り除くことが汚れやカビの予防につながります。
ドアの汚れを簡単に落とすには、お風呂上がりに身体を拭いたタオルで軽く水気を拭き取るだけでも効果があります。
また、水気を拭き取る前に熱いお湯を5秒ほどかけておけば、カビ菌が死滅して黒カビの発生を避けられますよ。
手軽にできることからはじめて、キレイを保てるといいですね。
お風呂のドアは毎日のひと手間で掃除いらず!
お風呂は毎日掃除していても、ドアの汚れまでこまめに掃除するのはなかなかむずかしいし面倒ですよね。
手間をかけて掃除したくない場所は、入浴後のひと手間で汚れを残さないのが一番の予防につながります。
毎日入るお風呂がキレイにキープできていると、もっと気持ちよく入浴できますよ。