散らかったままのリビングやキッチンに悩んでいませんか?「収納すると使いにくいから…」と、よく手にするものはつい出しっぱなしになってしまいますね。そんなときに使えるのが「見せる収納」というテクニックです。

今回は、見せる収納と隠す収納(見せない収納)の違いにふれながら、基本のやり方・考え方をご紹介します。

見せる収納とは?隠す収納(見せない収納)との違いは?

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「見せる収納」とは、その名の通り、モノを見えるように置く収納法です。見せる収納にすると取り出しやすくなり、使い勝手もいいのでおすすめです。

ただ、引き出しや戸棚に入れる「隠す収納」と比べると、

● ホコリをかぶりやすい
● 統一感がないとごちゃついた印象を与える
● 詰め込みすぎると圧迫感が出る

といったデメリットもある点には注意が必要です。

基本的には「見栄え」をよくするための収納方法なので、利便性がよくない面もあります。隠す収納を中心に、部分的に見せる収納も取り入れるくらいに考えておくとメリハリがついていいですよ。

見せる収納を成功させるコツは?

見せる収納はむずかしそうに思えるかもしれませんが、「壁際の空間を機能的に」を念頭に次のようなルールを意識するとスッキリうまく見えます。

● モノを見せすぎない
● モノを並べすぎない
● 色を統一する(限定する)

この3つを意識すれば見せる収納がうまく見えますよ。特に、目の届きやすい棚の中と上段はモノを少なくすると、スッキリした印象になります。

基本の隠す収納のなかで、ちょっとモノが見えることがアクセントになるわけです。出しすぎ、見えすぎには注意しましょう。

見せる収納のやり方|100均グッズは使える?

基本は棚などにモノを置いていくだけでOKですが、100均などで買えるアイテムを使ってさらに工夫をするのがおすすめ。具体的なアイデアをいくつかご紹介します。

カゴやボックスに入れる収納で生活感を隠す

棚 箱 ラック

中身を見せたくないものは、100均のカゴやボックスを使ってごちゃっとした生活感を抑えられます。小物の小分け収納にもとっても便利。オープンな棚でもカゴなどで隠せば、見せる収納が一層際立ちます。

同じデザインのもので統一しておくとスッキリ見えますよ。

フックを使った吊り下げ収納で見せる

S字フックのイメージ

取り出すことの多い道具は、フックを使った吊り下げ収納が便利です。掃除道具や料理に使う道具などは、壁際にフックを取り付けてぶら下げておきましょう。掃除道具が目につく場所にあれば、手に取りやすくいつでも掃除できますね。

吊り下げるものもデザイン性の高い道具だと、見栄えがいいですよ。収納したいものがいっぱいある場合は、100均に売られているワイヤーネットを使えば、たくさん引っかけられて便利です。

見せる収納のやり方|場所別の方法を解説!

見せる収納が相性のいい場所は「キッチン」「リビング」「クローゼット」の3か所。どれも過ごす時間の長い場所で収納するものも多いところです。よく取り出すものを中心に、見せる収納でしまっていきましょう。

キッチンでの見せる収納のやり方は?

キッチン

キッチンでは、調理に使う道具がいっぱいあります。ご飯を作っているあいだもすぐに手に取りやすくするには、見せる収納がぴったりなんです。

やり方は簡単で、壁際の手に取りやすい場所にS字フックを使って調理道具を吊るしていくだけです。ワイヤーネットなどを使って収納量を増やす工夫もしてみてくださいね。

リビングでの見せる収納のやり方は?

リビング・ダイニング 食卓 本棚

本やCDなどのコレクションをならべたり、生活感の出やすいリモコンや書類などは箱入れにしたりすると素敵な収納に早変わりします。

クローゼットの洋服を見せる収納にするやり方は?

クローゼット収納

洋服のいっぱいあるおうちでは、お店のように平たく置き、見せて収納する方法もあります。ショップのようにおしゃれに見せられますよ。リビングのなかなど使いやすい場所に収納場所を移してもよさそうですね。

平置きの見せる収納は下の方に置いた服が取り出しにくいというデメリットがあるので、100円ショップなどで販売されている書類用のトレイなどに置いて重ねると使い勝手がよくなります。

見せる収納でしまう作業も楽しくなる

居心地のいい部屋

見せる収納はインテリアの上級者向けなように思えてむずかしそうに思うかもしれません。しかし、リビングやキッチンで見せる収納を実践してみると、おしゃれにできる上に使いやすさまでアップするんです。

見せる収納はしまうのもとってもラクちん。お気に入りのレイアウトにしていると、片付けも楽しくなりますよ。