クローゼットが狭くてすぐにモノであふれてしまう…。そんな悩みを抱えている人は多いと思います。しかし、収納方法を見直してみると、意外と無駄が多かったりするもの。
そこで今回はクローゼットの収納術をご紹介します。100均グッズを使ったアイデアや整理する方法についても参考にしてください。
クローゼットの収納術の考え方は?
何気なくクローゼットを使っていると、どこにしまったかわからなくなったり、つめこみすぎて取り出すのが大変になったりといったことになりかねません。
そこでまずは、クローゼット内にはどんな収納スペースがあるのかを知ることが、収納術の基本です。
クローゼットのなかは、
① ハンガーラック② ハンガーラック下の引き出し収納
③ ハンガーラック上の天袋収納
の3つの収納スペースにわけられます。
このスペースをムダなく使うことで、クローゼットを最大限活用できますよ。
クローゼットの収納法は?
クローゼット内に収納するモノは、次のように分類すると使い勝手がよくなります。
① ハンガーラックにはよく使う服を吊るす
もっとも手が届きやすく、取り出しやすいのがハンガーラックです。頻繁に使う服などはできるだけハンガーで吊るすと便利です。
② 引き出しにはよく使う順に上の段から使う
ハンガーでかけた衣類の下にはスペースができるので、高さにあわせた引き出し収納を置きます。ハンガーには吊るせない下着類や小物類などをよく使う順番で上から入れていきます。
③ 天袋には出番の少ない小物やグッズを
天袋は手が届きにくいので、冠婚葬祭用の小物類やグッズ、シーズンオフの服などを入れます。
上記のようにおおまかに分類できたら、あとは具体的に入れていくだけです。
次では、それぞれのスペースごとに、使い勝手をよくする方法や100均グッズを使ったアイデアなどをご紹介します。
クローゼットの収納でハンガーを使うアイデアは?
ハンガーラックにただかけているだけだとお目当ての服がなかなか見つからないなんてことになりかねません。
また、ちょっとした工夫で洋服以外もかけられるようになるので、ぜひ試してみてくださいね。
衣類は「長さ順」「色順」で吊るす
衣類は大きく丈の長さでわけて吊るします。スッキリまとまっていて探しやすくなり、ハンガーラックしたにもスペースができやすくなります。
同じ丈の長さでそろえたら色別でそろえておくとさらに探しやすくなる上、見た目にもキレイになります。
かけにくい衣類やグッズも吊るす
肩ひもの服は普通のハンガーだとずり落ちますが、滑り止めの付いたハンガーを使うと簡単にかけられます。また、針金ハンガーを曲げて使う方法もありますね。
ベルトやストールなども100均グッズなどを活用すれば簡単にかけられるようになるのでおすすめです。
S字フックでカバンも吊るせる
かさばって収納に困るカバン類の収納も吊るすのがおすすめです。100均などでも手に入るS字フックを使うだけなので手軽ですよ。
クローゼットの収納で引き出しを使うアイデアは?
基本的によく使うものはハンガーで吊るすようにして、それ以外は引き出しに入れましょう。
やわらかく伸びやすい素材のTシャツやニット、パンツ、下着類などは引き出し収納向きですよ。一段ずつ重ねて使えるクリアボックスなら高さを調整できるのでおすすめです。
引き出し内は立てる収納で
引き出し内は衣類を立てて収納します。仕切りをつくって並べると取り出しやすくなりますよ。
たたみ方は衣類によって違うので、たたみ方の記事も参考にしてください。
細かい仕切りを用意する
ごちゃごちゃしやすい下着類や靴下などを収納するときは、仕切りがたくさんついた入れ物を用意すると便利です。
100均でもたくさんの仕切りアイテムやボックスが販売されています。家にあるダンボールや牛乳パックでDIYすることもできますよ。
薄いものはクリアファイルで管理する
ハンカチやスカーフのような薄いものは立てて収納するのが難しいですね。これらはたたんでクリアファイルに入れてみてください。
見やすいだけではなく、取り出すのも簡単です。
引き出しの上には「仮の置き場」を
引き出しの上に大きめのカゴを置き、一時的な服の置き場所にすると便利です。パジャマやニット類など、洗うまでに何度か袖を通すものはこういう置き場があると使い勝手が良くなります。
クローゼットの収納で天袋を使うアイデアは?
使い勝手のよくない天袋の収納スペースですが、使い方次第ではクローゼット内の収納量を増やすことができますよ。
長期間着ない服や旅行かばんを置く
天袋にはかさばりやすいシーズンオフの衣類を入れるといいですよ。冬物のアウターや旅行カバンなどはありませんか?
また、普段はあまり使っていないモノはひとまず天袋に収納しておいて、使わなくても問題ないようなら処分するというような一時的な置き場所にしてもいいですね。
帽子を掛ける場所にする
天袋のスペースの前につっぱり棒をつけて、そこに帽子を吊るすと空きスペースを有効活用できます。つっぱり棒にフックをつけたり、フック付きのクリップをつけたりすれば、簡単に帽子をぶら下げられます。
覚えておきたい
クローゼットの収納では防湿・防虫対策を忘れずに
クローゼット収納で注意が必要なのが、カビや虫による被害。湿気を含んだままになっていたり、汚れが残ったまま収納するととカビや虫食いの温床になります。
長期間しまうときにはキレイに洗濯し、1日ほどよく乾かしてから収納することを忘れずに。
また、カビ予防、虫食い予防ができるクローゼット用の薬品も市販されているので、あわせて使いましょう。
クローゼットの収納ではいらないものは処分することも大切
クローゼットの収納を見直すなら、いらないものをため込んでいないかもチェックしてください。
クローゼットの奥には殆ど使っていないような服や小物が隠れていることもあります。1年間で1回も着なかった服や、サイズの合わなくなったものなどは真っ先に処分しましょう。
収納を見直すついでに処分すると、収納スペースが広がってよりスッキリします。クローゼットが整理整頓されると、自然と心も軽くなりますよ。