毎日使っている歯ブラシですが、気づいたら黒い汚れがついていたことはありませんか?それはもしかするとカビかもしれません。
歯ブラシは正しく洗っていないと雑菌が繁殖して、カビが発生することもあるんです。
歯を清潔に保つためにも歯ブラシの正しい洗い方を覚えてカビを防ぎましょう。
歯ブラシにカビが生えることはあるの?
カビは湿気が多くて汚れている場所を好み、条件がそろえばどこにでも発生します。歯ブラシも例外ではありません。
口の中には雑菌が多く、一度歯磨きをしただけでも歯ブラシにはたくさんの雑菌が付着します。しかも、水滴がついたままで自然乾燥させることになるので湿気が多く、カビにとっては格好のすみかとなります。
歯を磨いたあとにちゃんと水で洗い流しているから大丈夫と思うかも知れませんが、歯ブラシは毛の根元までしっかり洗わないと汚れを落としきることはできません。毎日使い続けているうちに汚れは着実にたまっています。
特に同じ歯ブラシを長期間交換せずに使い続けていると、カビが着実に繁殖して目に見える黒カビにまで成長することもあるんですよ。
歯ブラシにカビが生えたらどうすればいい?
歯ブラシにカビのようなものが生えたときは、無理にとって使い続けるのではなく、新しいものに交換しましょう。
そもそも歯ブラシは消耗品です。1〜2ヶ月ごとに交換するのが前提なので、それ以上使い続けていると衛生上よくありません。
カビが生えてしまった歯ブラシはかなり汚れが溜まっているので、それを使い続けると口の中の不快感を引き起こしたり、口臭や歯周病の原因になったりしますよ。
歯ブラシの洗い方|正しく手入れしてカビを防ぐ
歯ブラシを清潔に保ち、カビを防ぐためには、普段からの手入れが大切です。歯ブラシの正しい洗い方を知って、今日から実践しましょう。
大まかな汚れを流水ですすぐ
歯ブラシの毛についた歯垢(プラーク)や食べかすといった大きな汚れを洗い流す。強めの流水ですすぐと効果的。
毛先を指で弾いて洗う
毛先を指の腹で弾いて毛の中の汚れを落とす。
毛の根元を揉んで洗う
根元部分は汚れがたまっているので、指でつまんでもみ洗いする。根本に汚れが残っていたら爪楊枝や歯間ブラシなどでかき出す。
歯を磨き終わったら、歯ブラシもきちんと洗うようにしましょう。弱い流水ですすぐだけだと根本の汚れは残ってしまいます。
しっかりと洗い、汚れが残っていないかチェックする習慣もつけましょう。
歯ブラシのカビを防ぐなら保管にも気をつけよう
歯ブラシを洗ったら、保管する方法にも注意してください。水滴がついたまま放置するとカビや雑菌が繁殖しやすくなります。
ブラシ部分を乾かす
乾燥した状態では雑菌やカビ菌は繁殖しにくくなります。歯ブラシを洗ったら水気を切りましょう。できれば洗ったとに、キッチンペーパーなどで水気を拭き取っておくとばっちりです。
拭き取る時間がなくても、ブラシ部分を上にして風通しのよい場所で保管してください。
キャップはしない
毛先を汚さないようにとキャップをする人もいると思いますが、キャップをしたまま保管しておくと湿気が多くなって雑菌やカビが繁殖しやすくなります。持ち運びする歯ブラシはキャップをしても構いませんが、家に帰ったらキャップを外して風通しのよい場所で乾燥させてください。
歯ブラシ同士をくっつけない
歯ブラシを保管するときに、歯ブラシ同士がくっつかないように気をつけてください。せっかく洗っても歯ブラシ同士がくっつくと雑菌が移ってしまいます。ブラシ部分が重ならないように離してください。
保管場所も清潔に保つ
歯ブラシを歯磨きコップに立て掛けている人もいると思いますが、歯磨きコップが汚れていると歯ブラシに汚れが移ってしまうこともあります。歯磨きコップも定期的に洗ってキレイにしておきましょう。
歯ブラシのカビを防いで清潔な歯磨きを
歯ブラシは汚れていないように見えますが、実は使うたびに汚れがたまっています。洗い方やケアの仕方を間違えると、いつの間にかにカビが生えてしまったなんてことにもありえます。
普段から正しく洗って、カビが生えにくい環境を整え、歯ブラシを清潔に保ちましょう。
もし汚れがひどくなったり、カビが発生したりしたときはすぐに歯ブラシを交換することです。歯ブラシのケアが大変に感じる人は、こまめに取り替えて清潔に保つのも一つの方法です。歯ブラシは消耗品なので長く使い続けようとせず、交換しながら清潔に保つようにしましょう。