しっかり物を固定したいときに活躍してくれるのが、ガムテープですよね。ただ、間違えた場所に貼ってしまい、のりが残って困った経験がある方も多いのではないでしょうか。

そんなときのために、今回はガムテープのあとを残さずキレイにする剥がし方について詳しくご説明します。

ガムテープはキレイに剥がせる?跡や粘着は残らない?

ガムテープ ダンボール

ガムテープは梱包によく使われるため、運んでいる途中に剥がれないように粘着力が強くつくられているのが特徴です。

キレイに剥がすには「何か洗剤を使えばいいのかな…?」と思うかもしれませんが、ガムテープでついたのりのベタベタは汚れと違って洗剤では溶かせません

洗剤を使わなくても、ある道具を使えばガムテープの粘着力が弱まって、跡を残さず剥がせます。どんな素材にくっついていても、だいたい同じ方法なので、覚えておきましょう。

ただし、どれだけ慎重にはがしても跡や粘着が残ってしまうことがあるので、その取り方もあわせてご紹介します。

ガムテープの剥がし方は?ベタベタの粘着の取り方は?

ドライヤー

用意するもの
必須
ドライヤー
消しゴム

ガムテープののりは、温めると粘着力が弱くなる性質があり、一度温めるだけで跡を残さずキレイに剥がせます。

温めすぎにだけ注意すれば、ガラスや木材などどんな素材にも応用できますよ。

ドライヤーを使って温める

少し離したところからドライヤーの温風を30秒ほど当てる。

端からゆっくり剥がす

弱まったとはいえ完全に粘着力がなくなるわけではないので、慎重に剥がすのがポイント。

仕上げる

残ったベタベタの粘着を消しゴムでこすり落として完了。消しゴムで落ちなければ、ハンドクリームをコットンや指につけて擦って落とす。

特に古いガムテープはベタベタが残りやすいので、しっかり温めてからゆっくり剥がしましょう。多少ベタベタが残っても、消しゴムでこすれば簡単に絡め取れます。

消しゴムで取れないときは、ハンドクリームが効果的です。この方法なら素材を傷めずに、ガムテープだけをうまく剥がせますよ。

ガムテープの剥がし方は他にもある?

ガムテープはがし ラップ 除光液

用意するもの
必須
除光液
ラップ
カッター

ガムテープを剥がし取るには「ドライヤーで温める」以外にも方法があります。

水に強い場所でしかできませんが、時間があるときやどうしても落とせなかったときの仕上げにやってみてくださいね。

切り込みを入れる

剥がしたいガムテープに上から軽く切り込みを入れる。

除光液をかける

まんべんなく除光液をふりかけ、ラップして密着させる。

放置する

1〜2時間ほど放置して浸透するのを待つ。

剥がす

端からゆっくり剥がすとキレイに取れる。仕上げにティッシュなどで除光液を拭き取れば完了。

ガムテープの粘着は除光液に浸すと弱くなります。消毒用のアルコールやお酢でも代用できるので、試してみてください。

ガムテープを剥がすグッズは?ベタベタ粘着も取れる?

ガムテープが広い範囲にあったり、頻繁に剥がす機会があるなら、市販の「シール剥がし」を用意しておけば便利で手間いらず。

粘着力をあっという間に打ち消してくれるので、のりが残るのに悩まされることもありませんよ。

『クリーナー30』(3M)

接着剤メーカーとして有名な3Mから販売されている、スプレータイプのシール剥がしです。もちろんガムテープのベタベタした粘着や跡にも効果的で、跡形もなくキレイに剥がせます。

シール剥がしや油性ペンのインク落としにも効果的なので、何かと重宝しそうですね。

『ガムテープ・フック跡はがしスーパージェル』(高森コーキ)

スプレー剤の独特な臭いが苦手、という場合にはジェルタイプのシール剥がしがおすすめ。

ジェルタイプなので、壁などの垂直面にもしっかりくっついて流れ落ちません。ガムテープはもちろん、粘着シールで取りつけたフックの跡を消すのにも使えます。

剥がしやすいガムテープを普段から使うのもおすすめ

テープ

ガムテープを剥がすのはかなり慎重に進める必要があって神経を使いますね。

剥がす手間を省くためにも、「必要なとき以外は剥がしやすいテープを使う」などルールを決めておくといいですよ。

粘着力の弱い大きめのセロハンテープや紙製のテープを使えば、あとから剥がすのも楽ちん。素材を傷めずにキレイに取り除けます。

「ガムテープを使うのは梱包のときだけ」と決めるなどして、できるだけ手間を減らしましょう。

ガムテープの剥がし方を覚えて、跡や粘着を残さない!

ダイニングテーブル チェア

ガムテープは便利なテープなので、ついどこにでも使いがち。あとから剥がしたくなって大変な思いをするなんてことはよくあります。ね。

ガムテープに限らず、のりのベタベタは温めると粘着が弱まる性質があります。これだけでも覚えておければ、剥がすときの手間が少なくなります。

しっかり剥がし方を覚えて、のり残りのないキレイなおうちをキープしましょう。