雨の日にフローリングがベタベタして気持ち悪いな…と感じたことはありませんか?

梅雨の時期は特にべたつきがひどくなるのでキレイにしたくなりますよね。

今回は、フローリングがベタベタになる原因と、それをキレイに落とす方法をまとめてご紹介します。

フローリングがベタつくのは湿気や油が原因?

フローリングとカーテン

フローリングのベタベタは、足裏の皮脂などの「油分」が原因です。

ふだんの掃除で、ホコリや髪の毛などの目立った汚れをキレイにしていても、家族みんなの足裏の汚れや食べこぼしの油分までは吸いきれません。

フローリングは油で汚れていて、特に梅雨など湿気が多くなる時期には汗と混じってベタベタがひどくなるので注意が必要です。

とはいえ、キレイにべたつきを落とせば元のサラサラなフローリングに戻せます。続いてベタつきの落とし方を説明しますね。

フローリングのベタベタの落とし方|基本

フローリング床を拭き掃除

必須
『キュキュット』などの食器用中性洗剤
雑巾 2枚

フローリングのベタベタ汚れは、頑固にこびりつくほどの汚れではありません。皮脂は油汚れに強い食器用洗剤を使って拭き掃除すれば、あっという間にサラサラに戻ります。

汚れを拭き取る雑巾は清潔なものを用意しておきましょう。新品のものなら汚れ移りや繊維のほつれがなく、キレイに仕上がりますよ。

掃除機で大まかなゴミをとる

雑巾がけがスムーズに進むように、先にゴミを吸い取っておく。

よく絞った雑巾に洗剤を含ませる

2〜3滴ほど垂らしてよくもみ込めば準備OK。

フローリングを拭く

部屋の奥から手前側に向かって板の目に沿いながら拭くと、膝が濡れずにすむ。

水拭きする

拭き終えたら雑巾をよくすすぎ、同じところを水拭きして洗剤を落とす。

乾拭きする

水分を残さないようにもう1枚の乾いた雑巾で乾拭きすれば完了。

アルコール除菌スプレーなどを使えば菌の消毒ができて便利そうですが、フローリングのワックスを溶かす可能性があります。中性の洗剤を、床に直接ではなく雑巾にかけて使うのがポイントですよ。

フローリングのベタベタの落とし方|重曹

重曹

フローリングは肌がふれる場所なので、自然由来の身体にやさしい素材を使いたい方には重曹がおすすめです。

スプレーボトルに水100mlと重曹小さじ1杯を入れてよく混ぜたものを用意し、洗剤代わりに使って拭き掃除しましょう。重曹は油を分解する力を持っているので、ベタベタ汚れを落としてくれますよ。

ただし、重曹が床を傷つけることもあるので注意が必要です。重曹は水に溶けにくく、水に溶け切らない粒が残ると、それが研磨効果を発揮して床を傷つけてしまうことがあります。フローリングに重曹水を使うときは、できるだけ薄めにして、力を入れすぎずに拭き掃除することが大切ですよ。

フローリングのベタベタの落とし方|モップ

ペーパーモップ

広い範囲のフローリングのベタベタにはペーパーモップが向いています。膝をついての拭き掃除はちょっと大変…なんて方におすすめです。

立ったまま床の拭き掃除ができる『クイックルワイパー』などのペーパーモップならサッと手を前後させるだけで、身体への負担が少なく広範囲の掃除ができます。

ジメッとする時期は菌の繁殖も盛んなので、こまめな掃除が必要。こうした便利グッズを準備しておけば掃除に取り掛かるのもスムーズです。

フローリングのベタベタの落とし方|ワックス

フローリングのワックスがけ

洗剤を使って丁寧に拭き掃除をしても汚れが落ちないときは、皮脂ではなく剥がれたワックスがベタベタの原因かもしれません。

長年使っているフローリングではワックスがだんだんとはげてきます。劣化したワックスはベタつきやすくなるうえ、表面のコーティングがないので床の木材に汚れが染み付いたりする可能性もあります。

そんな剥がれたワックスがベタつきの原因のフローリングは、もう一度ワックスがけをしましょう

最近ではペーパーモップを使ってワックスをかけられるシートも販売されており、乾く時間もかなり早まっています。大掛かりな作業にならないので、休日のあいた時間にササッとできますよ。

フローリングのベタつきを解消してサラサラな床に戻そう

おうちのなかで過ごしていれば、どうしてもフローリングにベタベタ汚れはできてしまいます。

ベタベタ予防にスリッパを履くようにしてもいいですが、子供たちにはちょっと窮屈。そんなときは、少し手間ですが拭き掃除でキレイにしましょう。キレイな雑巾で水拭きするだけでも効果大ですよ。