暑い夏でもスイッチを入れればあっという間に涼しい風を送りだしてくれるエアコン。夏の猛暑日には特にかかせない存在ですよね。もちろん、夏だけではなく冬になれば暖房器具として活躍してくれます。
とはいっても、使いすぎて月末の電気代にびっくりした人も多いのではないでしょうか。
今回は「エアコンは使い続けたいけど、電気代は節約したい！」という方に向けて、エアコンの節約方法をご紹介します。
もくじ
毎月のエアコンの電気代ってどれくらい？
季節によっては毎日使用することもあるエアコン。一体、電気代にするとどれくらいかかっているのでしょうか？
経産省によると、2人以上の世帯における月間の電気代平均額は約1万円、2009年時点でのエアコンが占める電気使用量は全体の約7.4％なので、年間で約9,000円ほどの計算になります。ただし、設定温度が極端に低かったり、高かったり、使用時間が長かったりするとそれだけで数百円から数千円の違いを生むこともあるので注意しましょう。
エアコンの電気代はいくら節約できる？
エアコンの電気代を節約するポイントは主に3つ。1つは設定温度を調整すること、2つ目は使用時間を減らすこと、3つ目がフィルターを掃除することです。
極端に部屋を冷やしたり、常に使用していたり、掃除をしていない人であれば、年間で数千円ほど電気代が節約できる可能性もありますよ。
特に長時間使用は電気代が上がる大きな要因の1つになるので、常にエアコンを使用している方は、工夫して仕様時間を減らすことで節約効果が得やすくなります。
次に、エアコンの電気代を節約する方法を7つご紹介します。
エアコンの節約方法①｜扇風機を使って部屋の空気を循環させる
冷たい空気は部屋の下の方に溜まりやすくなっています。扇風機を使ってできるだけ室内の空気を循環させ、部屋の温度ムラをなくしましょう。エアコンが余計な冷気を出す必要がなくなり、電気代が節約できますよ。
エアコンの節約方法②｜夏は28度、冬は20度程度に温度を設定
外気温と室温の気温差によって節約できる金額は変わってきますが、設定温度が1度違うだけで年間1,000円以上の節約になることもあります。また、暑いからと言って部屋を冷やしすぎると体調を崩してしまうことも。エアコンの温度は適度に調節しましょう。
エアコンの節約方法③｜室外機の吹出口や背面にモノを置かない
エアコンの電気代の節約で意外と盲点なのが、室外機の稼働を下げない工夫です。
エアコンは、室外機の中で冷やしたり熱したりした空気を排出しています。室外機の空気の出入り口にモノがあると、冷暖房の効率が下がってしまい、電気代がかさむ原因に。ベランダにモノを置いている人は、室外機の邪魔にならない場所に移動しましょう。
エアコンの節約方法④｜できるだけ室外機を直射日光のあたる場所に置かない
上記でも紹介したように、室外機が正常に動かないと冷暖房も正常に機能しません。室外機にはあらかじめ耐熱耐冷設計がされているとはいえ、耐えられる限度はそれほど高くありません。
できるだけ直射日光が当たらないように設置することで室外機の負担を減らすことができ、エアコンの稼働効率も上がります。室外機カバーなどを活用してみるのも良いでしょう。
エアコンの節約方法⑤｜室外機の吹出口にホコリやゴミをためない
室外機を長い期間屋外で使っていると、吹出口にホコリなどのゴミが溜まってきます。吹出口が詰まっていると、室外機は空気を正常に吐き出せなくなってしまいます。
定期的に室外機を掃除することでエアコンが効率よく稼働できるので、電気代の節約になりますよ。
エアコンの節約方法⑥｜カーテンやすだれをつけて日差しを減らす
夏場は、カーテンやすだれを利用して部屋に強い日差しが入るのを防ぐことも大切です。逆に冬場は昼間にカーテンを開け、日光で部屋を暖めましょう。室温の変化を最小限にすれば、エアコンの使用機会を減らすことができますよ。
エアコンの節約方法⑦｜フィルターを月に1〜2回掃除する
空気にはわずかながらホコリなどの異物が混じっています。エアコンを使い続けているうちにフィルターにそのホコリがたまってきて、放置していると室温調整の効率が下がり余計に電気代がかかることに。
できれば月に1回はエアコンのフィルターを掃除してあげましょう。定期的なフィルター掃除が電気代の節約に繋がりますよ。
エアコンの電気代を節約して無駄な出費を減らそう
経産省によると、エアコンはお家の電気機器で4番目に電気代がかかる家電です。
夏や冬はエアコンを使用する機会が増えるため、それだけ電気代を節約するチャンスがたくさんあります。
ぜひ、ご自分にあったエアコンの節約方法を試してみてくださいね。
