スーツや革靴をキレイに整えていても、革ベルトがボロボロになっていては様になりませんよね。
革ベルトはきちんと手入れすれば、光沢が出てスーツに映えます。ベルトに気を配れているかどうかで見栄えが違ってきますよ。
今回は革ベルトのお手入れ方法について詳しく説明します。
革ベルトは手入れが必要なの?しないとどうなる?
革ベルトは腰に巻いているだけだし、手入れする必要がないのでは?と考える人もいるかも知れません。
しかし、革ベルトは思っている以上に汚れやすく、手入れしないと劣化しやすくなるんです。革ベルトを締めた部分は汗を掻きやすくなり、ベルト自体も汗で濡れます。革ベルトを締めているときはベルトの穴に負荷がかかった状態なので、革が伸びて壊れやすくなっていきます。
手入れをしないでいると汚れが溜まって、劣化がすすみ、早くボロボロになってしまいます。ひどい場合にはカビが生えてしまったりすることも。
革ベルトをキレイに、しかも長持ちさせるには正しい手入れが欠かせないんです。
革ベルトの手入れに必要な道具は?
- 必須
- 革用のブラシ
- 革用のクリーム
- 拭き取り用のクロス
- 防水スプレー
革の手入れに使うのは、柔らかい毛のブラシと、革用クリーム、やわらかいクロス、そして防水スプレーの4つです。これがあればベルト以外の革製品にも使えるので、一式揃えておくのがおすすめです。ちなみに、クロスはいらないTシャツを切ってハギレにしたもので大丈夫。使い捨てにできるので、手入れの後処理がラクになりますよ。
こちらのような一式揃ったセットも販売されているので、どれを買ったらよいか迷う人は検討してみてください。
『レザーケアキット』(COLUMBUS)
革の手入れははじめてで、道具をまったく持っていない!という場合におすすめのケアキット。革財布やバッグなど、革小物全般に幅広く使えるので、1つ用意しておくと何かと重宝しますよ。
革ベルトを手入れする方法は?
道具がそろえば、手入れ自体はとても簡単。「汚れを落として、クリームを塗り込む」だけです。
次の順番で手入れしましょう。
ブラッシングする
革ベルトの表面をブラシでやさしくこする。表面についたホコリなどの汚れを取り除く。
クリームを塗る
クロスに少量のクリームを取って表面に塗る。できるだけ薄く、均一に塗り込むと仕上がりがよくなる。
乾かす
クリームは革になじむまでに時間がかかるので、一晩ほど風通しのいい場所に置いて乾かす。
防水スプレーをかける
仕上げに防水スプレーをまんべんなく吹きかければ完了。
クリームが革に栄養を与え、ツヤが蘇ります。仕上げの防水スプレーをかけておくと、革が苦手な水を弾けるので、汚れにくくなりますよ。
こレくらいの手入れを月に1回ほどできるのが理想的です。
革ベルトを長持ちさせるための日々の手入れは?
革ベルトを長持ちさせるには、日々のお手入れも欠かせません。汚れや湿気を減らすのがポイントですよ。
必ずパンツから外す
ベルトをパンツにつけっぱなしにすると乾きにくくなり、汗が染み込みやすくなります。使ったあとは必ずパンツから外しましょう。
使ったあとは乾拭きする
着用すれば汚れが付きます。乾いた布で裏表をそれぞれ乾拭きしておくと汚れが溜まりにくくなりますよ。
吊るして干す
ベルトは吊るして、風通しのよい場所に干してください。吊るすことで乾きやすくなり、型崩れも防げます。
濡れたらしっかりケアする
雨などで濡れたら必ずケアを。水分を拭き取って、風通しのよい場所に干すことです。できれば革用のクリームを塗ってケアしましょう。
風通しのいい場所で保管する
収納する場所も湿度が高いとカビが生える恐れもあります。風通しのよい場所に置くか、風通しがよくない場所なら除湿剤を置いたり定期的に換気したりしてください。
休ませる日を設ける
連日使い続けると劣化が早くなるので、1日使ったら次の日は休ませることです。
革ベルトはこまめな手入れと月1回の手入れで長持ちさせよう
革ベルトは手入れがおろそかにされがちなアイテムですが、手入れしているかどうかで見栄えがかなり違ってきますよ。
手入れの行き届いた革ベルトなら、スーツや革靴とあわせてビシッと決まります。
革ベルトの手入れは道具さえ揃っていれば難しくはありません。まずは革用のお手入れキットを用意して、汚れ落としとクリームを使った保湿を始めてみてくださいね。