漂白剤の使い方｜洗濯におすすめな商品5選と注意することは？

漂白剤は洋服についたシミなどを落とすときに活躍してくれるアイテムですよね。

上手に漂白剤を使えば石鹸や洗剤で落とせなかった汚れも短時間で落としきることができるかもしれません。

今回は、漂白剤は衣類に使えるのか、どうやって使うのか、頻度はどれくらいかなど、衣類用の漂白剤にまつわるさまざまな疑問にまとめてお答えします。

漂白剤とは？除菌や消臭もできる

漂白剤は色素を取りのぞいて白くする働きを持つ洗剤のこと。さまざまな種類があり、もちろん衣類用の漂白剤もあります。

衣類に漂白剤を使った場合、次のような効果が得られます。

『アタック』などの普段使う洗濯洗剤で落ち切らない汚れも落とすなど、さまざまなメリットがあるので、使うと洋服がキレイで清潔に仕上がりますよ。

ただし、漂白剤の種類や使い方によっては洋服の色が抜けてしまうので、取り扱いには注意が必要です。どういった特徴があるのかしっかり覚えて使ってくださいね。

漂白剤の選び方｜塩素系と酸素系

漂白剤には大きくわけて「酸素系」と「塩素系」という2つの種類があります。この2つはどちらも衣類に使えますが、それぞれ特徴が異なります。

漂白剤の選び方｜洗濯には衣類・衣料用

漂白剤と一口にいってもさまざまな種類があり、ドラッグストアやスーパーの陳列から何を選んでいいか迷いますよね。

洋服に使うなら「衣料用」「衣類用」などの文言が書かれた商品を選んでください。「キッチン」「パイプ」「洗濯槽」と書かれたものは用途が違うので避けましょう。

「漂白剤ならどれも一緒では？」と思うかもしれませんが、汚れの特性にあわせて粘着度や成分が異なります。異なる用途の漂白剤を衣類に使ってしまうと、生地が傷んでしまうなどのトラブルを引き起こすことも。

漂白剤の使い方｜①酸素系漂白剤

ここでは衣類を洗濯するときの漂白剤の使い方を「酸素系」と「塩素系」に分けてご紹介します。

酸素系漂白剤はいつもの洗濯にプラスして使えるので、手軽に使えます。手順は次のとおり。

1. 衣類の洗濯表示を確認する水洗い、洗濯機洗いができる衣類か確認し、漂白のしかたも確認する。
2. 色落ちテストをする水洗い、漂白がOKな衣類なら、目立たない部分に原液を染み込ませてテストする。5分ほど放置して色が抜けなければ問題なく使える。
3. 洗濯物を洗濯機にいれ、漂白剤を入れる分量を守って、ふだんの洗濯洗剤と合わせて酸素系漂白剤も入れる。
4. 洗い終わったら通常通り干せば完了あとは脱水後に、通常通り干して乾かせば完了。

毎回の洗濯に繰り返し使うことで、除菌・抗菌の効果が期待できますよ。

デリケートな衣類などは事前に色落ちテストをすることで、お気に入りの色や柄が抜け落ちないか確認するのがおすすめです。

漂白剤の使い方｜②塩素系漂白剤

塩素系漂白剤は洗濯機での使用はNG。漂白が必要なものだけを手洗いでキレイにしていきます。「洗面器」「塩素系漂白剤」「ゴム手袋」を用意して次の手順ですすめましょう。

1. まず衣類の洗濯表示を確認する水洗い、洗濯機洗いができる衣類か確認し、漂白のしかたも確認する。
2. 色落ちテストをする水洗い、漂白がOKな衣類なら、目立たない部分に原液を染み込ませてテストする。5分ほど放置して色が抜けなければ問題なく使える。
3. おけに水と漂白剤を入れる分量を守って、塩素系漂白剤を入れる。
4. 洗い終わったら通常通り干せば完了あとはすすぎと脱水をして、通常通り干して乾かせば完了。

塩素系漂白剤は頻繁に使ったり、長時間つけおいたりすると脱色・変色の原因になるので、シミ汚れやニオイが気になったときだけ使うようするといいですよ。

漂白剤の使い方｜③還元系漂白剤

家庭で使える漂白剤には「酸素系」「塩素系」のほかにも、もう一つ「還元系」というタイプの漂白剤があります。

還元系漂白剤で有名なのは『ハイドロハイター』などの商品。還元系は金属が酸化してできた「サビ」を還元し、元通りにする力があります。

「鉄分」や「赤土」などの、酸素系でも塩素系でもキレイにできない汚れでも、還元系漂白剤ならさっぱりキレイに落とせるのです。他にも染料を落とす力があるので、水性ペンの汚れや色移りの解消にも大活躍してくれます。

白物の衣類にしか使えないので注意しないといけませんが、還元系が得意な汚れに困ったときはぜひ試してみてくださいね。

1. お湯に漂白剤を溶かす40℃くらいのお湯に漂白剤を溶かす
2. 30分ほどつける洋服を浸けおきする。2時間以上の放置は素材を傷めかねないので注意
3. すすぐ汚れが落ちたのを確認できたらゴム手袋をしてキレイな水で入念にすすぐ
4. 干して乾燥すれば完了他の洗濯物と同様に洗濯表示の干し方にしたがって干せば完了。

漂白剤の使い方｜④色落ちなど注意することは？

漂白剤を使うときにはいくつか気をつける点もあります。洗濯洗剤とは違って少し注意が必要ですよ。

漂白剤のおすすめ｜洗剤と一緒に使える商品5選

【酸素系漂白剤】『ワイドハイターEXパワー』

漂白剤として有名な「ハイター」シリーズ。そのなかでも酸素系で色柄物の洗濯にも使える漂白剤が、この『ワイドハイターEXパワー』です。

蓄積した汚れによるニオイもキレイに分解でき、雑菌の繁殖によるイヤな臭いもスッキリ取り除いてくれます。

【酸素系漂白剤】『ブライトW』（LION）

クールなデザインのボトルが特徴の『ブライトW』は、とろみがあるため汚れへ定着しやすいのが特徴の酸素系漂白剤。

部分洗いに使うとより効果的に汚れがスッキリ落とせるので、ガンコな汚れを落とすのにもピッタリ。

【酸素系漂白剤】『シャボン玉 酸素系漂白剤』（シャボン玉石けん）

実は酸素系漂白剤には液体タイプと粉末タイプの2種類があります。粉末の酸素系漂白剤は成分が少し異なり、液体よりも強力なのが特徴。

強力とはいえ、有効成分は同じ酸素。シンプルな成分構成なので赤ちゃんの衣類に使っても安心です。また、衣類以外に食器などの茶渋汚れにも応用できますよ。

『オキシクリーンEX』

漂白力を重視するなら、粉末の酸素系漂白剤に洗剤成分がプラスされた「オキシクリーン」がおすすめ。粉末の酸素系漂白剤は漂白成分のみのシンプルな構成のものが多いですが、オキシクリーンはもこもこと泡立ち汚れをはがしとってくれるのが特徴です。

衣類用してはもちろん、おうちの掃除にも使えるので大きなパックでも何かと重宝しますよ。

【塩素系漂白剤】『ハイター』（花王）

衣料用の塩素系漂白剤で手に入りやすいのが『ハイター』です。

シミや黄ばみなどどうしても落とせない汚れは、これを使えば一発でキレイになります。タオルなどの漂白にも使えるので、1本あると何かと重宝しますよ。

漂白剤の使い方を覚えて、いつでも清潔に

衣類用の漂白剤は使うとシミ汚れ、黄ばみを落とせるだけでなく、除菌、防臭の効果もあってとても実用的な洗剤です。

衣類をキレイに保つのに欠かせないアイテムなので、どんな特徴があるのかぜひ覚えておきましょう。