洗濯といえば全自動洗濯機を使うのが一般的ですよね。「洗濯板」というと昔ながらの道具、というイメージが強いですが、いまなお根強く愛され続けている便利なアイテムです。
そこで今回は、洗濯板の上手な使い方とおすすめ商品をご紹介します。
洗濯板を使うとどんなメリットがある?
ギザギザの山切り型の板で、衣類をゴシゴシこすって使う洗濯板。手間がかかって大変そうなイメージから、便利な洗濯機にすべて頼ってしまいがちですが、うれしいメリットもあるんですよ。
水道代が節約できる
洗濯板での洗濯は必要な分だけ水をためて使うので、洗濯機で洗濯にくらべて使用する水の量をぐっと減らせます。
家計にうれしいのはもちろん、資源にもやさしいエコな洗濯方法なんです。
電気代が節約できる
手洗いでの洗濯なので、電気代も節約できます。すべての洗濯物を手洗いでこなすのは少しハードルが高く感じてしまいますが、洗濯物が少ないときに手洗いですませられると、それだけ節約になります。
汚れ落ちがよい
洗濯板の最大のメリットは、汚れ落ちがよいことです。たくさんの洗濯物を一気に洗う洗濯機は、ガンコな汚れをピンポイントで洗うのが苦手。
洗濯板を使った手洗いで、汚れを一つひとつ確認しながらこすり洗いできるので、ビックリするくらいキレイに汚れが落とせます。
洗濯板を選ぶポイントは?
洗濯板にはさまざまな種類があります。実際に選ぶ際に気をつけるポイントをまとめました。
用途にあったサイズ
赤ちゃんの小物類やソックスやふきんなど、小さなものを洗うのに便利なのが、ハンディサイズのコンパクトな洗濯板です。洗面台で洗う機会も多いので、洗面台からはみ出ないものを選ぶと使いやすいですよ。
大きな衣類を洗うためには、大きめの洗濯板が重宝します。大きめの洗濯板は面積があるので、手早くしっかり洗えます。
素材
昔ながらの洗濯板というイメージの強い木製は、「さくら」「ブナ」「ひのき」といった強度のある素材が使われています。特に「さくら」は水にも強いので、洗濯板にぴったりです。
軽くて取り扱いやすいのがプラスチック製。使用後の水切れがいいので、カビが発生しにくいというメリットがあります。
木製のほうが汚れ落ちがいいですが、生地への負担や持ち運びの面ではプラスチック製のほうが便利です。用途や使い勝手を考慮して、自分にあう素材を選んでくださいね。
小物類に便利なコンパクトサイズの洗濯板
1.『ミニ洗濯板』(ロッタホーム)
水に強く、硬くて手触りのいい国産のさくらを使った、ミニサイズの洗濯板です。にぎりやすい丸い持ち手でムリなく力を入れられるので、衣類を傷めずに、汚れだけを落とせます。靴下やシャツの襟そで、布巾などのガンコ汚れに便利です。
・子供の靴下の汚れがキレイに落ちました。大きさもちょうどいいです。
・溝がしっかりついているけど、角が丸くなっているので手にもやさしく洗えます。
- 税込価格
- 1,620円
- サイズ
- 26 × 12 × 1.5cm
2.『Ramo ハンディ洗濯板』(小久保工業所)
洗面所やシンクなど、どこでも気軽に洗濯できるミニサイズの洗濯板です。 穴に親指を通して、手の平を使って洗うような感覚で手軽に使えるのが特徴。洗濯物の形状に沿って洗えるソフト形状で、使わないときは吊り下げて収納できます。
・ちょっとつまみ洗いしたいときに使用。ちょうどいい大きさで使いやすいです。
・デザインもスッキリしていて、洗面所に置いていてもじゃまになりません。
- 税込価格
- 108円
- サイズ
- 9.6 × 8.6 × 0.5cm
3.『オリジナル 九州産ひのき洗濯板』(Kotori works)
ひのきの洗濯板は、軽くて水に強いのが特徴。大きい持ち手は握りやすく、使用後はフックにもかけやすいですよ。洗濯面のギザギザ部分に丸みをつけているので、デリケートな素材や、ガーゼなど風合いを大切にした素材に向いています。
・赤ちゃんのガーゼやスタイなど、小さなものを洗うのにちょうどいいサイズです。
・彫りがしっかりしているので、がんばって洗濯しなくても汚れが落ちやすいです。
- 税込価格
- 2,035円
- サイズ
- 32 × 11 × 1.5cm
4.『キノ洗濯板ミニ』(キノオウチ)
桜、ナラ、朴木の3種類の天然木から選べる小さめの洗濯板です。サッと取り出せ、洗面所の小さなシンクでも使えるサイズ感が便利ですよ。紐を通す穴もあるので、ぶらさげて見せる収納にしてもおしゃれです。
・程よい重さもあり安定しているし、ゴシゴシしてもたわんだりしないし、安心して洗濯できます。
慣れないながらも、コツを掴んだらスピードも上がりました。
- 税込価格
- 2,210円
- サイズ
- 27 × 12cm
衣類も洗いやすい大きめサイズの洗濯板
5.『木製洗濯板 小』(めいじ屋)
国産のブナ材を使用した昔ながらの洗濯板です。通常の手洗いよりも軽い力でしっかり汚れが落とせるので、シャツの襟そでなどの部分洗いに最適。両面波型タイプで、安心の日本製なのもうれしいポイントです。
・サイズや重量がちょうどよく、木の香りを楽しみながら洗濯ができます。
・洗面台で使いやすいサイズで、ちょっとした汚れもサッとキレイに落ちます。
- 税込価格
- 950円
- サイズ
- 34 × 15 × 1.5cm
6.『ウォッシュボード』(フレディレック)
ドイツ発のランドリーブランド「フレディレック」の、スタイリッシュな洗濯板です。軽量で水切れがよく手軽に使えるのが特徴。清潔感のあるホワイトのボディにブランドロゴが映えるおしゃれなデザインもうれしいポイントです。
・見た目で購入しましたが、気に入った道具で洗うと気分が上がります!
・なんといってもかわいいです!そして、軽くて使いやすいです。
- 税込価格
- 600円
- サイズ
- 30 × 15 × 1.5cm
7.『さくら天然木 昔ながらの洗濯板』(土佐龍)
高知のさくら天然木の洗濯板は、水に強く丈夫なのがポイント。溝の深さとカーブのつけかたの効果で、生地を傷めず汚れを落とします。汚れの落ちにくいシャツの襟や泥には特におすすめ。大きすぎず、小さすぎないサイズも要注目です。
・体操服や靴下の泥汚れに使っています。見事に汚れが落ちるので長く愛用できそうです。
・もみ洗いは大変だったので、簡単に汚れが落ちるこの洗濯板にもっと早く出会いたかったです。
- 税込価格
- 2,200円
- サイズ
- 30 × 14 × 1.5cm
8.『トンボ洗濯板』(新輝合成)
爽やかなブルーの洗濯板は、ポリプロピレン製。裏面は空洞になっている1枚板ながら、強度があるので、たわむことなくガシガシ洗えます。洗濯機で洗う前に、体操着や作業着のしつこい土・泥汚れ、油汚れの下洗いに人気のアイテムです。
・大きい洗濯板は使いやすくて、軽量で水切れが早いので気に入っています。
・息子の野球の練習着の下洗いに重宝しています。外で使うのでこの素材がぴったりです。
- 税込価格
- 654円
- サイズ
- 52 × 21 × 2.5cm
洗濯板の使い方
洗濯板を使うときは、以下の手順で使用してみてください。落ちにくい汚れもしっかりキレイになりますよ。
用意するもの- 必須
- 洗濯板
- 大きめのたらい(洗面台でもOK)
- 洗濯洗剤
- あると便利
- 洗濯ブラシ
洗濯板を使った手洗いの手順
洗剤の量は使用する洗剤のパッケージを参考にして、適量を溶かす。
【② 洗濯板を固定し、洗濯物をこする】
洗剤を溶かしたぬるま湯のなかに洗濯物を入れ、利き手と反対の手で洗濯板を固定する。洗濯板の向きはカーブしている方が下。利き手で洗濯物を上下に動かして、こすり洗いをする。
汚れがひどい部分は念入りに部分洗いをする。必要であれば洗濯ブラシでこする。
【③ 洗濯物をすすいで干す】
たらいのぬるま湯を捨て、洗剤が残らないようしっかりと数回すすぐ。脱水だけ洗濯機に入れてもOK。
自分の目で確認しながら汚れを落とせるので、汚れがひどい場所だけしっかりめにこするなど、部分的に洗えますよ。ぜひ活用してみてくださいね。
洗濯板を上手に取り入れて
汚れ落ちがよく、家計にも環境にもうれしいメリットの多い洗濯板。
使い方に慣れるまでは少し大変かもしれませんが、少しの量の洗濯なら手軽にすませられるので、とても便利に使えますよ。
ぜひ、洗濯板を使った洗濯を取り入れてみてくださいね。