しばらく使っていなかったネクタイを引っ張り出したら、カビのような汚れが...。ただでさえデリケートで洗うのがむずかしいのに、カビが生えてしまったらどうすればいいのか困ってしまいますよね。

そこで今回はネクタイにカビが生えたときの対処方法について説明します。

ネクタイにカビができる原因は?

ネクタイ スーツ

ネクタイにできる白いモヤモヤとした汚れはカビです。「ネクタイにカビが生えることなんてあるの?」と驚くかもしれませんが、それほど珍しいことではありません。

カビはエサとなる汚れがあって、湿度が高い場所ならどこでも繁殖します。特に湿度が70%を超えていると増殖スピードが早くなり、少し使っていなかっただけでもカビが生えてしまうことがあります。

ネクタイは使い続けるうちに汗や皮脂汚れなどが蓄積しているので、湿度の高いクローゼットなどに放置しているとカビが生えます。

ネクタイのカビは洗濯で落とせる?

ネクタイに生えたカビを落とす方法としては、水洗いするのが一番手っ取り早いです。しかし、ネクタイはデリケートなので洗濯できないものがほとんど。

まずは洗濯表示を確認しましょう。

洗濯表示 水洗いの可否

水の入ったタライに大きくバツ印のついた「水洗い不可」のマークがあったら水洗いはできませんが、それがなければ洗濯しても問題ありません。

もし洗濯表示のタグがなければ、ネクタイの生地がどんな繊維でできているかをチェック。ポリエステルなどの合成繊維が多く使われているものであれば水洗いできます。一方、シルクなどのデリケートな繊維が使われているものは、水洗いに向いていないのでやめましょう。

自宅でできるネクタイのカビの取り方

エマール 中性洗剤 おしゃれ着洗剤

水洗いできるネクタイなら、手洗いするのが一番カビ除去に効果があります。

『エマール』などの洗濯用中性洗剤と洗面器、キレイなタオルを用意して次の手順で洗いましょう。

濡らしたティッシュでカビを摘み取る

表面についたカビを拭き取る。カビが広がるので、拭き取るたびに新しい面を使う。

洗浄液をつくる

洗面器に冷たい水を張り、水量にあわせて規定量の中性洗剤を混ぜる。

ネクタイを浸す

洗浄液にネクタイを5分ほど浸す。洗浄液がなじんで来るのを待つ。

ネクタイを振り洗いする

浸したネクタイをやさしく揺するように動かす。手でもんだり、押したり、こすったりするのはNG。

すすぐ

2〜3回水を入れ替えながら揺すってすすぐ。洗剤が残らないように注意する。

タオルで乾かす

タオルでネクタイをはさむように包み、水分を取ったら完了。

アイロンをかける

アイロンを中温にし、あて布をしてスチームを当てる。スチームを切ったあとアイロンを浮かせた状態で熱を当てて乾かす。

アイロンがけするときは、菜箸などの細長い棒をネクタイの両脇に差し込んでおくと角の部分がふっくら仕上がります。

水洗いできないネクタイのカビはアルコールで拭き取る

パストリーゼ アルコール

水洗いできないネクタイの場合は、洗濯してカビを落とすことができません。

その場合、ネクタイの素材を傷める恐れはありますが、アルコールを使って除菌すればカビの再発を防げますよ。

ティッシュなどにアルコールを含ませ、それでカビができた部分を拭き取りましょう。アルコールならカビを元から除去できます。

ただ、アルコールがつくことでネクタイが変色したり色落ちしてしまうこともありえます。裏側の目立たない場所につけてみて変色などが起こらないかをあらかじめ確認しておきましょう。

ネクタイのカビはクリーニングで落とせる?

Yシャツをクリーニング

家でも洗濯できるネクタイ以外は、かなりデリケートな素材で作られているので、自分でカビを落とすのは注意が必要です。

大切なネクタイで自分でカビ取りするのに少しでも不安があれば、クリーニング店でプロに頼みましょう。ネクタイにできたカビならプロの手でキレイに落としてもらえます。

ネクタイのクリーニングにかかる料金は1本あたり400円ほど。高級ブランドのものや染み抜き加工は追加料金がかかることもありますが、それほど高くはありませんよ。

ネクタイのカビを防ぐには?

ネクタイをハンガーにかける

ネクタイにカビができてしまうと自分で洗うのも、プロにお願いするのも手間がかかってしまいます。今後はカビが生えないように次のポイントを心がけてください。

ネクタイを放置しない

ネクタイを頻繁に使っていればカビが繁殖しにくくなります。使わないネクタイがあれば処分するなどしましょう。長期間放置することになったら、クリーニングに出してからをおすすめします。

ネクタイは干してからしまう

ネクタイを使ったあとすぐにクローゼットに収納するのはやめましょう。汗による湿気を含んでいるのでカビやすくなります。一晩くらいは干して湿気を飛ばしてからしまいましょう。

クローゼット内での風通しをよくする

ネクタイ同士が重なっていたり、他の衣類がギュウギュウに詰め込まれていると、風通しが悪くなります。風が流れないと湿気がとどまってカビが生えやすくなります。できるだけネクタイ同士、他の衣類とは距離を開けておくことが大切です。

クローゼットを換気する

クローゼット内は扉を閉じているので空気の流れが悪くなりがちです。定期的に扉を開けて空気を入れ替えるなど換気することを心がけましょう。

除湿剤をおく

クローゼット内に除湿剤を置いておくのも効果的です。湿気を減らせればそれだけカビが生えにくくなります。

ネクタイに二度とカビを生やさない

ネクタイは一度カビが生えてしまうと、他の衣類に比べてケアするのが面倒です。手軽に洗えないうえ、やり方を間違えると劣化してしまう恐れもあります。

ネクタイにはカビを生えさせないように、普段から扱いに気をつけましょう。汚れと湿気を貯めないことがポイントです。これからネクタイを使ったあとは、この2つを心がけて普段のお手入れをしてくださいね。