ネクタイが汚れたら、クリーニングに出しているおうちは多いと思います。ただ、自分で洗えたらラクなのに…と考えたこともあるのではないでしょうか。

そこで今回はクリーニングに出した方がいいネクタイかどうかの見分け方や、料金はいくらかといった「ネクタイ」と「クリーニング」の関係について解説します。

ネクタイをクリーニングに出すのはどんなとき?

ネクタイをクリーニングに出すのはどんなとき?

素材がデリケートな場合

ネクタイは自宅で洗濯できないこともありませんが、多くの場合、シルク100%などのデリケートな素材でできています。そのため、ふつうに洗うと毛羽立ったり、ヨレてしまったりうまく仕上がらない可能性が高いです。

無理して洗うと使えなくなるので、汚れが気になったらクリーニングに出すのが安心といえます。

逆にシルク以外の丈夫な生地であればおうちで洗濯できるともいえます。おうちで洗いたい場合は、裏地についている洗濯表示で、素材と洗い方を必ずチェックしましょう。

1年以上洗っていない場合

ネクタイといえど長く使えば汚れや知らないうちに染みが付いていることもあります。前回クリーニングに出してから1年以上時間がたっているなら、一度クリーニングになるならおすすめです。

シワが気になる場合

普段からあまりアイロンを使わない場合や、酷くシワシワになっている場合もクリーニングに出すのがおすすめ。少なくても1シーズンに1回は出すといいですよ。

ネクタイのクリーニングにかかる料金の目安は?

お金 金額 予算

ネクタイのクリーニングにかかる料金は1本でおよそ400円ほど。

高級ブランドのものや染み抜き加工は追加料金がかかることも多いので、依頼するときに確認しましょう。

もちろんお店によって値段は異なります。安く依頼できるお店を探しておくと、何本もまとめてクリーニングに出すときに節約できますよ。

ネクタイをクリーニングに出す頻度やタイミングは?

ネクタイは毎日洗濯するほど頻繁に汚れるアイテムでは有りません。

だいたい3〜4か月に1回のペースで出せば十分。季節ごとに1回と覚えておくと目安になります。

「ベタつきやシミなどが目立つときだけクリーニングに出す」と決めてもいいかもしれませんね。

衣替えのタイミングに合わせてクリーニングに出すのもおすすめです。

クリーニングに出したネクタイはどんな工程で洗われているの?

クリーニング アイロン

クリーニングに出したネクタイは「ドライクリーニング」という方法で洗われます。

ドライクリーニングは水をまったく使わず、石油由来の特殊な溶剤にひたして丸洗いする方法です。シルクなどの水に弱い素材も傷めずに汚れを落とせる特徴があります。

状態を確認

プロの目で状態をチェックし、クリーニングで傷まないか確認する。

洗い

専用の機材と溶剤を使って汚れを落とす。水は使わない。

汚れ落ちの確認

汚れが残らず落ちたかを確認する。必要があれば染み抜きをする。

仕上げと乾燥

シワなどを取り除き、乾燥させて完了。

これでシルクなどのデリケートな生地でも新品のような仕上がりになって戻ってきますよ。

ネクタイをクリーニング後もキレイな状態で保つポイントは?

ネクタイをクリーニング後もキレイな状態で保つポイントは?

せっかくクリーニングでキレイになったなら、できるだけその状態を長続きさせたいですね。ポイントは「シワになる」機会を減らし、「シワが伸びる」機会を増やすことです。

ネクタイはふだんの使い方やケア次第で、汚れの蓄積を防げます。2つのコツがあるのでふだんからやってみてくださいね。

数本のネクタイを使いまわす

ネクタイは数本用意して、使い回しましょう。ローテーションにしておくと伸ばした状態で干す時間を確保できるので、シワがつきにくくなります。

しまう前にはひと晩ほど干して湿気を除き、洋服ブラシで汚れを払い落とせば、さらにキレイな状態が続きますよ。

アイロンのスチームを当てる

臭いが気になってきたら、アイロンのスチームをたっぷり当てましょう。

スチームには汗などのニオイ成分を分解する力があります。ふんわり膨らむくらいにスチームをかけたらひと晩ほど干しておくと、次の日には気になる臭いがスッキリ取れるはずですよ。

ネクタイをクリーニングに出している時間がないときは自分で水洗いを

ベンジン

次に使うまでクリーニングから返却されているか心配な人は自宅での水洗いにチャレンジしてみましょう。

ちょっとした汚れなら中世洗剤を薄めた水につけおきしたり、アラブら汚れなどベンジンを使って染み抜きができますよ。まずは、「水洗い」ができる洗濯マークがあるかどうかを確認しましょう。

ネクタイをクリーニングに出して気持ちよく過ごそう

ネクタイ スーツ

ネクタイはシルク100%などのデリケートな素材からつくられているので、おうちでのお手入れはちょっと大変です。数ヶ月に1度でいいので、クリーニングに依頼してたまった汚れを落としましょう

プロの手で汚れを落としたネクタイは、買ったときのような色合いに戻って、肌ざわりも抜群。張り切って仕事にでかけられますね。