子供が大好きなカレーライス。喜んで食べてくれる姿はほほえましいですが、洋服にこぼされたとなるとほほえんでもいられませんよね。

ただ、落ちにくいカレーのシミでも、ついてすぐに対処すれば目立たなくすることはできるんですよ。

今回は、カレーが服についてしまったときにすぐできる、対処方法を紹介します。

カレーをこぼした後のは「すぐ」の対処がシミにしないコツ

カレー シミ汚れ

カレーは色素の強いスパイスや油分が多く混ざりあった頑固な汚れになるので、普通に洗濯しても落ちません。一度ついてしまったら元には戻せない、とあきらめている人も多いと思います。

ただ、シミができてすぐに「正しい対処」をしておくと、目立たないほどにうすくすることができるんですよ。

苦労して染み抜きをしないですむように、応急処置のやり方を知っておきましょう。

カレーをこぼした後の応急処置の仕方

ティッシュペーパー

用意するもの
必要なもの
ティッシュや紙ナプキン
あると便利
石けん

カレーのシミを応急処置するには、「ティッシュ」と「石けん」があれば十分。

外出先で何も手元になかったら、ティッシュは紙ナプキンで代用すればOKですし、お手洗いにいけばハンドソープなどが用意できるはずです。慌てずにまずは必要なものをそろえましょう。

応急処置の方法

ティッシュでシミを取る 応急処置

カレーがつくと焦ってゴシゴシこすり落としたくなりますが、これは逆効果。落ち着いて次の手順で対処してください。

ティッシュで固形物をつまみとる

汚れが広がらないように注意して、固形物だけをピンポイントでつまみとる。

水で濡らしたティッシュでつまむ

少量の石けんをシミにつけ、濡らしたティッシュに汚れを移すイメージでシミ部分をつまむ。

乾いたティッシュで押さえる

乾いたティッシュで汚れ部分を押さえるようにして水分を取り除く。石けんの泡立ちがなくなるまで②〜③を数回繰り返す。

これだけで応急処置は完了。あとは自然に乾くのを待ちましょう。

おしぼりで拭くのはNG!
飲食店で使われるおしぼりは「塩素系漂白剤」という強い洗剤で漂白されている場合が多くあります。これで色柄物に触れると色落ちや傷みを引き起こすことがあるので、シミの応急処置に使うのは避けたほうが安心です。

カレーをこぼしてシミになったら念入りな洗濯で落とそう

カレーのシミ

用意するもの
必要なもの
『キュキュット』などの食器用中性洗剤
『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤
あると便利
綿棒

応急処置をしていれば慌てる必要はありませんが、その日のうちには次の手順で洗濯しましょう。ここまでやればカレーのシミもかなりうすくなるはずです。

念入り洗濯の方法

シミに食器用洗剤を塗る

汚れた部分を広めに流水ですすいだあと、シミの部分にだけ食器用洗剤を塗る。

もみほぐす

洗剤が泡立つようにシミの部分を手でもみほぐす。シミが小さければ綿棒を使うと便利。

漂白剤を塗る

漂白剤の原液をシミにかけたあと、衣類ごと40〜50℃のお湯に浸して1時間くらい放置する。

洗濯する

お湯から出したら濡れたまま洗濯機に入れ、普段通りに洗濯機を回す。

天日干しをする

日当たりのいい場所で乾かしたら完了。

「カレーの油分を食器用洗剤で流し、残った色素を酸素系漂白剤で落とす」という2段階の染み抜きをすることで、頑固なカレーのシミもキレイに落とせるんですよ。

カレーのシミは「天日干し」が効来ます。洗濯の後に薄っすらとシミが残っていても大丈夫。

日光の紫外線にはカレーの色素を後退させる効果があるので、日当たりのいい場所に1日ほど干せば、シミはほとんど目立たなくなりますよ。

カレーをこぼしたとき役立つ染み抜きアイテム2選

カレーのシミに限らず、食べこぼし・飲みこぼしでシミをつくってしまうことはよくあります。そんなときに次のような「染み抜きアイテム」をもっておくと応急処置がラクにできますよ。

『トップ シミとりレスキュー』(ライオン)

持ち運びできるコンパクトサイズのシミ取り剤。水分を含むシミ・油分を含むシミのどちらにも使えるので、これ1本あれば十分です。デリケートなウールやシルクなどの素材にも使えるのもうれしいポイント。

『shimitori』(エポックケミカル)

ペン型タイプのシミ取り剤で、シミのついた生地の裏にティッシュを当ててトントン叩くだけで応急処置できる手軽な一品。デザインもおしゃれなので、ポーチなどに入れて違和感なく持ち運びできます。

こぼしたカレーのシミは応急処置がすぐできれば怖くない!

ワイシャツ

これまではあきらめていたカレーのシミだって、ついてすぐに対処すればキレイに落とせます。これでもう、カレーのシミを不安がる必要はありませんね。

子供がカレーをこぼしてしまっても慌てずに対処してあげてくださいね。