花粉が舞う時期になると困るのが、洗濯物を干す場所。外干ししたくても「花粉がついちゃうかも…」と気になりますよね。
せっかく汚れを洗い流しても花粉がついてしまうと元も子もありません。そこで今回は花粉をできるだけつけけずに洗濯物を干す方法を紹介します。
もくじ
洗濯物に花粉をつけない方法はある?
花粉が飛ぶ時期に外干しすると、どうしても洗濯物には花粉がついてしまいます。でも、洗濯物につく花粉をできるだけ減らすことは工夫次第でできます。
ポイントは「いかに早く乾かすか」。できるだけ短時間で乾く干し方をすれば、その分付着する花粉も少なくなります。
次から紹介するコツを意識して洗濯物を干すと、着たときのムズムズを少しでも減らすことができますよ。
洗濯物の花粉対策|外干しで花粉をつけないコツは?
まずは外干しするときにできるだけ花粉をつけないようにするコツからご紹介します。早く乾かすのが鉄則ですが、さらに花粉がつきにくくなる工夫もあります。
風の強い日は避ける
風が強い日は、その分飛ぶ花粉も多くなります。木の枝が大きく揺れるほど風が吹いている日は、外干しをさけるのが無難です。
おすすめは「雨上がりの晴れた日」。雨で花粉が洗い流されるので、風が吹いても舞い上がってきません。
柔軟剤を使って洗う
柔軟剤は繊維をやわらかくし、こすれて静電気が発生するのを防ぐ力があります。静電気は花粉を吸い寄せて離さない力があるので、洗濯のときは必ず柔軟剤を使うようにしましょう。洗濯物もいい香りになって仕上がりがよいですよ。
早い時間帯に干す
花粉は日中に舞い上がって夜に地表に降りてきます。空気中に舞い上がっている時間は避け、地面付近にただよっている早朝に干すのがおすすめ。
そのまま干していると舞い上がった花粉がついてしまうので、午前中に取り込み、部屋干しに切り替えるのがコツです。
軽く乾燥機にかけてから干す
乾くまでの時間を短縮するには、10分ほど乾燥機にかけて服を温めるのがおすすめ。軽く水分が飛んで温まった状態であれば午前中の間でも十分に乾きます。
取り込む前に振り落とす
外干しでも少しは花粉がつくので、取り込む前に軽く振り落としましょう。家に持ち込む花粉も減らせて、快適なお部屋をキープできます。
洗濯物の花粉対策|部屋干しすれば安心
花粉症がどうしてもつらいときは無理に外に干さずに、部屋干しをおすすめします。外の空気に当たらない分、付着する花粉の量はぐっと少なくすみます。
「部屋干しは乾きにくいから嫌だな…」という方も、次の工夫して早く乾かせば、生乾きを防ぐことができますよ。
風通しをよくする
洗濯物が乾く時間を早めるには「風」を活用することが大切。扇風機で風を当てたり、換気扇を回すなど、部屋のなかでも空気を循環させましょう。花粉が多くて窓をあけたくない時期でも、これなら簡単にできそうですね。
家電の力を借りる
洗濯物が多かったり、湿度の高い日だったりするとどうしても乾くまでに時間がかかります。そんなときはエアコンや除湿機など家電の力を借りるのもおすすめです。
洗濯物の花粉対策|便利グッズで布団や洗濯物につく花粉を防ごう
洗濯物に花粉がつくのを防ぐには、市販の便利グッズを活用する方法もあります。
『洗濯物保護カバー』(フォーラル)
洗濯物に花粉がつくのを防いでくれる洗濯物カバーです。メッシュ素材でできているので、花粉をブロックしながら風通しがいいのが特徴です。急な雨からも洗濯物を守ってくれるので、花粉の季節だけでなく梅雨など年中活用できますよ。
『室内物干しワイヤー』(森田アルミ工業)
部屋干しをラクにしてくれる壁に設置するタイプの物干しワイヤーです。部屋干し用のラックはスペースをとる上にインテリアにも気になるものでしたが、これならさりげなく取り入れられます。壁から壁までのスペースいっぱいに使えるので洗濯物がたくさんあっても安心ですよ。
『花粉ガード 布団干し袋』(東和産業)
花粉の時期も布団を外干ししたい!という場合におすすめなのが、この大きな袋です。布団にかぶせることで花粉やホコリがつくのを防ぐうえ、日光を集めやすい黒色で、ジメッとした布団を効率よく乾かしてくれますよ。
花粉が多い時期に布団を外干ししたいときは、このカバーを使い、早朝から干し、取り込むときに布団を叩くと、花粉の量は最小限まで減らすことができます。
洗濯物の花粉対策|花粉がついてしまったらどうする?
風の強い日に、丸一日洗濯物を干してしまって、花粉がいっぱいついてしまった…という場合は、きちんと払い落とせば花粉を減らすことができます。
濡れているうちについてしまったものは生地にくっついてしまうこともあるので、簡単に掃除機で吸うか、コロコロなどのカーペットクリーナーではがし取るといいですよ。
洗濯物の花粉対策|花粉がつきにくい素材を選ぶのも◎
花粉症が辛い場合は、そもそも花粉がつきにくい素材の布団や寝具、衣類を選ぶのも一つの手です。
化学繊維でできた起毛素材や、ウール素材のは花粉が付きやすい傾向にあり、綿や絹などの天然素材は比較的花粉がつきにくいですよ。
最近では花粉対策用のシーツや布団も開発されているので、花粉症がひどい場合はチェックしてみてください。
万全の花粉対策で洗濯を快適に
花粉が飛ぶシーズンではどうしても洗濯のときに気を使うもの。短時間で乾く工夫をしておけば、外干ししても花粉がつく量を減らすことができます。
面倒な日は部屋干しですませても大丈夫なので気にしすぎず、できるだけラクに干せる方法を試してみてくださいね。