ふわふわで首周りをやさしく温めてくれるファーは、コーディネートのアクセントにもなるのでお出かけのたびに身につけている人も多いですよね。
ただ、使っているうちに汚れて色がくすんできたり、ヘタってきたりしてきます。
そこで今回は、ファーを洗濯でふんわりと洗い上げるコツを紹介します。これをマスターすれば、おうちでも簡単にファーの洗濯ができますよ。
もくじ
ファーはおうちで洗濯できる?
ファーは洗うと「毛が抜けそう…」「ゴワゴワになって肌触りが悪くならない…?」とおうちで洗濯していいものか迷いますね。
きちんとした洗い方なら、風合いを損ねずにキレイに洗濯できますよ。
ただし、注意したいのが「周囲の素材に革が使われていないか」という点。本物の革が使われていると縮むことがあるので、水洗いには不向きです。
事前に毛の根元なども見て、周りに革が使われていないことを確認できたら次の手順で洗濯していきましょう。
ファーの洗濯に使う道具
- 必須
- シャンプー
- コンディショナー(リンス)
- 洗面器
- 洋服ブラシ
ファーは毛なので、髪を洗うシャンプーで洗えます。
ファーについている汚れは皮脂や化粧品などがほとんどで、シャンプーだけでほとんどの汚れを落とせます。普段使っているものでかまいません。
仕上げにコンディショナーをつかってファーをしっとり仕上げます。自分好みの香りにできるのもうれしいですね。
ファーの洗い方は?洗濯機で洗える?
ファーの洗濯は基本的に手洗いで進めます。洗濯機を使うよりもやさしく手早くできるので、失敗が減ります。
ここでは襟に巻くタイプのファーの洗い方をご紹介します。次の手順でやってみましょう。
ぬるま湯に浸す
洗面器にぬるま湯を張ってファーを浸し、まんべんなく湿らせたら取り上げる。
シャンプーをなじませる
シャンプー1プッシュほどを手にとってなじませ、ファーにもみ込む。
すすぐ
洗面器のぬるま湯と流水を使ってやさしくすすぐ。
コンディショナーをつける
指先ほどの少量のコンディショナーを取って手に伸ばし、ファー全体に軽くなじませる。
すすぐ
洗面器にキレイな水を張り、ファーをくぐらせてすすぐ。
脱水
軽く水気をきって洗濯機に移し、脱水に10秒ほどかける。
干す
室内の風通しのいい場所で干して乾かせば完了。
脱水は10秒ほどと短時間で十分。風通しのいい場所で干すと早くふんわりと乾きます。
洗濯したファーの風合いを元に戻すには?
洗濯した後のファーは水で濡れて毛並みが乱れた状態です。乾かすとある程度は戻りますが、最後にブラッシングして毛並みを整えるのがポイントです。
洋服ブラシなどのやわらかいブラシを使い、毛並みに沿ってブラッシングしていきましょう。濡れて束になった毛がほぐれてふわふわになります。
ファーの洗濯の頻度はどれくらい?手入れはいる?
ファーにこまめな洗濯は必要ありません。基本的には「1シーズンに1回、長期間収納する前に洗うだけ」で大丈夫です。
冬場によく身に着けて汚れるので、頻繁に洗った方がいい…?と思うかもしれませんが、春の衣替えのときに1回洗えば十分。
シーズン中の手入れは帰宅時にブラッシングでホコリを落とす程度でOKです。あとはハンガーなどに吊って収納してあげるとふわふわが長持ちしますよ。
フードについたファーはどう洗濯する?
フードについたファーなどで、なかには取り外せないものもありますね。
その場合は部分洗いにし、タオルドライで水気を取れば同じやり方でキレイにできます。
ジャケットやコートが洗濯可能なものであれば、ファーごと丸洗いしても大丈夫。その場合はシャンプーではなく、洗濯洗剤のなかでも『エマール』などのおしゃれ着洗剤を使うのがおすすめです。
形を整えてしっかり乾かせば、汚れが落ちてさっぱりしますよ。
ファーは洗濯でふわふわに戻せる!
襟周りにつけるファーは、肌が触れてどうしても汚れやすいもの。毛束になってしまうと雰囲気が変わってしまう上、暖かさも半減してしまいます。
洗濯で汚れを落として、またふわふわに戻してあげましょう。洗うのがむずかしそうに感じますが、やってみると意外と簡単ですよ。
ブラッシングして毛並みを整えれば、新品のようなふわふわな着心地に戻せます。