秋の味覚の1つである「さんま」。老化を防止するDHAや、コレステロール値を下げるEPAが多く含まれています。鉄分やカルシウム、ビタミンなど栄養も豊富で、積極的に食べたいですね。
旬の時期は価格も手頃で、つい買いすぎてしまうことも。そんなときは冷凍保存すると長持ちしますよ。
今回は、さんまの正しい冷凍方法を紹介します。
さんまは冷凍できる?保存期間はどのくらい?
さんまは冷凍できる食材の1つ。冷蔵保存した場合は、2〜3日しか日持ちしませんが、新鮮なものを冷凍すると、だいたい3週間と長持ちしますよ。
一度解凍したさんまを再冷凍するのはNG。食感が変わったり、味が落ちたりします。冷凍する場合は、新鮮な生さんまを使用してくださいね。
さんまの冷凍保存はどんな方法がある?正しい手順は?
さんまを冷凍保存するときは、「下処理をして保存する方法」「小分けにして冷凍する方法」「焼いてから保存する方法」の3通りのやり方がおすすめ。それぞれの手順をご紹介します。
下処理をして保存する方法
頭を切り落とし、内臓を取り除きます。血が残らないよう、しっかりと洗い流しましょう。下処理があまいと、後から血が滲み出て腐敗が進んだり、臭いの元になったりするので、しっかり洗い落としてくださいね。
表面とお腹の中の水気をキッチンペーパーで拭き取り、1尾ずつラップで包みます。それから冷凍用保存袋に入れて冷凍室へ。
弁当のおかずや、少量ずつ食べたいときは、食べやすいサイズにカットしてから冷凍すると便利ですよ。
焼いてから冷凍
塩焼きにしたさんまも冷凍できます。
あらかじめ内臓を取り除いて下処理をし、さんまをグリルなどで塩焼きにします。
粗熱が十分に取れたら、1尾ずつラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍室へ入れましょう。
焼いたさんまの身をほぐして、フレーク状にするのもおすすめ。小分けにしてラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。
お茶漬けや混ぜご飯、弁当にもうってつけなので、常備しておくと便利ですよ。
さんまを冷凍保存するときに気をつけることは?
さんまを冷凍するときは、次のポイントに注意しましょう。
再冷凍はNG
一度解凍したさんまを再冷凍すると、食感や味が変わってしまうため、新鮮な生さんまを冷凍しましょう。
頭や内蔵、血液を取り除く
頭や内臓、血液などは傷みやすく、臭みの原因になります。しっかりと取り除いて血液が残らないようにしっかりと洗い流しましょう。
しっかりと密閉する
空気に触れると酸化しやすいため、ラップで包むときは、ぴっちりと隙間がないように包みましょう。また、冷凍用保存袋に入れるときも、空気が入らないように密閉させるのもポイント。
急速冷凍する
短時間で冷凍するのも大切。金属トレーにのせて急速冷凍するといいですよ。雑菌の繁殖を防ぐ上に、おいしさを保ったまま保存できます。
さんまの冷凍保存を利用して料理を楽しもう
さんまは、冷凍保存を活用すれば、買いすぎてしまったときもムリなくおいしく食べ切れます。塩焼きや蒲焼き、竜田揚げ、煮付けと、いろいろな調理ができますよ。
用途に合わせて小分けにしたり、フレーク状にしたりして、さまざまな冷凍方法を試してみてくださいね。