こんにゃくやちくわ、牛すじなどいろいろな具材が味わえる「おでん」。しかし具材の数が多いため、食べきれずに余らせてしまうことも。

そんなときは冷凍保存がおすすめです。正しいやり方をすればかなり長持ちするので、ムリなく食べ切れますよ。

今回はおでんの冷凍保存についてご紹介します。

おでんは冷凍できる?

おでん

おでんは冷凍保存ができる食材のひとつ。ただし、冷凍に向かない食材もあるので、正しく覚えておきましょう。

冷凍してもおいしく食べられるのは、牛すじとはんぺん、さつまあげ、つみれ、昆布、餅巾着など。牛すじは冷凍してもぷりぷりしていて、はんぺんはもちもち感が楽しめますよ。

厚揚げや大根、こんにゃくは一度凍らせると食感がやや変化します。厚揚げは豆腐のなめらかさがなくなり、こんにゃくはぷるぷる感が減ってしまい、おいしくないと感じることも。

卵も冷凍すると白身が固くなり、味が落ちてしまいます。加熱すると爆発する可能性もあるので、卵は冷凍せずに早めに食べきってくださいね。

冷凍したおでんは、食材にもよりますが1ヶ月ほど日持ちします。煮汁をたっぷりと入れて凍らせると、味がより染み込む効果も。

ただし保存期間はあくまで目安で、期間内でも傷んでしまうこともあります。ちなみに、次のような状態だと傷んでいるので、食べるのは控えるようにしてくださいね。

・酸っぱい匂いがする
・異臭がする
・汁にとろみがある
・膜が張っている
・気泡が出ている
・酸っぱい味がする
・口に入れるとピリピリする

おでんの冷凍保存のやり方

おでん

おでんを冷凍するときは、具と汁を別々に保存します。

具は、重ならないように冷凍用保存袋へ入れ、空気をしっかり抜いて冷凍しましょう。

汁はこしてから保存容器などに入れて密閉して凍らせます。小分けしておけば、1人前ずつ解凍できて便利ですよ。

食べるときは、前日に冷蔵室へ移して自然解凍します。時間がないときは、汁のみを鍋や電子レンジで温め、液体にしてから具と一緒に温めてくださいね。

おでんを冷凍保存するときの注意点は?

おでん

具材に注意

おでんには冷凍に向いた食材とそうでないものがあります。

卵や根菜、こんにゃくなどは食感が変わって味が落ちるので、冷凍しないほうがおすすめですよ。

粗熱を取り除く

おでんを冷凍するときは、粗熱をしっかり取ってから冷凍しましょう。

温かいまま冷凍室へ入れると、庫内の温度が上がり、ほかの食材を傷めてしまうので、注意してくださいね。

おでんの冷凍保存を利用して料理を楽しもう

おでん

おでんが大量に余ってしまったときは、冷凍保存がぴったり。食材によっては冷凍に向かないものもあるので、どれが冷凍できるのか覚えておきたいですね。余ったおでんをムリなくおいしく食べるためにも、ぜひ冷凍保存を活用してみてくださいね。