秋になると柿がスーパーに出回り、無性に食べたくなりますよね。知り合いからたくさんもらうなんてことも。しかし一度にはたくさん食べられず、保存方法には迷いますよね。
そんなときは冷凍保存がおすすめ。長持ちするだけでなく、使用用途に合わせて保存方法が変えられるので便利ですよ。
今回は、柿の冷凍保存のやり方をご紹介します。
柿は冷凍できる?保存期間は?
柿は冷凍保存ができる食材の1つ。
常温保存の場合は5日ほどしか日持ちしませんが、冷凍すると約2ヶ月保存がききますよ。
ただし、この保存期間はあくまで目安で、保存方法によっては短くなることも。正しく保存して、おいしい状態を長持ちさせましょう。
柿の冷凍保存の手順は?
柿を冷凍保存するときは、丸ごと保存する方法と、カットして保存する方法があります。順に見ていきましょう。
① 丸ごと保存する方法
皮や種が付いた状態で保存袋に入れて冷凍します。空気が入らないように密閉しましょう。
柿は完全に解凍するとかなりやわらかくなってしまうので、そのまま食べるときには半解凍程度にするのがポイントです。ヘタを切り取れば皮が器代わりになり、シャーベットのように楽しめますよ。
半解凍するときの目安は、時期にもよりますが、約50分ほど自然解凍すると◎。シャリシャリとろとろの食感で、おいしく食べられますよ。
② カットして保存する方法
皮と種を取り除いて、好きな大きさにカットしたら、重ならないように保存袋に入れ、密閉して保存しましょう。
包丁を使わなくても使いたい分だけ使えるので便利ですよ。
熟した柿はペーストして冷凍保存もおすすめ!
熟している柿は、ペースト状にして冷凍しても◎。
柿の皮を剥いて種を取り除き、適当な大きさにカットしたら、ミキサーにかけてペーストにしましょう。
保存袋に入れて薄く平らに伸ばし、冷凍室へ入れたら完成です。
薄く伸ばししておくことで、冷凍効率がよくなって風味をキープしやすくなるのに加え、簡単に割って必要な分だけ取り出して使えるんですよ。
砂糖を少し加えてジャムにしたり、生クリームと混ぜ合わせて柿クリームにしたりと、いろいろなアレンジをして楽しめますよ。
柿を冷凍保存するときの注意点は?
新鮮なものを選ぶ
柿は傷みやすいので、冷凍して長期保存したいときには新鮮なものを選ぶことも大切。
新鮮な柿には次のような特徴があります。スーパーなどで購入するときはチェックしてみてくださいね。
・ずっしりとした重みがある
・へたに緑が残っている
・へたの形が整っていて、果実に張り付いている など
熟してから冷凍する
柿を冷凍するときは、好みの固さになるまで熟してから行いましょう。
未熟のまま冷凍すると、解凍しても固いままで食感が悪くなってしまいます。
柿は、柿自身のエチレンガスで追熟する果物なので、ヘタを上にしてポリ袋に入れ、封をした状態で常温保存すると追熟できますよ。
柿の冷凍保存を利用して料理を楽しもう
柿は冷凍保存するとかなり長持ちします。冷凍ならではの食感を楽しむこともできますよ。柿が余ったときなど冷凍保存をかしこく利用して、柿を使った料理やデザートを楽しんでくださいね。