オリーブオイルの正しい保存方法｜酸化させてしまうNGポイントは？

豊かな香りで食材の味を引き立ててくれるオリーブオイル。ただ、気付いたら香りや味が変わってしまっていた…という経験はありませんか？

そこで今回は、オリーブオイルを家で保存する正しい方法をご紹介します。劣化させないポイントも解説するので、参考にしてみてくださいね。

オリーブオイルの保存｜ポイントは？

オリーブオイルの劣化の原因は「酸化」すること。酸化は「空気」「光」「高温」によって進むので、これらの要素を避けるのが、オリーブオイルを保存する際のポイントです。

空気に触れないように保存する

容器のフタはしっかりと締めて保存してください。他の容器に詰め替えして使う方もいるかもしれませんが、どうしても空気に触れてしまうため、あまりおすすめはできません。

また、詰め替え容器をしっかり消毒しないと雑菌が繁殖する可能性も。もし他の容器に詰め替える場合は、容器をよく消毒し、早めに使い切れる量だけうつすようにしましょう。

光が当たらないように保存する

オリーブオイルのボトルに色がついていることが多いのは、光による酸化を防ぐためです。保存場所は、直射日光はもちろん蛍光灯の光もできるだけ当たらない場所がおすすめ。

床下収納やキッチンの戸棚の中など、冷暗所に置いておくようにしましょう。

高温を避けて保存する

オリーブオイルは高温でも酸化が進むので、コンロやレンジなど熱くなりやすい場所に置くのは避けましょう。夏場などは特に注意してくださいね。

オリーブオイルの保存｜日持ちはどれくらい？

オリーブオイルを正しく保存した場合、未開封の状態で1〜2年ほど日持ちします。賞味期限はボトリングされてから購入までの日数にもよるので、パッケージに記載の期限を確認してください。

ただこの賞味期限はあくまで「開封前」のもの。一度開けたら、1～2カ月で使い切るようにしてください。

オリーブオイルの保存｜酸化するとどうなるの？

オリーブオイルが酸化すると、風味や香りが落ちるだけでなく、色が濃くなったり、ドロッとしたりします。

酸化したらすぐに食べられなくなるわけではありませんが、まれに胸焼けなどを起こす可能性もあります。

オリーブオイルが下記のような状態になっていたら、かなり劣化が進んでいるサイン。このような場合は、たとえ賞味期限以内であっても使わないほうが安心ですよ。

オリーブオイルの保存｜冷蔵庫に入れてもいい？

オリーブオイルは10度以下の低温になると、白っぽく濁ったり、固まってしまったりします。

冷蔵庫に入れてオリーブオイルが固まってしまった場合は、室温に戻せばまた元通りになりますよ。

品質には問題ありませんが、使いづらくなるため冷蔵庫での保存はおすすめできません。

オリーブオイルの保存方法を知っておいしく長持ちさせよう

オリーブオイルの保存は「空気」「光」「高温」に注意するのがポイントです。

腐敗することはあまりありませんが、おいしさを最大限楽しむためにも、なるべく早く使い切るようにしてくださいね。