ビタミンやミネラル、食物繊維がバランスよく含まれていて、美肌効果や便秘予防もあるバナナ。栄養が豊富なのに加え甘くておいしいので、よく食べる人も多いですよね。しかしバナナは傷みやすく、気が付いたら中まで黒くなっていた…ということも。

そこで今回は、バナナの賞味期限や長持ちさせる方法をご紹介します。

バナナの賞味期限|どれくらい日持ちする?

バナナ 保存

バナナの賞味期限は常温で3~4日ほどです。さらに長持ちさせたい場合は、冷蔵・冷凍保存がおすすめ。

冷蔵保存で15日程度、冷凍保存で1~2ヶ月程度日持ちします。

ただしバナナは、近くにある野菜や果物、同じ房のバナナなどから発生する植物ホルモン「エチレンガス」によって追熟するため、賞味期限が早まることも。適した場所で正しく保存することが大切ですよ。

バナナの賞味期限|正しい保存方法は?

バナナを常温保存する場合

バナナ 保存 吊るす

バナナはやわらかく自重ででつぶれて傷んでしまうので、常温保存する場合はフックや専用のバナナスタンドで吊るしておくのが理想です。

または、山型に置いてできるだけ接地面を少なくしましょう。長期保存したい場合は、下記で紹介する冷蔵保存か冷凍保存がおすすめです。

バナナを冷蔵保存する場合

新聞紙をグシャグシャに丸める

バナナを1本ずつポリ袋に入れ、野菜室に保存します。ほかの野菜や果物から出るエチレンガスからバナナを守れますよ。低温で保存することでエチレンガスの発生量を減らすこともできます。

バナナを新聞紙で包んでからポリ袋に入れると、湿度が保たれてさらに日持ちします。

バナナを冷凍保存する場合

バナナ スライス

さらに長持ちさせたいときは冷凍保存がおすすめ。冷凍すると固くて切りづらいので、カットしてから保存袋に入れて凍らせるといいですよ。

まずはバナナを使いやすいサイズにカット(またはペースト状)にします。変色が気になるときはレモン汁を少々加えると黒くなるのを防げますよ。それから保存袋に入れて冷凍室で凍らせれば完了です。

ペースト状の場合、必要な量だけ取り出しやすいように、薄く平らにならして両側を開けておくと便利です。

冷凍保存したバナナを食べるときは、半解凍にするとシャーベットのようにおいしく食べられますよ。

バナナの賞味期限|選び方も大切!

バナナ

バナナの賞味期限は、保存方法だけでなくバナナの選び方でも変わってきます。

バナナを買うときは、キズのないものを選びましょう。バナナの皮にキズが入っていると、その部分の果肉も傷んでいる可能性が高く、長期保存に向きません。

また、バナナは角に丸みがあって、房の付け根が太いものが甘くておいしいと言われています。スーパーなどで購入する際には、ぜひチェックしてみてくださいね。

バナナの賞味期限|腐るとどうなる?

転倒注意

バナナが傷んでいるときには次のような特徴があります。賞味期限以内であっても、このような特徴がある場合は食べないようにしてください。

・どろどろして汁気がでている
・生臭いにおいがする
・触るとぐにゃっとへこむ など

ちなみに、バナナの皮が黒くなっているからといって腐っているとは限りません。冷蔵庫に長く入れていると低温障害で真っ黒になってしまうことがありますが、中身がきれいであればおいしく食べることができますよ。

傷んでいる場合の特徴を理解して、正しく見分けるようにしてくださいね。

バナナの賞味期限を知って長持ちさせよう

バナナ 保存

バナナは常温保存では保存期間が短いですが、冷蔵保存や冷凍保存することで長持ちさせられますよ。

用途にあわせて上手に保存して、朝食やおやつにバナナを活用してくださいね。