お好み焼きや天ぷらなどの食事から、ケーキやクレープなどのお菓子まで、幅広い用途で家庭に必要不可欠な小麦粉。使用用途が多いので、いくつもストックしているという方も多いのではないでしょうか。しかし一度に使用する量は多くないので、余りがちになってしまいますよね。

そんなときは冷凍保存がおすすめ。常温保存よりもカビやダニの発生を防ぎながら長持ちさせることができますよ。

そこで今回は、冷凍保存の方法や注意点をご紹介します。

小麦粉は冷凍できる?保存期間は?

小麦粉

小麦粉は常温保存が基本ですが、冷凍保存することも可能です。凍らないので、冷凍室へ入れても常温保存のときと同じように使えますよ。

また、冷凍室は温度が低く乾燥しているため、小麦粉の大敵であるダニの繁殖やカビの発生が抑えられます。長期間の保存にも向いていますよ。

小麦粉の保存期間は、未開封の場合なら薄力粉・中力粉は約1年、強力粉の場合約6ヶ月が目安。開封後は、常温保存では約1〜2ヶ月しか日持ちしませんが、冷凍保存の場合は6ヶ月ほど保存がききますよ。

小麦粉を冷凍保存する方法は?

小麦粉 瓶

冷凍室と室内とでは温度差が大きいため、冷凍室から小麦粉を取り出すと結露が発生します。カビが生える原因になるので、小分けにして保存するといいですよ。

使いやすい分量ごとにラップやジッパー付き保存袋に入れ、大きめの密閉できる保存容器に入れまとめて冷凍しましょう。

使用する分だけ取り出して使えるので、結露の発生を抑えることができますよ。

小麦粉を冷凍保存するときの注意点は?

小麦粉 賞味期限

小麦粉を冷凍保存するときは、結露の発生に注意しましょう。

前項にもあるように、冷凍室内と外気とでは温度差が大きいので、出したままにすると結露が発生します。

カビの原因だけでなく、小麦粉同士が水分でくっついて扱いにくくなるので、使用した後はすぐに元の場所に戻すようにしましょう。

万が一カビが生えてしまったら、同じ袋に入っている小麦粉ごと処分するようにしてくださいね。

また、小麦粉はニオイを吸収しやすい性質を持っているので、ニオイの強いものの近くで保管するのはNG。小麦粉にニオイが移り、風味を損なってしまいます。

からあげなどの味がしっかりしたものに使用する場合はあまり気になりませんが、パンやお菓子など、小麦の風味が大事なものに使う場合は大きく味が変化してしまうことも。

パッキンがついたものなど、しっかり密閉しておける容器を使用して、ニオイ移りを防いでくださいね。

小麦粉の冷凍保存を利用して料理を楽しもう

小麦粉 薄力粉 密封容器 瓶

なかなか使い切れない小麦粉も、冷凍保存することでダニやカビの発生を抑えて長持ちさせることができますよ。正しく保存して、ケーキや天ぷらなど、さまざまな小麦粉料理を楽しんでくださいね。