パンやお菓子、揚げ物の衣など、さまざまな料理に使える小麦粉。必要不可欠な食材の1つですね。
しかし一度に使用する量が少ないので、短い間に使い切るのは難しいもの。余った小麦粉をどう保存していいかわからず、適当に置いたままにしているという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、小麦粉のおすすめ保存方法を紹介します。正しく保存しておいしく長持ちさせましょう。
小麦粉はどう保存するのが正しい?保存期間は?
小麦粉は、基本的に常温で保存します。高温多湿が苦手なので風通しのよい場所で保管しましょう。
ただし、梅雨や夏などおうち全体が暑くなる季節の場合、常温保存だとダニやカビが発生しやすくなってしまいます。
そんなときは冷蔵保存や冷凍保存で保管しましょう。夏の暑い日でも、温度と湿度を保ちながら保存することができますよ。小麦粉は冷凍しても凍らず、通常通り使用できるのもうれしいですね。
小麦粉の保存期間は、強力粉なら6ヶ月、中力粉・薄力粉なら約1年が目安です。正しく保存しないと、期限内でもダニやカビが繁殖して使えなくなることもあるので注意しましょう。
小麦粉の保存方法|①常温保存のやり方
常温保存をするときは、高温多湿や直射日光は避けた場所で保管しましょう。コンロ下やシンク下は、料理中に火や水蒸気で温度や湿度が上がってしまうので避けた方がいいですよ。直射日光が当たらない、涼しい棚の上などがおすすめです。
また、密閉できる容器に入れて保存するのもポイント。
小麦粉はダニなどの虫がわきやすく、開けっ放しのまま保管したりすき間があったりすると、そこから侵入して大量に繁殖してしまいます。
袋ごとチャック付きの保存袋に入れるか、フタで密閉できる容器に移し替えて保存するといいですよ。
小麦粉の保存方法|②冷蔵保存のやり方
小麦粉は臭いを吸着しやすい性質があります。冷蔵室は食べ物同士が近くにあるので、ニオイ移りに注意する必要があります。パッキンがついた容器などで密閉して保存しましょう。
また、冷蔵室は外気との温度差があるので、容器を出したままにすると結露が発生し、カビが発生する原因になります。小麦粉を使用したら早めに冷蔵室へ戻し、結露の発生を防いでくださいね。
小麦粉の保存方法|③冷凍保存のやり方
小麦粉は冷凍しても凍らず、通常通り使用することができます。冷凍室は冷蔵室よりもさらに温度が低いので、ダニやカビの発生が抑えられ、長期的に保存したい時にもぴったりですよ。
ただし、外気との温度差が大きいので結露が発生しやすくなります。
冷凍室で保存するときは、小分けにして保管するといいですよ。小麦粉を使いやすい分量ごとにラップや保存袋で小分けし、大きめの密閉容器にまとめて入れて保存すれば完了です。
必要な分だけ取り出すので、容器を出し入れする必要がなく、結露が発生するリスクを減らすことができます。料理中の軽量の手間も減らすことができて便利ですよ。
小麦粉を時期にあわせて上手に保存しよう!
小麦粉は基本的には常温保存をしますが、時期によっては冷蔵保存や冷凍保存をする必要があります。季節にあわせて適したやり方を選び、安心して使える状態に保ってくださいね。