肉や魚の臭みを消したり、薬味に使ったり、便利な調味料な生姜。独特の香りや味の代わりになるものはなく、使いたい時にサッと使えるのが理想ですよね。

そんな生姜の正しい保存方法って以外と知らなかったりしますよね。今回はそんな生姜の常温・冷蔵・冷凍といった3つの保存方法や保存方法ごとの日持ち期間などをご紹介します。

生姜の保存期間は?

生姜 ショウガ ひとかけ 一片  

生姜の保存期間は、室温15℃湿度約60%の環境であれば、1〜2週間ほど日持ちします。さらに、同じ条件の環境で湿らせた新聞紙やキッチンペーパーに包み、密閉した容器に保存するのであれば、約1ヶ月まで日持ちの期間が伸びます。

ただ、夏のように気温が高かったり、冬のように寒くて室温を上げられない時期は冷蔵庫の野菜室が良いようです。冷蔵でも1〜2週間、冷凍では1〜2ヵ月もちますのですぐに使わない時は冷凍で保存するのが1番良いでしょう。

他には、スライスした生姜を天日干しにして乾燥させると3週間ほど日持ちします。乾燥や冷凍させた生姜は、ジンジャーティーや料理などにそのまま使えるので便利ですよ。

生姜の保存方法|①常温保存のやり方

大根 保存 新聞紙 キッチンペーパー

生姜を常温するポイントは「乾燥」と「直射日光」を避けることです。乾燥を防ぐために湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで生姜をくるみ、冷暗所に保管しましょう。

もし長時間放置することがわかっているのであれば、水を入れた容器に生姜を入れておくのも1つの方法です。

ジッパーバッグなど、密閉できる容器や袋の方がより水分の蒸発が防げるので保存に向いています。


生姜の保存方法|②冷蔵保存のやり方

冷蔵庫の掃除

夏や冬など、気温15度に近い環境を用意しにくい場合は、冷蔵保存がおすすめです。冷蔵保存も常温保存と同じく乾燥に注意して保存します。

濡れた新聞紙かキッチンペーパーにくるんだら、冷蔵室より温度の高い野菜室に入れるようにしてください。野菜室でも7〜10度と生姜にとっては寒い環境なので1〜2週間以内に使い切りましょう。

生姜がまるまる1個余ったときは、水につけて保存することも可能です。きれいに洗った蓋付の瓶などに水と一緒に生姜を入れて保存しましょう。2〜3日に1回は水を取り替えることで1ヶ月ほど保存しておけます。

水の代わりに清酒に漬けこんで同じくらいの期間保存しておくことも可能です。お酒は取り替えられないので清潔なお箸で出し入れするようにしましょう。

生姜の保存方法|③冷凍保存のやり方

生姜 ショウガ ひとかけ 一片  

温度を気にするのが面倒だったり、料理の関係で細かくすりおろしてしまったりした生姜は冷凍保存がおすすめです。冷凍保存なら1ヶ月ほど日持ちさせられます。

冷凍保存のポイントは「水気を切る」「解凍しないので先に切っておく」ことが大切です。

皮が付いていても、皮を剥いていてもかまいません。きれいに水で洗ったらキッチンペーパーなどで水気をとりましょう。冷凍後は解凍せずそのまま調理に使えるので、事前にすりおろしたり、スライスしておくのも重要です。

フードプロセッサーやすりおろし器で細かくした場合は、フリーザーバックに入れてペラペラになるくらい薄く平たく伸ばしてから凍らせると、冷凍が早くできるのと、使いたい分だけ袋の上からパキパキと折って取り出せるので便利ですよ。

すりおろし器でおろした場合は、繊維が残ることがあるので気になる方は取り除いて下さいね。

生姜を使う料理に合わせて保存方法を選ぼう

生姜 ショウガ ひとかけ 一片  

生姜はすりおろしたり、千切り・スライスしたりしてから冷凍する方法が最も管理が楽で長持ちさせられる方法です。解凍が不要で使い勝手も良い一方で、風味は多少落ちてしまいます。

できるだけ次の料理を想定しつつ、保存先のスペースや気温も考えながら適切な保存方法を試してみてくださいね。