鍋には欠かせない野菜の「白菜」。ほかにも煮物や炒めものなど、さまざまな料理に使えるので、冬には常備しておきたいですね。
でも白菜は大きいので使いきれず、保存方法に困ることも。
そこで今回は、白菜の保存方法についてご紹介します。
もくじ
白菜はどれくらい日持ちする?
白菜は、もともとほかの野菜と比べて日持ちする食材。正しい方法で保存すると常温で2週間、冷蔵で約2ヶ月間日持ちします。
ただしこれは白菜を丸ごと保存する場合。よく売られている1/2カットなどは保存期間が短くなり、冷蔵で1週間ほどしか持ちしません。
カットされているものは、冷凍保存することで1ヶ月ほど長持ちさせられるので、ぜひこの機会に正しい保存方法を覚えてくださいね。
白菜の保存方法にはどんなものがある?
白菜の保存方法には、主に「常温保存」「冷蔵保存」「冷凍保存」の3通り。
カットされているか、丸ごとかで保存のやり方は変わってきます。白菜の状態にあわせて適した方法で保存してください。
白菜の保存方法|常温保存のやり方
白菜の常温保存は、丸ごとの状態でしかできません。新聞紙でくるんで、芯を下にして冷暗所においておけば、2週間ほど日持ちします。
白菜は冷蔵庫や野菜室に入れると場所を取ってしまうので、常温保存もうまく活用できるといいですね。
白菜の保存方法|冷蔵保存のやり方
冷蔵保存では、丸ごとかカットされているかで保存方法が違います。
丸ごと保存する場合
白菜を冷蔵庫や野菜室で丸ごと保存する場合は、新聞紙で包んでから入れるようにしましょう。
白菜は95%が水分でできていて、そのまま冷蔵庫に入れると、白菜のなかの水分が出ていき干からびてしまいます。
新聞紙は、通気性を保ちながら白菜の水分の蒸発を抑えられるのでうってつけ。だいたい2ヶ月ほど日持ちしますよ。
カットされたものを保存する場合
1/2サイズや1/4サイズにカットされている場合は、断面が空気に触れないよう、ラップでしっかり包む必要があります。
しっかり密閉できていれば1週間持ちますよ。
白菜の保存方法|冷凍保存のやり方
カットした白菜は、冷凍すると1ヶ月間日持ちします。1/2サイズの白菜も、食べやすいサイズにカットして冷凍庫で保存した方が長持ちしますよ。
ジッパーバッグに入れて保存しますが、その際はしっかり空気を抜き、できるだけ密閉させるようにしてくださいね。
白菜は冷凍すると繊維が壊れ柔らかくなります。シャキシャキとした食感はなくなってしまいますが、火の通りがはやく、鍋やお味噌汁へいれてもすぐに食べやすいかたさになりますよ。
しかも鍋やお味噌汁の場合、解凍せずに使ってOK。調理時間の時短になるのもうれしいですね。
白菜の保存には「干す」方法もある!
白菜は「干す」方法でも長持ちさせられます。
白菜を干すと、水分がとんでかさが減り、歯ごたえも良くなります。少量でもたくさんの食物繊維や栄養が取れるし、白菜の場合は甘みもアップしておいしく食べられるんです。
1/2や1/4カットのものは3日ほど、葉1枚ずつで3〜4時間かかります。干した白菜は、ジッパーバッグなどに入れて冷蔵庫にいれたら1ヶ月ほど日持ちするので、ぜひ試してみてくださいね。
白菜を保存するときに気をつけることは?
白菜の保存期間はあくまで目安です。
カビが生えている、酸っぱいニオイがするなどと言った症状が見えた場合は腐っているので、絶対に食べないようにしましょう。
ただし、葉っぱについた黒い斑点については問題ありません。これはカビなどではなく、白菜特有の「ゴマ症」というもの。
正体はポリフェノールなので、そのまま食べて大丈夫なんですよ。
白菜を正しく保存しておいしく長持ち!
白菜の保存方法にはいろいろなやり方がありますが、白菜の状態や調理をするときの使い方に合わせて選べるといいですね。
正しい保存方法を選んで、より野菜を長持ちさせられるといいですね。