大根を乾燥させて作る「干し大根」。栄養価が高く、水に戻す前と比べてサイズも小さく、重さも1/4ほどと、収納もラクちんな便利食材です。
今回は、そんな「干し大根」の簡単な作り方について手順やコツを紹介します。
干し大根って?
干し大根は、カラカラに乾燥させた大根のことです。「千切り大根」とも呼ばれ、実は地域によってその形はさまざまなんです。
細切りにしたり、輪切りにしたり、切ってから干すのか、干してから切るのかなど、手順もバラバラです。
干し大根の作り方
今回は家庭で手軽に取り組める、簡単な干し大根の作り方を紹介します。
① 大根とまな板、包丁 (ピーラー)を用意する
まずは、大根とまな板、包丁を用意してください。
② 大根を切って皮をむく
大根を適度な大きさに切って皮をむきます。
③ 大根を小さく切る
乾燥させたあとで細かくすることも可能ですが、拍子切りや細切りなどで、乾燥前に大根を細く切っておくほうがおすすめです。
④ ざる or ネットに大根をのせる
続いて、大根をざるに置いて乾燥させます。大根は皮、根、葉の全てが干し大根として使用できるので、大きめのザルまたは専用のネットに大根を置いて乾燥させましょう。
⑤ 風通しがいい屋外でカラカラになるまで乾燥して完成
風通しのいい屋外(雨の当たらない場所)で天日干ししてカラカラになるのを待ちます。時期にもよりますが、夏場で風通しのよい場所であれば完成します。
干し大根の保存方法は?
干し大根が完成したら、ジップロックや瓶などに入れて湿気を吸わない状態で保存します。気温が高すぎると劣化が進むので、冷暗所か冷蔵庫内で保管するのがおすすめです。
干し大根を上手に作るコツは?
干し大根を上手に作るコツは2つ。1つは専用のネットを使って風通の良い場所に吊るすこと、もう1つは雨に濡れない場所を確保することです。
干し大根を上手に作るコツ①:専用のネットを使う
乾燥を進めるには風通しのよい環境がおすすめです。100均などで購入できる乾燥専用のネットに並べ、高い場所に吊るせば早く乾燥しますよ。また、ざると違い、突然風が吹いても飛ばされる心配がありません。
干し大根を上手に作るコツ②:雨に濡れないところに干す
風通のいい場所を選ぶと、多くは屋外で乾燥させることになります。その時に注意したいのが雨です。せっかく乾燥させた大根が濡れるうえ、雨で汚れてしまいます。
風が吹いても雨の当たらない場所を確保して乾燥させましょう。
干し大根を使った料理にチャレンジしよう
家庭で干し大根が作れるようになれば、余った大根を冷蔵庫や冷凍庫で保存する必要がなくなります。またちゃんと保存すれば1ヶ月は日持ちするため、使い勝手もよくなりますよ。
これを機にぜひ干し大根をつくって、新たな料理のレパートリーにもチャレンジしてみてくださいね。