ほどよい苦味があり、シャキシャキした食感がクセになるピーマン。炒め物やおひたしなどにぴったりの食材です。ピーマンは、時期に合わせて切り方を変えると、よりおいしく味わえますよ。
そこで今回は、ピーマンの正しい切り方についてご紹介します。
ピーマンは時期によって切り方を変えると◎
ピーマンは夏野菜の内のひとつ。旬は6~9月で時期によって種の食感が異なります。
旬が始まった頃は柔らかいので食べてもOK。しかし旬が終わる頃は種が硬く、取り除いて食べるのがおすすめですよ。
時期に適したピーマンの切り方は?
ピーマンを切るときは、旬の時期に合わせた2通りのやり方があります。
旬が始まる時期
旬が始まったときのピーマンは「縦切り」にするのがポイント。
ピーマンを縦半分に切ったら、滑らないように皮を下にし、好みの大きさで繊維に沿って縦切りにしましょう。
旬が終わる時期
旬が終わりかけのピーマンは、種を取り出してから使います。8月以降を目安にするとよいですよ。
繊維を断つよう「横切り」にするのがおすすめ。
輪切りにするときは、種が付いたまま切ると形が崩れにくいですよ。
調理方法に合わせたピーマンの切り方は?
ピーマンは、調理方法に合わせてカットするのも大切。「丸ごと使う」「大きめに切る」「細切りにする」「乱切りにする」の4つの切り方をご紹介しますね。
丸ごと使う
ピーマンを丸ごと焼くときは、ムラなく焼くために、爪楊枝で数ヵ所穴を開けておきましょう。
熱が通りやすくなり、焼き加減が調整しやすくなりますよ。
大きめに切る
ピーマンは厚みがある上に、でこぼこしているため、大きめに切った場合も焼くときにムラが出やすくなります。
均等に焼くために一工夫を加えるのがおすすめです。
ピーマンを縦半分にカットした場合は、5㎜ほど間隔を開けながら切れ目を浅く入れてください。ピーマンの肉詰めを作るときなどにぴったりですよ。
細切りにする
細かくカットするときは、縦切りと横切りのどちらでもOK。
とても細かく縦切りすると、サラダやマリネにも使えます。横切りにした場合はアクが出やすいので、炒めてから食べるのがおすすめですよ。
いろいろな料理に合うため、ピーマンが余ったら細切りにすると消費しやすくなりますね。
乱切りにする
ピーマンは、煮込み料理に入れてもおいしく食べられます。乱切りにするのがおすすめ。トマトソースを使ってピーマンをじっくりと煮込むと、洋風な仕上がりになります。
乱切りにしてから炒めるのもOKです。シャキシャキとした食感が残りやすく、歯応えを楽しみたい酢豚や回鍋肉などにもぴったりな切り方です。
ピーマンは時期に合わせて切り方を変えよう!
ピーマンは時期によって適した切り方が変わります。旬の始めごろかどうかで切り方を変えるのがおすすめですよ。ぜひこの機会にピーマンの正しい切り方を覚えてくださいね。