漬物や煮物がおいしいかぶ。のどの粘膜を保護する働きがあり、風邪のひき始めにもぴったりな食材です。
しかしかぶは繊細で、皮の剥き方や切り方によっては食感がおちてしまうことも。
そこで今回は、かぶをおいしく切るポイントや、いろいろな切り方を紹介します。
もくじ
かぶの切り方には種類がある!
かぶは、漬物や煮物、マリネなど幅広い調理法で活躍します。それぞれの調理法にあわせて切り方を変えるといいですよ。
ちなみに代表的な切り方は次の通り。正しいやり方でカットして、かぶをよりおいしく味わいましょう。
薄切り
厚めの輪切り
菊花切り
かぶの切り方
ここからは、代表的なかぶの切り方についてご紹介します。
かぶの切り方|① くし切り
煮物やマリネ、炒め物にするときは、食感が残りやすい「くし切り」がおすすめ。茎を残せば、茎ならではの歯ごたえも楽しめますよ。
煮物にするときには、面取りをして煮崩れを防ぎましょう。
縦半分にカットし、さらに1/3に切ったら、茎の付けに切り込みを入れます。かぶのお尻の方から切り込みに向かって皮をはがすように皮を剥きましょう。
茎の間の汚れを竹串などで取り除いたら完了です。
かぶの切り方|② 薄切り
生で食べるときは薄切りにするとぱりぱりとした食感が楽しめます。水分が出やすいので、逆に炒め物には不向きです。
葉を切り落とし、お尻から茎に向かって皮を剥き、縦半分に切ります。
それから切り口を下にして、1mm幅くらいに切りましょう。
かぶの切り方|③ 厚めの輪切り
上下を切り落として厚めの輪切りにすれば、ステーキや煮物にぴったりの食べ応えのある食感になります。
葉を切り落として厚めに皮を剥いたら、上下を切り落とします。
それから2cm幅くらいの厚めの輪切りにし、火の通りをよくするため、十字に切り込みを入れましょう。
かぶの切り方|④ 菊花かぶ
菊花かぶの甘酢漬けは、かぶに飾り包丁を入れて菊の花に見立てた酢のもののこと。さっぱりしていて見た目もきれいなので箸休めにぴったりですよ。
葉を切り落とし、厚めに皮を剥いたら、上下を切り落として形を整えます。
菊の花の形になるよう、格子状に切り込みを入れていきます。だいたい5mm幅がおすすめですよ。
箸を置いてはんでおくと、下まで切らずにきれいに切れ込みを入れられますよ。
それから酢や水に漬けておけば完了です。
かぶの葉の付け根は水にしっかり浸けておこう
葉のつけ根には、泥がかんでいることがあるので、切ってから水に10~15分ほど浸けておくといいですよ。
取り切れなければ、つまようじや竹串でつついて汚れを落としてください。
かぶを切るときの注意点は?
かぶは白い実より茎に栄養が含まれています。茎がついたままにしていると、実の栄養をどんどん吸い取られてしまうんです。
買ってすぐに食べないときは、茎を切り落とすようにしましょう。
料理にあわせた切り方でかぶ料理を楽しもう
かぶは調理法に合わせた切り方にすることで、食感も風味も残しやすくなります。
かぶの皮の近くには筋が多いので、厚めに皮を剥いて、食感や火の通りのムラを防ぐと、さらにおいしくたべられますよ。
ぜひこの機会にかぶのいろいろな切り方を覚えて、かぶ料理を楽しんでくださいね。