「大根の葉は食べられる」と聞いて、調理してみようかなと思っている人は多いと思います。でも、そもそも大根の葉って栄養があるの?と疑問に思うのではないでしょうか。

そこで今回は、大根の葉に含まれる栄養価についてどんな成分があり、それは体にいいのか、などをくわしく説明します。

大根の葉は根よりも栄養価が高い

大根 葉 保存
まず結論からお伝えすると、大根の葉は大根の根より栄養価が高いんです。例えば、カリウムやカルシウムなどのミネラル、ビタミンAやC、葉酸、食物繊維などが多く含まれます。

大根の葉の注目すべき3つの栄養素

大根 葉 保存
大根の葉で注目したい栄養素は「鉄」「カルシウム」「ビタミン」。この3つは、ほうれん草より含有量が多いことがわかっています。

100gあたり、鉄は約1.5倍の3.1mg、カルシウムは約5倍の260mg、ビタミンCが約1.5倍の53mg含まれています。(※1,※2,※3)

大根の葉で栄養摂取!調理方法の紹介

栄養が豊富な大根の葉ですが、調理方法や保存方法によっては栄養価が落ちてしまう場合もあります。

次にそれぞれの調理のコツをご紹介します。

① ゆでる

大根 葉 保存
大根の葉はそのままだと固いので、さっと茹でることでやわらかくなって食べやすくなります。また、保存する場合は塩を加えたお湯で湯がき、水気を切ってジップロックに保存するのがおすすめです。

② 生で食べる、サラダ

大根 葉 保存
生で大根の葉を食べるのは、最も栄養価を落とさない方法です。塩もみをして水気をきってしまえば、余った大根の葉をそのまま冷凍保存できますよ。

③ 炒める/乾燥させる

大根 葉 保存
大根の葉を炒めて調理するのもおいしく食べる方法の1つ。また、乾燥させて切り干し大根にするのも長期保存できるのでおすすめです。

④ 冷凍保存しておく

大根 葉 保存
余った大根の葉は冷凍保存しましょう。茹でたり塩もみしておけば1ヶ月ほどもちますよ。

ほうれん草よりも栄養価の高い大根の葉は捨てずに食べよう

大根 葉 保存 ほうれん草
今回の調査で大根の葉がほうれん草よりも、カルシウムや鉄、葉酸を多く含んでいることがわかりました。これから大根を選ぶときはできるだけ葉付き大根を選び、さらに大根の葉もおいしく食べて、健康な毎日を過ごしてくださいね。

※1 参考文献:『食品成分データベース』大根の葉の栄養素
※2 参考文献:『食品成分データベース』大根の根の栄養素
※3 参考文献:『食品成分データベース』ほうれんそうの栄養素