和食の基本となる「だし汁」。市販のパックや粒状のものももちろんおいしいですが、食材から取るとまた違った味わいになりますよ。

そこで今回は、だし汁のとり方について詳しくご紹介します。

だし汁は主に4種類

だし かつお 昆布 しいたけ 煮干し

「だし」とは、食材からうまみ成分を取り出した液体のこと。だし汁は、野菜などいろいろな食材から取ることができます。

しかし、レシピ本などで書かれている「だし」は種類が限られています。これは「和風だし」のことを指していて、主に「昆布だし」「かつおだし」「昆布とかつおのだし」「煮干しだし」の4種類のことなんです。

だし汁の取り方

だし 昆布 かつお

ここからは、4種類のだし汁の取り方についてご紹介します。

昆布だし

水1Lに対して昆布を10g用意します。昆布の表面をふきんなどで軽く拭いたら、水につけて30分ほど放置。それから中火程度の火にかけます。鍋の底からフツフツと気泡が出てきたら、沸騰する前に昆布を取り出して完了です。

かつおだし

かつおだしは、沸騰直前のお湯に鰹節を入れるだけ。分量は、水1Lに対し30gが目安です。1〜2分ほど弱火で煮て火を止めます。キッチンペーパーをこし器かザルに敷き、できた液体を濾せば完成です。

昆布とかつおのだし

和風だしの基本が、昆布とかつおのだしです。1Lの水に対し、昆布とかつおを10gずつ用意します。

まずは昆布でだしを取り(昆布だしの取り方と同じ)、昆布を取り出したらその後ひと煮立ちさせます。アクが出てきたら、取りのぞきましょう。火を止めて鰹節を入れ3分ほど置き、キッチンペーパーで濾せば完成です。

煮干しだし

水1Lに対し20gの煮干しを使います。煮干しの頭とわた(内蔵)を取り除き、背骨に沿って2つに割きます。焦がさないように気をつけながら煮干しを強火で炒ります。パリッとしてきたら水を入れ、蓋をしないで弱めの中火にかけます。1〜2分煮てていねいに濾せば完成です。

だし汁はお湯ではなく水につけて取り出すこともできる!

浄水器 ポット

ここでは火にかけてだしを取り出す方法をご紹介しましたが、水で取り出すこともできます。

容器にだしの材料を入れて、冷蔵庫で一晩寝かせれば完成です。スッキリとした味わいのだしが取れますよ。

だし汁をおいしく取れば料理がワンランクアップする!

さば缶 レシピ さばとねぎのお味噌汁

日本料理の基本となるだし汁。こだわって取るだけで、料理の味がぐんとおいしくなるので、ぜひ試してみてくださいね。