大根の煮物を食べたらなんだか苦い…と感じたことはありませんか?苦味の原因はアクで、軽減させるためにはアク抜きをするといいんですよ。
そこで今回は、大根のアク抜きについて詳しくご紹介します。
大根のアク抜きは必要なの?
そもそも大根にアクがあるのか疑問に思う人もいますよね。「アク」とは、野菜に含まれる苦味や渋味、えぐみなどのこと。大根を煮ると苦味を感じたという経験があれば、それはアクが原因です。
大根のアクは、クロロゲン酸と呼ばれるポリフェノールの一種。コーヒーなどにも入っているので必ずしも抜かなければならないということはありませんが、料理をよりおいしく食べるにはアク抜きするのがおすすめです。
大根のアク抜きのやり方
大根のアクを取るときは、米の研ぎ汁を使うのがおすすめ。米の研ぎ汁に含まれるデンプンが苦味やえぐみを抜いてくれるのに加え、大根の甘みを引き立たせてくれます。
大根の皮を厚めに向いて輪切りにし、煮崩れしないように面取り(角を削ぐように浅くカットすること)をします。
十字に隠し包丁(表面に味が染みるように包丁を入れること)を入れたら、竹串が通るほど柔らかくなるまで煮れば完了です。
大根のアク抜きは電子レンジでやればラクちん!
電子レンジを利用することで簡単に大根のアク抜きができます。
カットして面取りまでした大根と米の研ぎ汁を用意し、耐熱ボウルに入れて500Wで10分ほど加熱。竹串が通るくらい柔らかくなれば完了です。
電子レンジでの調理なら、ほかの料理の準備と一緒にできますね。
大根のアク抜きは米の研ぎ汁以外でもできる!
米の研ぎ汁がないときは、水にお米をひとつまみ入れれば代用できます。また片栗粉を入れてもOK。大根1/2カットに対して小さじ1杯を目安にするといいですよ。
大根のアクを取って苦味なくおいしく食べよう
大根は、調理前に少し手間をかければ簡単にアクを抜くことができます。苦味が軽減されて、よりおいしく大根が食べられますよ。