レシピに記載されている「大さじ3」を見て、とっさにどれくらい入れればよいか判断できますか?料理に慣れていないと、すぐにはわかりませんよね。

今回は大さじ3の量はどれくらいなのか、何ml(cc)なのか、その重さは何グラムになるのかを調味料ごとに紹介します。覚えてしまえば難しくありませんよ。

大さじ3は何cc(ml)あるの?

計量スプーン 大さじ 小さじ

大さじ3は計量スプーンの大さじを使って3杯分の量を意味します。レシピに「大さじ3」とあれば、大さじでしっかり量をはかって入れましょう。

大さじは1杯あたり15cc(ml)なので、大さじ3杯は45cc(ml)です。

ちなみに、cc(シーシー)とml(ミリリットル)は、どちらも体積を表す単位です。レシピによってmlで記載されているものもあればccで記載されているものもあって混乱するかもしれませんが、同じ量を表しているので「1ml=1cc」と考えて問題ありません。

大さじ3は何グラムになるの?調味料で違う?

塩 大さじ

大さじはそもそも調味料の「体積(かさ)」をはかる道具です。そのため、重さをはかることはできません。

水であれば「1cc(ml)=1g」と体積と重さが同じなのでむずかしくはないのですが、調味料によって15mlあたりの重さが違ってきます。

ただ、あらかじめ調味料ごとで大さじ3杯あたりの重さを覚えておけば、すぐに計算ができるので便利です。以下に、調味料ごとの大さじ3杯あたりの重さ(g)を一覧にしたので参考にしてください。

液体調味料の重さ

● 水 大さじ3=45g
● 酒 大さじ3=45g
● 酢 大さじ3=45g
● 醤油 大さじ3=54g
● みりん 大さじ3=54g
● 油 大さじ3=36g

粉末状調味料の重さ

● 上白糖 大さじ3=27g
● グラニュー糖 大さじ3=36g
● あら塩 大さじ3=45g
● 食塩 大さじ3=54g
● 小麦粉 大さじ3=27g
● 片栗粉 大さじ3=27g

ペースト上調味料の重さ

● 味噌 大さじ3=54g
● バター 大さじ3=36g
● マヨネーズ 大さじ3=42g
● ケチャップ 大さじ3=45g

メーカーや製法によって同じ調味料でも重さが違うことがあるので注意しましょう。

大さじ3を正しくはかれる?

酒大さじ1 料理酒 料理

大さじ3の量について説明しましたが、そもそも大さじで正しくはかれないと分量がズレてしまいます。

大さじは、酒や醤油などの液体をはかる場合と、砂糖や塩などの固体をはかる場合では、使い方が少し違うので注意しましょう。

念のため大さじの正しいはかり方をおさらいしておきましょう。

液体調味料をはかる

醤油、酒、みりんなどの調味料のほか、水・油・牛乳などの液体のものを大さじではかるときは「表面張力」がポイントです。

スプーンの縁いっぱいまで入れて表面張力で盛り上がった状態にして「大さじ1杯」とカウントします。ギリギリこぼれないくらいが目安。大さじ3杯は、これを3回繰り返せばOKです。

固体調味料をはかる(ペースト状調味料含む)

砂糖や塩、小麦粉や片栗粉などの粉末調味料はスプーンを「すりきり」した平らな状態ではかります。マヨネーズやケチャップなどのペースト状調味料も同じです。

正しくはかるときは、最初に大さじで調味料をすくい、ふんわりと山盛りの状態にします。そして、スプーンの柄やヘラなど平らな道具でスプーンのフチを滑らせながら余分な部分を払い落としましょう。これを3回繰り返せば大さじ3になります。

大さじの正しいはかり方で、大さじ3を正しく計量してくださいね。