テレビやSNSで一大ブームになった「えのき氷」を知っていますか?えのきの栄養分を効率よく摂ることのできる加工食品です。
様々な健康効果が期待できると話題で、免疫力アップの効果もあるとされています。今回は、おうちでも手軽にできるえのき氷の作り方をご紹介します。
えのき氷ってなに?自宅で作れるの?
えのき氷は、えのきと水をペースト状に粉砕し、煮詰めた後に凍らせた加工食品。健康や美容効果が高いとしてテレビ番組などでとりあげられ、大ブームになりました。
あまり知られていませんが、えのき氷は、長野県中野市の農協役員によって考案された農業協同組合の登録商標です。商品として販売もされていますが、ミキサーやバーミックスなどの撹拌機とえのきさえあれば、家庭でも手軽に作ることができますよ。
えのき氷の効果は?ダイエットにもいいってほんと?
えのき氷は、粉砕→加熱→凍結という3つのプロセスを経て作られます。この過程でえのきの細胞壁が壊されることにより、えのきに含まれる下記の栄養素を最大限に摂取することができると言われています。
キノコキトサン
キノコキトサンはきのこ特有の食物繊維です。脂肪分を吸着して脂肪燃焼を促進することにより、ダイエット、内臓脂肪・体脂肪対策に効果的。腸内環境を整えるため、免疫力アップにも効果があると言われています。
エノキタケリノール酸
えのきにだけ含まれる成分で、数々の研究から内臓脂肪を低げる効果が証明されています。えのきのダイエット効果を一躍有名にした成分ですが、生のエノキタケをそのまま調理しただけでは摂取が難しいとも言われています。えのき氷にすることで、効率的に摂取できますよ。
えのき氷の作り方!
食べるだけで嬉しい健康効果がたくさんあるえのき氷。今回は、作りやすい分量でのレシピをご紹介します。
えのき氷の材料はこれだけ!
・えのき…2袋(約300g)
・水…400ml(2カップ)
① えのきの石づき部分を切り落とし、ざく切り(3分の1程度)にする
② 水400mlと一緒に撹拌し、なめらかなペースト状にする
今回はバーミックスを使用しましたが、ミキサーでもOKです。
③ 鍋に②をうつし、沸騰させる
④煮立ってきたら弱火にして、かき混ぜながら1時間程度煮詰める
⑤よく煮詰まったら火から下ろして粗熱を取り、製氷皿へ
作り方のポイントやアレンジ方法
- 時間がない場合は煮詰める時間を短縮してもOKですが、キノコキトサンは1時間ほど熱した場合に抽出量が増えるというデータがあります。しっかり熱したほうが栄養素を効率よく摂取できますよ。
- 調理する前にえのきを天日干ししておくと、ビタミンDの量がアップするのでおすすめ!
えのき氷はどうやって食べる?
えのき氷は1人あたり1日3個を目安に食べると良いとされています。お味噌汁やスープに入れれば旨味が溶け出しておいしくなりますよ。えのきの食感はなくなっているので、カレーやシチュー、煮物など、どんな料理に入れても◎。
編集部では緑茶に入れて飲んでみたところ…えぐみなどなく美味しく飲むことができました!塩気や味のクセもないので、あまり違和感がなかったですよ。
えのき氷で手軽に健康になろう!
えのきだけでできるのでお財布にも優しく、普段の料理にも使いやすいえのき氷。2ヶ月ほどストックできるので、作り置きして毎日の食卓に取り入れてみてくださいね。