生活している以上、床にはどうしてもホコリやゴミが目立ってきますね。ふだんは掃除機をかけているだけ、というおうちも多いですが、実はそれだけでは十分ではないかも知れないんです。
ここでは、床の汚れを効率的に落とす基本のやり方と、便利グッズをまとめてご紹介します。
床にはいろんな汚れがたまっている
床で目立つ汚れといえば、ホコリや髪の毛などが思い浮かびますね。
実は床の汚れはそれだけではなく、「足裏の皮脂汚れ」や「食べこぼしの拭き残り」「子供のよだれ」など、さらにその汚れがもとでイヤな臭いがでてくることも。
また、カーペットやラグがあるとダニなどのハウスダストも発生するなど意外と不衛生なんです。
そのままにしているとフローリングはベタベタになり、カーペットから舞い上がるホコリがアレルギーの原因になってしまうことも。快適にくつろげる環境を整えるためにも、こまめな掃除が大切なんです。
床掃除で使う道具は?
- 必須
- 掃除機
- 『クイックルワイパー』などのペーパーモップ
- 『コロコロ』などのカーペットクリーナー
- 雑巾(マイクロファイバークロス)
- 『キュキュット』などの食器用中性洗剤
- 重曹
床の汚れを一掃するには特別な道具は必要なく、ホコリをとるための掃除機やコロコロ、拭き掃除のためのペーパーモップや雑巾が用意できれば十分です。
ただ、雑巾の代わりに汚れ落ちのよいマイクロファイバークロスを使ったり、フローリング専用の洗剤を用意したりと道具の工夫によってラクにできることもあるので、準備しておくと便利ですよ。
床掃除の基本的なやり方は?
床掃除は、フローリングとカーペットの掃除を分けて考えるのがコツ。
それぞれ汚れを落とすのにポイントがあるので、ふだんの掃除を振り返りながら確認していきましょう。
フローリング床の掃除
フローリング床の部屋では、「モップで大まかな汚れを取る→掃除機で吸う→拭き掃除する」の順番にやるのがコツ。ホコリが舞い上がりにくいのでゴミが効率よく取り除けますよ。
使うのは、「ペーパーモップ」「掃除機」「雑巾」「食器用洗剤」の4点です。
ペーパーモップでホコリを取る
部屋の角が吹きだまりになりやすいので重点的に集める。
掃除機で取り切れなかったゴミを取る
壁際の巾木の上など、モップで取り切れなかったすき間のゴミを吸い取る。
水拭きする
濡らした雑巾でコの字を描くように後ずさりしながら拭く。
乾拭きする
水分が残らないように乾拭きでしあげれば完了。
ベタベタ汚れが気になるときは、水拭きの前に食器用洗剤を含ませた雑巾で拭き上げておくとさらに効果的です。
カーペットやラグの掃除
カーペットやラグなどの絨毯がフローリングと違うのは「ゴミやホコリが絡まり、汗なども吸い取ってしまう」ところ。
基本は「絡まったゴミを取る→拭き掃除で仕上げる」と2段階で進めていきます。
「掃除機」「コロコロクリーナー」「雑巾」「重曹」の4点を準備し実践してみてくださいね。
掃除機をゆっくりかける
表面のホコリを掃除機で吸い取る。毛を逆立てるようにかけると取りやすい。
コロコロクリーナーをかける
絡まって掃除機では取れない髪の毛などはコロコロで取りきる。
重曹水で拭き掃除
水200mlに重曹小さじ1杯を混ぜた水を雑巾に含ませて拭き掃除する。
乾拭きする
乾拭きで水分と重曹を拭き取って完了。
重曹は皮脂汚れと臭いを分解する優れた掃除道具。口にはいっても問題ない素材なので安心して使えますよ。
床掃除はどれくらいの頻度でするといい?
床掃除は手順が意外と多くあってこんなの毎日できない!と思ってしまいますね。
上の手順でできれば、サラサラでピカピカと輝く気持ちのいい床に戻せますが、毎日の床掃除にそれほど時間は取れませんね。
時間がないときはペーパーモップでホコリを取るだけでも大丈夫。
普段の掃除はペーパーモップでホコリを取り、週末には掃除機をかけるように。そして、月に1回ほどのペースで拭き掃除ができればベタベタ知らずの清潔な床を保てますよ。
部屋によって汚れやすさも変わってくるので、おうちでの使い方に合わせて調節してみてくださいね。
床掃除に便利なグッズはある?
床はおうちのなかでもとくに汚れる場所なので、各社から工夫がこらされたさまざまな便利グッズが販売されています。どんな道具があると床掃除がラクになるのか、参考までにいくつかご紹介します。
『ロボット掃除機 ルンバ 622』(iRobot)
ロボット掃除機の代表といえば『ルンバ』ですね。部屋の広さや形状も自分で判断できる頭脳を持っていて、設定ひとつで入らないゾーンも教えられます。
掃除が終わったら自分で充電しに戻ってくれるのでお手入れはたまったゴミを捨てるだけ。床掃除にかける時間をグッと減らせますよ。
『コロコロ フロアクリン』(ニトムズ)
フローリングや畳などに使ってもベトッとくっつかないタイプのコロコロ。
『クイックルワイパー』のように長い柄がついているのでかがまずに掃除ができます。
『スコッチブライト マイクロファイバーモップ』(3M)
かがまずに効率的にホコリ取りも水拭きもできるフローリングモップです。
ヘッドに装着するクロスは2種類のマイクロファイバーを使用しているので、ホコリもこびりつき汚れもしっかり落とせます。
『かんたんマイペット』(花王)
ドラッグストアなどでもすぐに手に入る万能洗剤、『かんたんマイペット』。フローリングやカーペット以外にも、窓ガラスや家電まで掃除できるので、1本あると重宝します。
掃除のときも、汚れにふきつけて乾拭きで仕上げるだけととっても簡単。さまざまな汚れに効きます。
床掃除は環境づくりが大切
床は汚れやすい場所なので、キレイを保つには「こまめな掃除」が鍵です。
こまめに掃除するためには、掃除しやすい環境にしておくことが大切。普段の生活からできる2つのやり方があるので取り入れてみましょう。
床にモノを極力置かない
床掃除を一番面倒に感じるのは、「片付け」の作業と思う人は多いはず。
床に置くものをなくしておくと片付けの作業がなくなります。掃除に取り掛かるのもぐっと簡単になりますよ。
コツは散らかりやすいものに専用の収納ボックスをつくること。散らかりやすい子供のおもちゃやリモコン類などの小物は指定席を用意すると使いっぱなしになってしまうことを防げますよ。
掃除道具を手近な場所に置く
床に置くものに収納場所をつくったら、掃除に意識が向きやすいように手近な場所に掃除道具を置きましょう。
よく使うペーパーモップはリビングの角に、カーペットのホコリを取るためのコロコロはソファの近くなどにおいておくと気になったときにすぐに掃除できます。
電話しながら、テレビを見ながらなどの「ながら掃除」が取り入れやすくなるので、生活の中からキレイをキープしやすくなりますね。
こまめな床掃除でおうちのキレイをらくらくキープ
リビングなどは家族みんなが長い時間を過ごす空間だけあって、床もすぐに汚れてきますね。
床をキレイな状態に保つためにも、「汚れがひどくなる前からこまめに掃除する」ことが大切です。「床にモノを置かない」「掃除道具は目につく場所に置く」といった収納の工夫からもこまめに掃除する環境づくりができますよ。
暮らしのなかで自然と掃除ができるようにして、いつでもキレイな床で過ごしてくださいね。