「コンセントの掃除」をしたことはありますか?長く使っているとホコリが積もってしまいますが、実はそれが火災の原因になることも…。
そこで今回はコンセントのホコリを掃除する方法と、ホコリをためない防災のコツについてご説明します。
コンセントのホコリは掃除が必要?
コンセントのまわりはあまり掃除をしない…という人も多いかもしれませんが、実はコンセントにホコリが積もると、火花がとんで火災につながる可能性があります。
コンセントから発火するこの現象は「トラッキング現象」と呼ばれ、実際に火災につながった例があります。
端子のあいだに湿ったホコリが入り込み回路がショートして火が出ます。とくに古い型の家電でずっと差しっぱなしになっているものは要注意。
ホコリ対策がされていない端子であったり、外れかけになっているものは内部にホコリがたまりやすいので年に1度くらいは点検し、掃除をしましょう。
コンセントのホコリを掃除するには?
コンセントに積もったホコリを取り除くにはヘッドを外した掃除機で吸うだけでOK。
デコボコしたコンセント周りやタコ足配線のホコリをしっかり吸い取りましょう。細かいホコリまで完全に取り除く必要はなく、かたまった大きいものが取れるだけで十分です。
狭い場所はハンディモップで掃除!
冷蔵庫や洗濯機の裏など、掃除機の届かない場所であれば『ウェーブ』などのハンディモップを使ってホコリを払いましょう。
ホコリがきちんと取れているか気になるときは、年1回の大掃除のときにでも、家電を引っ張り出して掃除するといいですよ。
コンセントのホコリ対策3つ!
コンセントのホコリは取ったあとの対策をしておくと次の掃除がとってもラクになります。ほんのひと工夫でホコリがたまりにくくなり、キレイな状態を保てますよ。
1. 使っていないコンセントは外す
扇風機などの季節家電やゲーム機など、常時使う必要のないものはコンセントを外しておきましょう。コンセント周りがスッキリして使いやすくなるだけでなく、待機電力もカットできるので節約にもつながります。
2. しっかりはめる
「トラッキング現象」はコンセントの端子の間にホコリが詰まることで発生します。そのため、洗濯機や冷蔵庫などつねにコンセントを挿しっぱなしの家電は、定期的にコンセントがゆるんでいないか確認しましょう。
3. タコ足にしない
ついついやりがちなタコ足配線。掃除しにくくてコンセントまわりにホコリをためる原因になってしまいます。家電をひとつの場所に集中させないようにするか、ホコリがたまらないように収納ボックスなどでおおいましょう。
コンセントのほこりよけ!カバーでホコリ対策!
コンセントのホコリは火災など重大なトラブルの原因になるので、しっかり対策しておきたいですね。
でも、こまめに掃除するのは面倒に感じるママもいると思います。そんなときにはホコリを防ぐ専用のアイテムを活用するのがおすすめです。
『コンセントガード ウッディ』(山崎実業)
コンセントを覆うように取り付けるカバーです。木目調でインテリアの邪魔にもならず、ホコリからしっかりコンセントを守ってくれます。
気になったものになんでもさわってしまうような小さな子供がいるおうちでも安心ですね。
『ケーブルボックス』(バッファロー)
テレビや電話周りなど、どうしてもタコ足配線になってしまう場所で使ってほしいのが、配線をスッキリまとめられるケーブルボックスです。
3か所に穴があるので配線を隠し、使い勝手もよくできますよ。
『タイトラキャップ』(サンワサプライ)
コンセントに差し込む端子側に取り付けるタイプのキャップです。ホコリがたまりやすい端子の根本にプラスチックのカバーを取り付ければ、火花が起きないというわけです。
15プラグ分で1セットになっているので、おうちのほとんどの家電に取り付けられますよ。
『電源タップホコリ防止シャッター付き』(ELECOM)
ホコリが入り込むのを防止するなら電源タップを交換するのも手。ホコリを侵入させないシャッター付きの電源タップなら、ホコリが原因のトラブルを防げます。
各コンセントにスイッチがついているので都度外す必要なくなるのもうれしいポイント。
コンセントのホコリ対策で安心・安全に
コンセントのホコリが「火災の原因になる」と聞くとゾッとしますが、火花が散るほどホコリがたまるのはかなり時間がかかるので、1年に1回点検できていれば十分です。どうしても忘れてしまいがちなら、アイテムを活用してホコリ対策をすればOK。
気づいた今のタイミングで対策しておけば、家電を長く安心して使い続けられますね。