手軽にパンなどの温め調理ができて便利なオーブントースター。毎朝の朝食に使っている家庭も多いと思います。ただ、頻繁に使っているとパンくずやチーズなどが黒く炭のように固まって汚れて、見栄えが悪くなりますよね。
そこで今回は、オーブントースターを掃除して汚れをキレイに落とす方法と、頑固な焦げつきができたときの対処法についてご紹介します。
オーブントースターは定期的に掃除が必要?がんこな汚れの原因は?
オーブントースターは、油汚れと食べ物のくずのせいで使っているうちに汚れていきます。パンくずやこぼれたチーズなどは加熱されてどんどん焦げつき、黒い炭のような汚れとしてこびりつきます。
この焦げつきは、臭いの原因になるだけではなく、雑菌などが繁殖する原因にもなるので放っておくのは不衛生。食べ物を扱う家電なだけにキレイにしたいですね。
長い時間かけてできた焦げつきは簡単には落ちなくなるので、こまめに掃除することが大切ですよ。
オーブントースターの掃除に使う道具は?
- 洗剤
- 『キュキュット』などの食器用中性洗剤
- 『ジフ』などのクレンザー
- 『オキシクリーン』『ワイドハイター』などの粉末酸素系漂白剤
- こすったり、染み込ませてつけ置きするアイテム
- スポンジ or 歯ブラシ or いらない布
- キッチンペーパー
- いらないプラスチック製のカード
オーブントースターの掃除に特別な道具は必要ありません。
ただ、焦げつきがひどい場合はクレンザーや中性洗剤、オキシクリーンが効果的なので、用意しておけると安心です。
オーブントースターの掃除の方法|受け皿など各部品
まずは日頃からできる簡単な掃除方法からご紹介します。オーブントースターは「取り外せるものはすべて取り外し、部品と本体に分ける」ことからはじめます。
部品の外し方がわからないときは取扱説明書を確認しましょう。
取り外した部品とトースターの内部の掃除はわけて考えて、それぞれ順番にすすめるとスムーズですよ。
オーブントースターの部品の汚れは油と焦げがほとんどです。特に受け皿や網など汚れがこびりつきやすいので念入りに洗いましょう。
焼き網と受け皿、パンくずトレイを外す
焼き網や受け皿など外せるものはすべて取り外し、シンクに出して並べる。
食器用中性洗剤で焦げをこすり洗いする
『キュキュット』などの食器用中性洗剤とスポンジを使って、部品類を食器と同じように洗う。
頑固な汚れにはクレンザー
頑固な焦げがついていれば、『ジフ』などのクレンザーをスポンジにつけてこすり洗いする。傷つける恐れがあるので力の入れすぎに注意。
水で洗い流す
洗剤やクレンザーを流水ですすいだあと、乾いたふきんで水気を拭き取り、乾燥させれば完了。
オーブントースターの掃除の方法|本体
トースター内部についた油汚れや焦げつきは食器用中性洗剤で掃除します。
内部を布巾でこすり洗いする
布巾に洗剤を2〜3滴含ませて、内部のヒーターに触れないように気をつけながら汚れを拭く。細かい場所には歯ブラシを使って汚れを落とす。
内部を水拭き→乾拭きする
洗剤や水滴を残さないためにも、水拭き、乾拭きで仕上げる。
外側の汚れを拭き取る
外側についているホコリを拭き取ったら完了。
オーブントースターの汚れは温かいうちが落としやすいのですが、使用後すぐにさわると火傷の危険があります。手で触れるくらいに冷めてから掃除するようにしてくださいね。
この方法でも落とせない汚れがある場合は、次に紹介する方法を試してみてください。
オーブントースターの掃除|オキシクリーンの使い方
なかなか落ちない汚れはオキシクリーンなどをキッチンペーパーに染み込ませ、汚れがひどい部分につけおきすると効果的です。
粉末タイプの酸素系漂白剤は「弱アルカリ性」の性質があるので、酸性の油汚れを落とすのに有効なんですよ。
まずはプラスチックカードなどで焦げをこそぎ落とす
いらなくなったプラスチックカードで汚れをガリガリ削る。ムリに削ると傷つくので注意。こうすることで洗剤が浸透しやすくなる。
洗剤をかける
汚れが気になる部分に『ワイドハイター』と食器用洗剤を1:1の割合でかけ、水をたらす。扉1面の掃除で、洗剤をそれぞれ15gずつかけるくらいが目安。
キッチンペーパーをかぶせて放置する
キッチンペーパーをかぶせてパックし、10分ほど放置する。
スポンジで汚れをこする
時間がたったらキッチンペーパーを剥がし、スポンジで汚れをこする。洗剤が浸透しているので、焦げがスルッと落とせる。
仕上げに水拭き
漂白剤や洗剤を使っているので、仕上げの水拭きはていねいに。何度か拭き取って、洗剤分が残らないようにすれば完了。
これで買ったときのキレイな状態に戻ります。
オーブントースターの掃除|重曹やセスキ炭酸ソーダの使い方
オーブントースターにできる油汚れや焦げは酸性の性質を持っているので、アルカリ性の性質をもつ自然由来のお掃除アイテム「重曹」や「セスキ炭酸ソーダ」でキレイにすることもできます。
重曹やセスキ炭酸ソーダを水に溶かし、それを汚れに吹きつけたあとに拭き取るだけと簡単です。
重曹大さじ1杯を水500mlと混ぜるか、セスキ炭酸ソーダ小さじ1杯を水500mlと混ぜるかすればお手製の洗剤の出来上がり。スプレーボトルに入れて汚れに吹きつけて使いましょう。
ただし、オーブントースターに使われていることの多いアルミ素材は、重曹やセスキ炭酸ソーダと反応して変色することがあるので注意が必要。吹きかけた重曹水やセスキ炭酸ソーダ水の拭き残しがないようにしてください。
アルミホイルで作る受け皿が便利!オーブントースターの掃除が楽になる
オーブントースターを使うたびに部品を外して掃除するのは大変ですよね。毎回受け皿を外して洗うのも手間がかかります。
でも、汚れがひどくなってから掃除したのではキレイにするのも大変…。
そこでおすすめなのが、あらかじめオーブントースターの受け皿にアルミホイルを敷いておく予防方法です。一番汚れる受け皿の掃除が、定期的にホイルを交換するだけですみます。
次のような商品も販売されているので、うまく道具を活用して汚れにくい工夫をしましょう。
『オーブントースターマット』(三菱アルミニウム)
オーブントースターを掃除した後はアルミホイルで汚れを予防しよう
オーブントースターはキレイに使いたいもの。汚れたら都度掃除するのが理想ですが、毎回そうもいきませんね。
掃除した後はまず、汚れを少し放置しても大丈夫なように、受け皿にアルミホイルを敷いて予防に努めましょう。網の汚れだけ受け皿に落とすようにするだけでも掃除の手間は省けますよ。
毎日使うものだからこそ、掃除の手間を省く工夫をするだけで、「掃除しなきゃ」という気持ちも軽くなるはずです。自分のスタイルでオーブントースターをキレイにする方法を始めてみてくださいね。