寒い冬に活躍するガスファンヒーター(ガスストーブ)。冷え込んだ朝でもすぐに温かい風が出てくるので重宝しますね。
ただ、使い込んでいるうちに気になってくるのが汚れ。出てくる風も弱くなったような気がしませんか?
ここではガスファンヒーターの掃除方法をご紹介します。
ガスファンヒーターも掃除が必要?
ガスファンヒーターはガスを燃やし、温められた空気をファンを使って部屋に送り出す仕組みの暖房器具です。
部屋の空気を吸い込んで温めているため吸気口などにホコリがたまりやすく、それが使っているうちにどんどん蓄積されてファンの働きを鈍くしていきます。
急にエラーを起こして止まると寒い思いをすることになので、定期的な掃除でそのピンチを防ぎましょう。ここで紹介する方法を参考に汚れを取り除いてトラブル予防をしてくださいね。
ガスファンヒーターの掃除に必要なものは?
- 必須
- 掃除機
- 雑巾
- あると便利
- 隙間用のノズル
- 歯ブラシ
ガスファンヒーターにたまる汚れは「ホコリ」や「手垢」がほとんど。こびりついて取れない…なんてことほぼなく、簡単にキレイにできますよ。
基本は掃除機と雑巾があればキレイにできますが、付け替えのノズルや歯ブラシも簡単に用意しておくと便利です。
ガスファンヒーターの掃除の仕方!
ガスファンヒーターの掃除はとっても簡単です。基本は「本体裏側のホコリ取り→全体の拭き掃除」と進めればキレイになりますよ。
ガス栓を締め、電源を切る
安全のためガス栓は必ず締め、コンセントも抜いておく。冷えていることをよく確認する。
フィルターを外す
裏面吸気口にあるフィルターをそっと外す。外し方がわからなければ説明書を確認。
掃除機でホコリを取る
フィルターの両面、吸気口のホコリ、表の排気口のホコリを順に吸い取る。細かい部分は歯ブラシを使うと取りやすい。
拭き掃除
外側にたまった汚れやホコリを雑巾で丁寧に乾拭きする。
元に戻す
外していたフィルターを戻し、ガス栓を開けたら完了。
使っている機種にもよりますが、「外せる部分は外して掃除機をかける」というのが基本的な考え方です。汚れがスッキリ落ちれば暖房の稼働効率がよくなりますよ。
ガスファンヒーターは中まで掃除できる?
掃除をしていると、内部にホコリがいっぱい詰まっているのを見つけてしまうことも。何とかして取れないかな…と考えてしまいますが、分解して掃除するのはやめましょう。
ガスを使っているヒーターなので、ちょっと傷ができただけでもガス漏れの原因になることがあります。
ガスファンヒーターの掃除は、掃除機のノズルや歯ブラシで届く範囲のホコリを取れれば十分です。エラーが出ていない限りは、中が少々汚れていても問題ないので無理にゴミを取り除くのは避けてくださいね。
覚えておきたい
ガスファンヒーターを掃除しても調子が悪い…
ガスファンヒーターを掃除してもエラー表示が改善されないときは、故障かもしれません。
原因もわからないまま家庭で無理に修理すると、ガス漏れやさらなる故障の原因になります。家庭では掃除以上の手入れはできないと考え、購入した家電量販店やメーカーに問い合わせて修理を頼んでくださいね。
ガスファンヒーターの修理は保証期間内であれば無償でおこなってくれるところも多くあります。まずは取扱説明書などを開いて期間内かどうか調べてみましょう。
ガスファンヒーターの掃除は「長期の収納」の前にも必要!
ガスファンヒーターはふだん掃除する分には掃除機でホコリが取れれば十分ですが、シーズンが終わって長期間収納する前にはもうひと手間かけてあげると、再び取り出したときに不具合が起きるのを防げます。
用意するのは基本の掃除と一緒で掃除機と雑巾があればOK。
ガスの元栓を閉じる
ガスの元栓を閉じ、冷めていることを確認して電源を切る。
ガスのホースを外す
ガスを送り込むホースをねじって外す。
ホースの接続口のホコリをとる
ホースが取り付けられていた場所のホコリを掃除機で取り除く。
ホースのホコリを軽く落とす
傷んでいないか確認しながら雑巾で乾拭きする。
あとは購入時の箱に入れ、ホースはとぐろ状に巻いて押し入れなど日光が当たらない場所に収納しましょう。接続口の汚れまでキレイに落としておけば来年も安心して使えますよ。
ガスファンヒーターはこまめな掃除で長持ちする
ガスファンヒーターは汚れてきても掃除がむずかしそうで後回しにしがち。
でも、汚れはほとんどがホコリなので、外から掃除機で吸い取るだけで大丈夫です。お部屋掃除のついでにホコリをとっておけばいつもキレイな状態をキープできますよ。
こまめな掃除を心がけると温かくくつろぎやすいおうちになりますね。