濡れたままだと不衛生な歯ブラシ。珪藻土の歯ブラシスタンドならカラッと乾いていつでも衛生的ですよね。
しかし、長く使っていると珪藻土の歯ブラシスタンドにもカビが生えることがあるんですよ。
今回は珪藻土の歯ブラシスタンドにカビが生えたときの対処法を詳しく説明します。
珪藻土の歯ブラシスタンドにカビが生えるのはなぜ?
珪藻土の表面はいつもサラサラで乾燥しているので、湿気を好むカビが繁殖できるとは思えませんよね。しかし、珪藻土の歯ブラシスタンドはカビが生えることがあります。
珪藻土は周囲の湿度が高いと水分を溜め込んだ状態になります。歯ブラシスタンドには、歯ブラシを伝って水に混じった歯磨き粉や食べカス、歯垢などがくっついているので、それをエサにしてカビが繁殖するんです。
きちんと手入れしていればカビが生えることはすくないですが、手入れを怠ると珪藻土でもカビが生えてしまうんです。
珪藻土の歯ブラシスタンドに生えたカビを取る方法は?
珪藻土の歯ブラシスタンドのカビを落とす方法としては、「カビキラーなどの塩素系漂白剤で落とす」と「紙やすりで削り取る」の2つがあります。
塩素系漂白剤ならカビにかけるだけでキレイになります。また、珪藻土は柔らかい石のような素材なので、紙やすりで削って落とすこともできるんですね。
ただ、珪藻土の歯ブラシスタンドのメーカーによって手入れ方法が違うので、どちらのほうほうが適切かあらかじめ取扱説明書や手入れ方法をチェックしておきましょう。
珪藻土の歯ブラシスタンドのカビをカビキラーで落とす
珪藻土の歯ブラシスタンドのカビを『カビキラー』や『カビハイター』などの塩素系漂白剤で落とします。液体タイプでも泡タイプでもどちらでも構いません。
カビに漂白剤をつける
カビが生えた部分に漂白剤をつける。少し広めに塗るとよい。
1分放置したら流水で洗い流す
1分以上放置すると珪藻土が変色したり割れたりする可能性があるので注意。流水を当てて穴に入った漂白剤を押し流すイメージで。
陰干しで完全に乾燥させる
水ですすいだ珪藻土は水をたっぷり吸い込んでいるのでしっかりと乾かすこと。珪藻土は陰干しが基本。
塩素系漂白剤を使った場合に商品によっては色落ちする可能性もあります。色落ちが心配なら、見えにくい場所につけて変化がないかを確認してからチャレンジしてください。
珪藻土の歯ブラシスタンドのカビを紙やすりで削り取る
珪藻土の歯ブラシスタンドにできたカビだけを削り落とす方法です。
紙やすりを用意する
ちょっとしたカビなら目の細かい紙やすり(300~400番くらい)を使う。
カビ部分をなでるように削る
カビ部分をなでるように削る。汚れ具合に合わせて力加減を調整する。
水拭きして削りカスを取る
削りカスを払い落とし水拭きして細かいのを取れば完了。
目の細かい紙やすりで削ってもなかなかカビが取れないときは、300番より番号が小さい「目の荒い紙やすり」を使ってみてください。深く削ることでキレイになりますよ。荒い紙やすりを使ってカビが落ちたら、目の細かいヤスリで手触りを整えるのを忘れずに。
削りカスがたくさん出てくるので、汚れてもいい場所で作業してくださいね。
珪藻土の歯ブラシスタンドにカビが生えるのを防ぐには?
珪藻土の歯ブラシスタンドにカビができても、落とすことができるので心配する必要はありません。しかし、口に入れる歯ブラシを収納するものなので気持ちいいものではありませんよね。
そこで普段から次のようなポイントを心がけてカビが生えるのを予防しましょう。
陰干しする
ときどき風通しのよい場所に置いて乾燥させましょう。たまった湿気を飛ばすことでカビが生えにくくなります。
水拭きする
使っているうちに汚れがたまってくるので、定期的に水拭きして汚れを落としましょう。
汚したときは水で流す
汚れが酷いときは流水を当てて穴に入った汚れを押し出しましょう。しっかり乾かしてから使えば吸湿性も復活します。
紙やすりをかける
カビが生えていなくても、汚れが目立ってきたり吸水性が落ちてきたりしたときは、紙やすりで軽く表面を削りましょう。
珪藻土の歯ブラシスタンドは定期的な手入れでカビから守る
汚れないようにと買った珪藻土の歯ブラシスタンドにカビが生えてしまったら驚きますよね。しかし、いくら珪藻土とはいっても手入れ次第ではカビが生えるのはありえることです。
カビが生えたときは塩素系漂白剤か紙やすりでしっかり除去してくださいね。そうすれば問題なく使い続けられますよ。
そして普段からカビが生えないように気をつけて使って、歯ブラシスタンドをつねに清潔に保ちましょう。