さまざまな掃除に使える重曹で、お部屋の加湿器もキレイにできないかな?と考える人は多いと思います。重曹には菌のはたらきをしずめる効果があるので、加湿器につくピンク色のイヤな汚れに効きますよ。
ここでは重曹を使った加湿器の掃除方法をご紹介します。
重曹は加湿器の掃除に使える?
重曹は加湿器にできる汚れの中でも「雑菌の退治」に効果があります。菌の働きをしずめる「静菌効果」があり、加湿器に広がるピンク色のヌルヌル汚れに働いてくれます。
重曹は自然由来の成分で、安全な素材です。部屋の環境を整える加湿器との相性もばっちり。
ただし、作用がおだやかなので効果を高める工夫が必要です。何をすればいいか次から具体的に見ていきましょう。
加湿器の掃除は重曹以外に何が必要?
- 必須
- 重曹
- 清潔な布巾
- 耐熱容器か大きめの鍋
掃除方法はシンプル。重曹を水に溶かし、そこに加湿器の汚れたパーツを「つけ置き」します。パーツを沈めるほどの重曹水が必要なので、大きめの鍋や耐熱容器を用意しましょう。
最後に清潔な雑巾で拭き掃除。新品のものだと、加湿器に汚れが残らずキレイになりますよ。
重曹を使った加湿器の掃除方法
重曹は水に溶かしてから一度沸騰させると成分が変化し、洗浄力が高まります。
基本的には、「重曹水を一度沸騰させたものでつけ置き」で大丈夫。こすったりする必要もなくヌルヌルがスッキリ落とせますよ。
重曹水を沸騰させる
水1リットルに対し重曹50グラムほどを混ぜ、沸騰させる。レンジで温めると簡単。
冷ます
触れるくらいの温度になるまで重曹水を冷ます。
汚れている部品を外す
加湿器のフィルターやトレイなど汚れが目立つ部品を外す。
重曹水でつけ置きする
シンクなどに重曹水をため、外した部品をつけこむ。
30分ほど放置する
しばらく放置する。こうすることで汚れに重曹水がなじむ。
取り付け
最後によくすすいだら、布巾で拭いて元に戻せば完了。
これでピンク色の汚れはなくなってツルツルに戻りますよ。
重曹だけでは加湿器の汚れ全部は落とせない!?
「重曹」は加湿器についた雑菌のはたらきを静めるのに効果がありますが、加湿器の汚れすべてを取り除けるわけではありません。
加湿器には「水垢」という白く固まった汚れがよくできます。水垢は重曹では落とせないので、目立ってきたら別の対処が必要です。
使うのは「クエン酸」。クエン酸を水に溶かした液に3時間ほどつけこむと、ふやけてスッキリ取り除けますよ。
加湿器の重曹掃除でお部屋の空気をキレイに
風邪の流行するシーズンは、家族の健康を守るためにも湿度の調節がとても大切。その調節に使う加湿器はできるだけキレイなまま使っていたいですね。
つけっぱなしになっているおうちも多いですが、加湿器は水を使う以上どうしても不衛生になりがちです。雑菌の繁殖した水をお部屋に広げないためにも、月に1回くらい重曹を使って念入りに除菌してあげましょう。