布団を手入れせずに使っていると、だんだんと臭いが気になってきますね。消臭剤だけだとうまく臭いが消えない…ということもあると思います。
せっかくのお休みの時間をもっと快適にするため、原因と対策を覚えておきたいところ。
そこで今回は、布団の臭いの取り方をくわしくご紹介します。
布団が臭い!原因は?
布団が臭くなるのは眠っている間に染み込んだ汗や皮脂が原因です。
お風呂で体を洗ってから布団に入るのに汚れるの?とイメージしにくいかもしれませんが、長い間使っている布団だと肌からでた汚れがいっぱいついています。これらが時間がたって臭いを発する成分に変化するのです。
さらに、臭いの原因汚れはほかのトラブルを引き起こすことも。汗を吸った布団は湿ってだんだんと重く冷たくなって寝心地が悪いだけでなく、皮脂汚れともあいまってカビやダニの繁殖を促してしまいます。
布団を干しても臭いのはどうして?
布団が臭いから天日にしてみたところ…それでも何か臭う・・・なんてことはありませんか?もし日光が良くあたっても何か臭うときは、布団の繊維が太陽光によって分解された「お日様のにおい」かもしれません。人によってはお日様のにおいが苦手な方もいるかもしれないので、その場合は布団を日陰で干すようにしましょう。
布団の臭いを消す方法|洗濯 or 干す
布団の臭いを根本から取り除くのは原因となる湿気や皮脂汚れを取り除くことが大事。ダニやカビの繁殖も抑えられて一石二鳥ですよ。
布団カバーを洗う
シーツなどの布団カバーには寝ている間についた皮脂が残っています。日光に当てることである程度の臭いを軽減できますが、毎日使うものなので週に1回ほど洗うのがおすすめ。
カバーは普段着と同じように洗濯機の通常コースで洗うだけで大丈夫。1枚予備を用意しておくと気になったときにすぐ交換できますね。
干して湿気を取る
布団にたまった湿気を取るなら、干して日光と風に当てるのが一番。片面につき1〜2時間を目安に、両面しっかり乾燥させればOKです。
花粉の時期など外におくのに抵抗がある場合は、窓際でイスなどに掛けておくだけでも大丈夫。これなら取り込み不要でらくらく湿気取りができますね。掛け布団だけでなく敷布団やマットレスも同じように乾かしましょう。
布団の臭いを消す方法|普段からできる臭いの予防策は?
ふだんから臭いを溜め込まないように対策しましょう。
「臭いの原因をためない」ことを意識すれば自然と臭いに困らされることはなくなりますよ。
通気性をよくする
特に湿りやすい裏面にまで風を通すと湿気が飛んで臭いの発生を防げます。休日にイスに掛けるなど、こまめに日の当たる場所に干せば、おひさまのいい匂いになりますよ。
忙しいときは掛け布団をめくるだけでも効果があります。湿気がたまらないよう、できることから試してみてくださいね。
消臭剤を使う
皮脂の臭いが気になってきたら、衣類用の消臭スプレーを使うのも効果的。スプレーがまんべんなくかかるように多めに吹きつけて乾かしましょう。
ただし、あくまで上から香りをかぶせてごまかしているだけなので、臭いがぶり返すことがあり、干したり洗濯したりするのと組み合わせて使うといいですよ。
カバーなどのこまめな交換
汗や皮脂を毎晩吸い取るカバーやシーツはこまめに交換するのがおすすめ。カバー類は簡単に洗濯できるので大きな手間にもなりません。
目安は週に1回ほどですが、汗をいっぱいかく夏は回数を多めに洗うなど調整してみてくださいね。
布団の臭いを消す方法|洗濯が可能な布団であれば洗ってしまおう
紹介した方法を試しても布団の臭いがどうしても取れないことがあります。その場合は、布団の奥にまで汚れが染み込んでいるかもしれません。
布団自体についた汚れは、洗濯して落とすのが一番。洗濯機や乾燥機が使えるか洗濯表示を確認してみましょう。どちらも使えるようなら、近くのコインランドリーを活用すると便利です。
コインランドリーなら洗濯から乾燥までいっきにできます。時間的には2時間ほど、金額も1,000円程度なので一度チャレンジしてみてくださいね。
布団の臭い対策で眠りがもっと快適に
毎日の疲れを癒やしてくれる布団。汚れるようなイメージがないものですが、洋服と同じように汗や皮脂でだんだんと黄ばんだり、臭いが出てきたりします。
裏をかえすと、原因となる汗と皮脂汚れが取れればほとんどの臭いは解消できます。
毎日徐々に汚れていくので、臭う前のこまめなケアが大切。「晴れた日は干す」「カバーをこまめに交換する」を習慣づけるだけでも眠りはもっと快適になりますよ。