掃除の頻度って決めていますか?「汚れたら都度」と考えていると家中が散らかり放題…なんて経験は誰にもありますね。
「こまめに掃除しよう」と意識しても、できるだけ手間は省きたいので、一体どれくらいのペースで掃除したらよいのかは気になるところですね。
そこで今回は掃除頻度の簡単な考え方をご紹介します。
掃除の頻度はどう決めるの?
掃除の頻度にこれといった決まりはありません。というのも、「家の広さ」「使う頻度」「家族の人数」などによって汚れ具合はちがってくるからです。
掃除の頻度は他人と違ってもかまいません。自分たちの暮らしにあわせて調節することが大切ですよ。
では、自分たちの暮らしにあわせて調節していくとしても、とっかかりがないとむずかしいと思います。
ここでは「ちょこっと掃除」と「念入り掃除」にわけて、暮らしにあった掃除頻度を考える方法を提案します。
おうちのあちこちを頻繁に掃除するのはむずかしいですが、作業を細かくわけて2段構えで考えるとラクになりますよ。
掃除の頻度の決め方は?掃除機は週に何回?
まずは「ちょこっと掃除」と「念入り掃除」がどんなものか具体的に説明します。
ふだんは最低限の掃除に絞り、あとでまとめて念入り掃除で対応すれば、最小限のパワーで無理なくおうちをキレイに保てます。
ちょこっと掃除
ちょこっと掃除は1〜3日に1回、こまめに行う掃除のこと。メインはホコリ取りなど手軽にできる作業です。
「汚れやすい場所に絞る」「手が届く範囲をキレイに」「1分でできる掃除にする」などの基準をつくって、部屋ごとにどこを掃除するか決めましょう。
ムリな掃除範囲にすると長続きしないので、できるだけシンプルな基準にするのがポイントです。
掃除機をかけるのも、できればちょこっと掃除に入れられるといいですね。週に1〜3回をさっとかけておくと、ほこりがたまらずにすみます。
念入り掃除
念入り掃除は1〜2週間に1回行う本格掃除のこと。ちょこっと掃除にくわえて、拭き掃除やカビ落としなど、すこし手間がかかる汚れ落としが加わります。
「高い場所の掃除」「カビ汚れの漂白」など、毎日では手がまわらない掃除を組み込みましょう。
週末にまとまった時間を確保して掃除すると、おうちを清潔な状態でキープできます。
リビング・ダイニングの掃除の頻度は?
リビングは家族みんなが頻繁に過ごす場所なので、とても汚れやすく掃除も欠かせません。ただ、あれもこれも掃除するわけにはいかないので、「ちょこっと掃除」と「念入り掃除」にわけて考えましょう。
【ちょこっと掃除】1〜2日に1回
食べこぼしの散らかるテーブルはできるだけこまめに片付け、水拭きしましょう。布巾を濡らすのが面倒なら、除菌タイプのウェットティッシュを使うのがおすすめ。
フローリングに積もるホコリは1〜2日ほどで取り除きましょう。『クイックルワイパー』などのペーパーモップを使うと10分もかからずにスイスイできますよ。
【念入り掃除】1〜2週間に1回
1週間もたつと棚などのホコリも気になりはじめます。ハンディモップを使って払い落としてからフローリングの掃除をしましょう。
フローリングのベタつきが気になる場合は、ペーパーモップをウェットシートに付け替えていつも通りに掃除しましょう。
キッチンの掃除の頻度は?
キッチンは「コンロ周り」「シンク周り」の2ヶ所に汚れが集中します。雑菌が繁殖しやすいシンク周りはこまめに掃除し、コンロ周りは週に1回ほどでも十分ですよ。
【ちょこっと掃除】1〜2日に1回
食材の汚れや生ゴミなどが集まるシンクはこまめな掃除が不可欠。排水口や三角コーナーにたまるゴミは早めに処分し、軽くスポンジでこすり洗いして仕上げれば5分ほどで終わります。放っておくとイヤな臭いが出てくるので注意しましょう。
【念入り掃除】1〜2週間に1回
週末になったらコンロ周りの掃除を進めましょう。『キッチンマジックリン』などの専用の洗剤を用意しておくとあっという間にピカピカに戻せますよ。
余裕があれば冷蔵庫や電子レンジ、炊飯器などのキッチン家電も掃除してみましょう。
トイレの掃除の頻度は?
トイレは便器周りが一番汚れるのでこまめに掃除しましょう。それ以外はすぐには汚れてこないので後回しでも大丈夫ですよ。
【ちょこっと掃除】1〜2日に1回
こまめな掃除では、『トイレクイックル』などのトイレクリーナーなどを使って便座や便器まわりをササッと5分ほどで拭き掃除すれば十分です。
「毎朝出かける前にやる」などと時間帯で決めておくと取り掛かりやすいですね。
【念入り掃除】1〜2週間に1回
壁や床、ウォシュレットなどの掃除は1〜2週に1回程度でOK。手洗い機、ドアノブ、ペーパーホルダーなどもついでにキレイにしましょう。
忘れがちなタオル類の交換も一緒にやっておくといいですね。
お風呂の掃除の頻度は?
お風呂は湿気がたまってカビなどの汚れができやすい場所。水が残る浴槽や排水口周りをこまめに掃除し、ほかを週末に回しましょう。
【ちょこっと掃除】1〜2日に1回
浴槽や髪の毛のたまる排水口はできるだけこまめに、毎日掃除するとイヤな汚れに変わりません。
浴槽は普段使いのスプレー洗剤を使ってこすり洗いし、排水口もゴミをとってスポンジでこすれば大丈夫ですよ。
【念入り掃除】1〜2週間に1回
お風呂の念入り掃除では、ふだんはしなかった床や椅子などの小物の掃除が中心です。
そのほか、ドアのゴムパッキンなどにカビ汚れができていないかチェックして、もし黒ずみがあるなら『カビキラー』などの塩素系漂白剤で漂白しましょう。
掃除の頻度を保つコツはある?
一つひとつの掃除は簡単でも、いろんな場所の掃除が重なると負担に感じますね。
習慣化するためのコツは「ながら掃除」にあります。生活のなかでちょっとした掃除を組み込むと、キレイなおうちを保ちやすくなります。
たとえば、「歯磨きしながらシンクの掃除」「テレビを見ながらカーペットにコロコロをかける」「お風呂ではトリートメントの待ち時間に小物類の掃除をする」など。
ちょっとしたスキマ時間をみつけて掃除するだけで、おうちがキレイに保てますよ。
ワンポイント!
掃除の頻度をあげるには、収納にも工夫を!
掃除の頻度をあげてキレイなおうちを保つためには、掃除しやすい環境をととのえるのも大切です。
一番取り組みやすいのは「床にものを置かない」こと。散らかりがちな子供のおもちゃや雑誌などは棚に定位置をつくって収納しましょう。これだけでお部屋が片付いて見える上、思い立ったときに掃除に取り掛かりやすくなります。
思い切ってロボット掃除機などを取り入れるのも日々の掃除をラクにするコツです。掃除機が動きやすいように意識的に床置きがなくなりますよ。
掃除の頻度を決めておこう
ここで紹介した掃除の頻度はあくまでも目安です。子供がいたり、共働きだったりといろんなおうちがあるので、掃除の頻度もそれぞれ。各家庭のライフスタイルにあった掃除の頻度を探してみてくださいね。
家族で生活していると、意識のズレからどうしても意見が合わない場面がでてくるもの。お互いにとって気持ちよく過ごせるように、どれくらいがベストなのか一度話し合ってみてください。