食器洗い用のスポンジが汚れてきたら、除菌したほうがよいのか?と迷いますね。
食器用のスポンジは雑菌が繁殖しやすいので正しいケアをしてあげないと、食器を洗ったのにかえって雑菌まみれになんてことにもなりかねません。
そこで今回は、食器洗い用のスポンジを除菌する方法を詳しく説明します。
スポンジを除菌する必要があるのはどうして?
台所で使っているスポンジは、1日に何回も洗剤をつけて使っているので、いつでもキレイに保ててるように感じますよね。
しかし実際は、スポンジの中はおうちのなかでも特に雑菌が繁殖しやすい環境なんです。
雑菌は、高温多湿でエサになるゴミがたくさんある場所で活発に繁殖します。食器を洗ったあとのスポンジは高温多湿で、しかも食べカスなどが入り込んでいて雑菌のエサも豊富。時間が経つにつれてどんどん雑菌が繁殖する環境になっています。
洗剤をつけているとはいえ食器を洗っているときは水で薄められて泡立った状態なので、除菌するまでの効果はもっていないため、どうしても雑菌が繁殖してしまいます。
だからこそ定期的に除菌をしてスポンジを清潔に保つ必要があるんですね。
スポンジを除菌する方法は?洗剤や漂白剤が使える?
スポンジを除菌する方法はいくつかありますが、ここでは代表的な方法を3つ紹介します。
食器用洗剤を使って除菌
食器用洗剤のなかでも「除菌ができる」と記載があるものを用意してください。除菌ができる洗剤を現役のままつけて放置するだけと簡単です。
スポンジを水で洗いだあと、水気を絞って乾燥させます。そこに食器用洗剤を原液で規定量をつけ、揉み込んでまんべんなく浸透させます。あとは次に使うときまで置いておけば除菌効果を発揮します。
熱湯を使って除菌
スポンジの雑菌は熱湯でも除菌できます。
スポンジを耐熱の容器に入れて、沸騰させたお湯をまんべんなくかけます。スポンジ全体を1分以上は熱湯につけておきましょう。時間が経ったら、冷たい水にさらして冷ましてください。冷ましたあとは水気を切ればOKです。
熱湯につけたまま放置していると温度が下がって、雑菌が繁殖しやすい温度になってしまうので注意してください。また、熱湯消毒がよいといってもスポンジを直接煮沸するのはNGです。温度が高すぎてスポンジの劣化を早めてしまいます。
キッチン用の塩素系漂白剤を使って除菌
『キッチンハイター』などの台所用塩素系漂白剤を使って除菌することもできます。
洗面器などの容器に水をはり、塩素系漂白剤を規定量溶かします。そこにスポンジをいれて数分放置しましょう。時間が経ったら水でよくすすいでから乾燥させれば除菌完了です。
塩素系漂白剤は強い洗剤なので、長時間放置しているとスポンジの劣化を早めてしまいます。つけおきしているときは放置しないようにしてくださいね。
スポンジの劣化を早める除菌方法!電子レンジはNG?
直接煮沸したり、塩素系漂白剤につけすぎたりするとスポンジの劣化を早めるといいましたが、ほかにもスポンジを劣化させてしまう除菌方法があります。ほかの道具には使える除菌方法もスポンジには向かないことがあるので注意しましょう。
電子レンジで除菌
電子レンジで除菌する方法もありますが、スポンジでは耐熱温度を超えてしまいます。変形することもあるのでおすすめできません。また、スポンジに金属素材が使われていると発火する危険もあります。
天日干し
直射日光には除菌作用がありますが、スポンジそのものを劣化させる力もあります。天日干しなら乾きもよくなると感じますが、スポンジの劣化を早めるだけなのでやめましょう。
干すときは直射日光の当たらない風通しのよい場所を選んでください。
スポンジの雑菌を繁殖させないためには?買い換えたほうがいい?
スポンジが汚れてきたら除菌する必要はありますが、普段から雑菌を繁殖させないように気をつけることも大切です。
スポンジを使ったあとは、水で洗いで汚れと洗剤を洗い流しましょう。そして、水気を切って、風通しのよい場所において乾燥させれば雑菌は繁殖しづらくなりますよ。汚れたり濡れたりしたまま放置しないことを心がけてください。これだけでも除菌する手間を減らすことができます。
またスポンジは消耗品なので、除菌して使い続けるよりは思い切って買い換える方法もあります。使い続けていれば劣化するので、1ヶ月くらいを目安に買い換えたほうが衛生的です。
除菌したキレイなスポンジで衛生的な食器洗いをしよう
キレイなように見えて実はとても汚れているのが、食器用のスポンジです。使い続けていれば汚れるので、定期的に除菌をしてあげましょう。
除菌するのはむずかしくないので、定期的に実践してみてください。
もし劣化してきたり汚れが目立ったりしてきたら除菌して使い続けるよりも買い換えることをおすすめします。スポンジはいくつかストックしておいて、いつでも取り替えられるようにしておくと安心です。