おうちにあるクエン酸が余っていませんか?実はそのクエン酸を使っておうちの気になる臭いが消せるんです。
ここではクエン酸を使った消臭の仕方やどんな臭いを消せるかをまとめてご紹介します。使いみちがぐっと広がって、クエン酸での家事がもっと楽しめますよ。
もくじ
クエン酸が消臭に使えるの?匂いはきつくない?
クエン酸が消臭に使える理由は、「酸性」の性質をもっていることと深い関係があります。
酸性の性質をもつものは、正反対のアルカリ性の性質をもつものと混ざると中和して打ち消すはたらきがあるので、アルカリ性の性質をもつ臭いを消すことができます。
おうちのなかで発生する臭いにもアルカリ性の性質をもつものがあるので、そうした気になる臭いに効果を発揮してくれますよ。
クエン酸は「酸性」なので少し酸っぱい匂いがしますが、ほとんど無臭なので消臭剤としても優れものです。
クエン酸ではどこの消臭ができる?尿臭も取れる?
クエン酸で消臭できるのはトイレのツンとした臭いです。
トイレの臭いの原因であるアンモニアはアルカリ性の性質をもっているので、クエン酸で尿臭を中和できます。
クエン酸は素材を選ばず使えるので、トイレ内以外でもペットがフローリングにおしっこをした場合や、子供が布団におねしょをした場合の臭いをとるときにも使えます。
次に紹介するやり方を参考にチャレンジしてみてくださいね。
クエン酸を使った消臭の仕方は?
クエン酸を消臭に使うときは「クエン酸スプレー」を用意するのがおすすめ。スプレーにしておけば、市販の消臭剤のように気になったときにすぐに使えます。
作り方はシンプルで、水200mlに対してクエン酸小さじ1を目安に混ぜるだけ。これだけで消臭スプレーのできあがりです。
トイレに使うなら、便器のフチ裏や床、壁など尿が飛んで汚れていそうな場所を中心に軽く吹きつけていけばOK。多めにつけてトイレットペーパーで拭き取れば洗剤としても活用できますよ。
クエン酸を使った消臭はほかの場所にも!
クエン酸は雑菌の働きを抑える「静菌作用」という働きも持っているので、ゴミ箱や三角コーナーなど雑菌が繁殖したことでおこる悪臭をおさえる効果もあります。
やり方は、大さじ1杯くらいの粉末をゴミにかけるだけ。スプレーを用意する必要もないのでこれなら取り入れやすいですね。
ただ、クエン酸には除菌するほどの力はないので、雑菌が繁殖しすぎた状態では消臭することはできなくなります。あくまでも「生ゴミ臭の悪化を防ぐ」くらいに考えて、予防のためにもこまめにふりかけるといいですよ。
クエン酸で消臭できない臭いはどうする?
クエン酸では、同じ酸性の性質をもつ「汗や皮脂などの臭い」を消すことはできません。そこで、クエン酸では対処できない臭いには、「重曹」を活用しましょう。
重曹はクエン酸と反対にアルカリ性の性質があるので「汗や皮脂などの酸性の臭い」を消すことができます。
クエン酸と同じように「水200mlに重曹小さじ2杯」をとかした重曹水をスプレーボトルに入れて使います。
臭いの気になる衣類やソファ、カーペットなどに吹きつけましょう。重曹もクエン酸も、自然由来の身体にやさしい素材なので、肌にふれても問題がなく、安心して使えますよ。
クエン酸で消臭しておうちをもっと快適に
掃除に使って余っていたクエン酸の使いみちに悩んでいるママもいたかもしれませんが、意外と活用の幅は広く、消臭剤としても活用できます。
クエン酸ならエコな上、完全に無添加の消臭剤なので安心して使えますね。しかも、アロマオイルなどを混ぜれば芳香剤の効果ももつので、自分好みの香りをそえることができますよ。
気になる臭いがあれば、一度クエン酸を使った消臭を試してみてください。