寒い時期から少しずつ暖かい季節に変わって、使っていた羽毛布団をしまう時期がやってきました。しかし、意外と知らないのが、その収納法。来シーズンにいざ使おうとしたときにつぶれていたら悲しいですよね。
羽毛布団はきちんと使えば何年も活躍してくれるので、正しい収納方法を知っておきたいですね。
羽毛布団を収納するときの問題は?
布団をしまうときに困る問題が「かさばる」こと。小さくたたもうとすると厚みが出るし、かといって大きめのまま収納するとなると何枚も重ねることになるのでぺちゃんこになることも…。
なるべく少ない収納スペースで、布団の質を保ちながら収納する方法を考える必要がありますね。
羽毛布団を収納する方法は?
布団をふかふかに質を保ちながら収納するコツは、「羽毛布団用収納ケース」を使うのがおすすめです。固い布地でできたケースに入れれば羽毛を守りながら、ある程度コンパクトにすることができます。
ケースに入っているので縦横と向きを変えて収納したり、重ねたりすることもできるので、小さなスペースにも置けます。
また、不織布(ふしょくふ)という通気性のいい素材でできているこものが多いのでカビの生える心配もありませんよ。
来シーズンまで使わないものや来客用などで頻繁に使わないものは棚の上段に、使う頻度が多いものは中段にしまうと使いやすいですよ。
羽毛布団は収納する前に一手間加えて衛生的に
ついつい収納する部分にだけ目がいってしまいますが、事前にひと手間くわえてキレイにしておくことで気持ちよく使えるようになります。
まずは「天気のいい日に陰干しする」ことです。羽根に含まれた湿気を逃がして新鮮な空気を含ませます。方法は、風通しのいい場所で陰干ししておくだけ。そのときに布団を叩くのは生地を傷める可能性があるのでやめましょう。
余裕があれば「クリーニング」に出すのもいいですよ。羽毛がホコリや皮脂を吸ってしまって収納している間に虫の被害にあうことも考えられます。自分で手洗いすると羽毛をダメにしてしまう可能性もあるので、専門のクリーニング店に頼むがおすすめです。
羽毛布団を収納するときに注意すべき点は?
収納するときに注意したいのが「圧縮袋を使わない」ことです。
「羽毛布団はかさばるから圧縮したい」と考えていた人もいるかもしれません。たしかに羽毛布団は圧縮できたら楽なのですが、圧縮をかけたときに中身の羽が折れたり、もとのふかふかの状態にもだらなかったりする可能性があるんです。
せっかく収納しておいたのに、取り出したらぺちゃんこになってしまっていたら残念ですよね。押し入れやクローゼットなどの収納スペースとの兼ね合いもあるので、圧縮袋を使うかどうかを検討してください。
羽毛布団をキレイに収納して来季も気持ちよく
羽毛布団は使わない期間は、場所ばかり取ってしまうのでできるだけコンパクトにおさめたいものです。ただ、圧縮袋を使うと素材を傷めてしまう可能性もあるので、専用の収納ケースを使った方法を検討してくださいね。
どうしても収まらないときには圧縮袋を使うか、布団類の使用頻度を見直して不要なものは処分するのも一つの方法です。
きちんと収納してふかふかの羽毛布団を何シーズンも楽しんでください。少し手間ですが、先を見据えた収納ができるといいですね。