冬がすぎ去り、日に日に暖かくなると、布団の収納の季節ですね。そのまま収納するとかさばるので、「布団圧縮袋」を使用するという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、布団圧縮袋の選び方を、使い方や収納の仕方とあわせてご紹介します。
そもそも布団圧縮袋を使うメリットは?
布団圧縮袋は、布団を長期的に収納するのに向いた収納グッズです。そのまま収納するとスペースを取ってしまう布団を、少ないスペースで効率的にしまえますね。
ほかにも、圧縮袋を使用すると、真空パックのように布団を保管できるため、酸化防止やダニの繁殖予防にもつながるといわれています。
布団圧縮袋を選ぶポイントは?注意点はある?
圧縮袋は、布団が入るサイズであれば基本的には何でもかまいません。最近では「掛け布団用」「敷き布団用」など、さまざまな種類や大きさのものが販売されているので、収納したい布団にあわせて選ぶようにしてください。
ただし、羽毛布団だけは圧縮袋を使わないほうが安心。というのも、圧縮すると羽がつぶれてフカフカに戻らないことがあるからです。どうしても使いたいなら、「羽毛布団用」の圧縮袋を選んであげましょう。
おすすめの布団圧縮袋は?
布団の圧縮袋は数多く出回っています。ここでは、特徴の違う商品をいくつかご紹介します。
『逆止弁付 布団圧縮袋』(昭光プラスティック製品)
よく見る形の布団用圧縮袋。ダブルチャックでの密閉とノズルでの吸引で布団を圧縮してくれます。繰り返し使えるのでとても便利です。
『圧縮袋 Ag抗菌 ふとん圧縮パック』(東和産業)
フィルムの内側に抗菌成分の「銀」が練り込まれた圧縮袋。菌の繁殖を防いでくれますよ。
『圧縮袋+収納ケース 圧縮Plus(プラス) ふとん一式用』(ワイズコーポレーション)
圧縮袋と収納用のケースがセットになった商品です。冬用の布団類をまとめて圧縮・収納すればこれで終わり。ダウン80%以上の羽毛製品にも使えます。
『Q-PON! 電動吸引ポンプ+ふとん圧縮袋2P』(オリエント)
掃除機がない人、壊れるか心配で掃除機を使いたくない人にはこれがおすすめ。コンパクトサイズの電動吸引ポンプがついた圧縮袋です。
『防ダニ 毛布 ・ タオルケット 圧縮袋 2枚入』(レック)
シングルサイズの毛布を2枚ほど入れられる圧縮袋です。カラーファスナーなので、とじたら色が変わり、密閉されたかどうかすぐにわかります。防ダニ効果もうれしいですね。
布団圧縮袋の正しい使い方は?
圧縮袋の使い方はとてもシンプルです。「圧縮袋」「布団」「掃除機」を準備して、次の手順の通りにすすめるだけです。
布団をたたんで大きさをそろえる
1枚の圧縮袋に布団を何枚も入れる場合は、大きさをそろえておく。
圧縮袋に入れる
布団の端を片方ずつ圧縮袋に入れる。無理に入れると袋が破けるので注意。
チャックを閉める
しっかり密閉されるように、チャックの内側をタオルで拭いてホコリを取り除くのがポイント。
掃除機で空気を抜く
空気が抜けないからといって、吸いすぎると掃除機が壊れるので注意。
ついつい、ガチガチに圧縮したくなりますが、圧縮袋の強度を保つためには、元の大きさの1/3程度を目安に圧縮するのが安心です。
また、圧縮袋が破けるのを防ぐために、収納場所の周囲に尖っているものがないかどうかもチェックしておきましょう。
覚えておきたい!
布団圧縮袋はしまうときも取り出すときも干すのが大事
布団を収納する前に必要なのが、ダニやカビへの対策。吸収した汗や皮脂をもとにダニやカビが発生してしまいます。
収納の前に湿度が低く、天気の良い日に両面で合計5時間ほどを目安に天日干しして乾燥させましょう。そのあとは熱を冷ましてから袋に入れます。
さらに圧縮袋のなかに『脱酸素剤』(東和産業)を入れると抜け切らなかった空気を吸収し、ダニやカビの繁殖もおさえてくれます。
圧縮袋から出したあとも同じように天日干しします。3〜4時間ほどしっかり天日干しをすることで、ふわふわの布団に戻りますよ。
掃除機をかければ、残っているダニの死骸を吸い取ることができ万全です。
布団圧縮袋でスッキリな押入れを目指そう
かさばる布団は「布団圧縮袋」を使うことで、コンパクトに収納できます。布団だけでいっぱいになっていた押し入れも半分以下のスペースでおさまりますよ。
ほかのモノも収納できるようになって、おうち全体がスッキリしてきそうですね。