空間が限られていて、収納のむずかしいマンション。いつも雑然とモノが散らかっているのを見て「どうにかしたいな…」と悩んでいるママも多いですよね。
ここでは収納スペースの限られたマンションの空間を有効活用する方法をご紹介します。
マンションの収納の考え方は?
マンションは収納スペースが少ないので、収納量を増やすために「収納棚を買って…」と思ってしまいがちですね。
しかし、それは最終手段で、まずは「今の収納がうまく使えているのか」を見直すのが大切です。
次に、デッドスペースを活用して、最後に「収納力を増やすアイテム」の購入を検討します。
「① 収納の見直し」「② デッドスペースの活用」「③ 収納場所を増やす」の3ステップで考えると収納がスッキリする上に、余計な買い物も減りますよ。
どんなことに気をつけるのか次から具体的にご紹介します。
① マンションの収納を見直す
最初に取り組んでほしいのが、今ある収納スペースがきちんと使われているか確認することです。
たとえば、底の深い引き出しの底の部分しかうまく使えていなかったり、棚の高さをうまく使い切れていなかったりしませんか?これらは収納棚やコの字ラックを使えばまだまだ収納の余地があります。
また、収納するモノ自体も不要なものがないのか確認してみてください。使わないものを保管しているなら、この際まとめて処分しましょう。
この「収納の見直し」の作業をするだけで、モノが減り、新たな収納スペースが見つかって今よりも快適になりますよ。
② マンションの収納をデッドスペースの活用で増やす
散らかっているアイテムを整頓して必要な収納量を把握したら、使えていなかったデッドスペースを活用して収納をつくりましょう。壁や空中スペースは意外と使えていないことが多いのでうまく使いたいですね。
すぐにできる100均グッズを使ったデッドスペース活用術をご紹介します。
収納ボックス
100均グッズですぐに思いつく収納アイテムといえば収納ボックスですね。さまざまな大きさがあるので、細かいモノをしまうのにぴったり。
積み重ねても収納できるので、高さのある引き出しなどに使うといいですよ。クローゼットや押し入れの天袋など手の届きにくい場所にもおすすめです。
つっぱり棒
狭い空間に収納ラックをつくれる便利なアイテムが「つっぱり棒」です。2本のつっぱり棒を水平に渡すだけで、即席の棚板がつくれます。
また、フックを使って吊るす収納にも活用できますよ。下駄箱や洗面所、トイレなどの狭い場所に使うのがおすすめです。
ワイヤーネット
活用しにくい壁面を収納に変えてくれるのが、ワイヤーネットです。フックで壁に固定すれば簡単に収納場所を増やせます。
S字フックなどをかければキッチンでツールを並べたり、玄関の鍵や身支度用品置き場に使ったりできます。
コの字ラック・棚板ラック
収納棚の空間を最大限に活用するために欠かせないのが、コの字ラック・棚板ラックです。棚に置くと上下2段に使えて、ムダなスペースがなくなります。
③ マンションの収納量を増やす便利グッズを探す
収納スペースを見直し、物を整理したものの、どうしても収納が足りないときには収納アイテムを使いましょう。
工夫のこらされた商品で、今までの生活空間をじゃますることなく、収納を増やせますよ。
『ランドリーラック』(平安伸銅工業)
洗濯機の上の空間全体を収納に使えるのがランドリーラックです。洗濯用品はもちろん、お風呂上がりで使うタオルの収納場所にもピッタリ。このランドリーラックは上部にハンガーをかけられるバーがついているので、ちょっとだけ干したいときにもいいですね。
『キャスター付押入れ収納ラック』(山善)
奥行きが広くてうまく活用するのがむずかしい押入れに使えるラックです。キャスター付きなので出し入れが簡単にできるのが嬉しいポイント。重いものも大きいものも安心して収納できます。
『ハンガーラック シングルプロ』(ドウシシャ)
クローゼットが小さくて収納スペースが足りないときには使えるラック。スチール製のハンガーラックはシンプルな構造ながら丈夫で、洋服をいっぱい吊るしても大丈夫。家族みんなで使うコート掛けとして活用してもいいですね。
マンションの収納を整えて、毎日をもっと快適に
マンション暮らしはあらかじめ収納スペースが決まっているので、モノが増えてくるとどうしてもしまいきれませんね。
普段からのこまめな整理を習慣化して、不要なものをためこまないようにしましょう。特に子供のモノはサイズが合わなくなったり、壊れたりと寿命が短いので、「迷ったら捨てる!」くらいに考えておくと収納が足りなくなることもありません。
収納を整えてスッキリしたお部屋になると毎日の生活がもっと快適になりますよ。